
カワサキ・ZXR400は、1989年から市販されたカワサキのオートバイ。
カワサキの400ccのレーサーレプリカである。 ZX-4からレプリカ路線に特化した物がZXR400である。
ZXR400RはノーマルでFCRやフルアジャスタブルの足回り、ハイカム等といった贅沢な装備が奢られていた。
インターネット上でよく見かけるのはRVF400 VS ZXR400R等といった議論である。
↑ホンダファンには申し訳ありませんが論議するまでもありません。
クラス最強論に参加出来るほどの動力性能は持つが、反面耐久性は悪く、 寿命を削ってまでも性能を出すスペック主義時代の設計である。
よって近年では程度のいい車体を入手するのは難しい。
なおZXR400は海外向けにフルパワーの車両が存在し、これは後期型で65ps/13000rpm・3.6kg-m/12000rpmを発揮する。 外見上の特徴として、リアシート後方にグラブバーが装着されている。
Wikipediaより
この史上最強のレーサーレプリカ「カワサキZXR400R」の主管だった人がKさん うっデッサンに名前が・・
このZXR250・400・750の主管なんですが・・本当はコンセプトがレーサーレプリカでは無かったようですね。
俗に言うグランドツーリングタイプの企画だったそうです。
でもレーサーレプリカを作りたいと願う社員さんは沢山居たそうです。
主管になっていたKさんは上にはツーリングバイクを作ると言って実際はバリバリのレーサーレプリカを内緒で作って発表したのが本当らしい・・
俗に言う首覚悟と言う奴ですね。
本人は一度辞表を出しているのですが社内からKさんをクビにするな運動が起きたそうです。
そしてカワサキを辞める寸前に作ったのがZXR400R!!
当時の事を昔聞いた文章・・うる覚え・・
'91 ZXR400R
僕が川崎重工で最後に作った市販オートバイです。
レーサーレプリカ最後発ということもあり、僕も周りも「最強の400を作る」という気迫がありました。
デュアルヘッドライトも、単なる「丸2灯」ではおもしろくないので異形ランプにしました。
開発中は「女王様とお呼びヘッドライト」というあだ名で呼んでいました。
川重にはシャシー全体を浸すことのできるアルマイト処理の施設がなく、せっかくのアルミツインチューブ・フレームにシルバー塗装をするしかない、という情けない状態だったので、逆に「未練タラタラとシルバーになんか塗ってたまるか」と思い、真っ黒にしてやりました。
当時のレーサーレプリカはいろんなストライプが入ってカラフルで、「これじゃ形なんかどうでも同じじゃないか。」という不満を持っていたので、単色でしかもメタリックにするという、レーサーレプリカにあるまじきカラーをイメージスケッチの段階から押し通してやりました。
「メタリックの単色は、ツアラーの色。」と頭の固いおじさんたちは反発していましたが聞く耳持ちませんでした。
2枚のイメージイラストは、スケッチを描きながら形考えている時になんとなく横でらくがきしていたものに後から色を付けたもので、実物の絵の大きさも10cm角くらいしかありません。
でもこのらくがきが基になって「これでいいや。」と決めたので、本当のイメージスケッチはこちらかもしれません。
↑これはみんカラには画像が複数載せられないからまたの機会に♪
このオートバイの量産体制が整うまでやった後、販売を待たずして退社しました。
しばらくして鈴鹿のSP400のレースで、他社メーカーがほんの数台、残りは全部ZXRというスターティング・グリッドを見て、「うん。めっちゃ予定通り。」とニヤニヤ笑っていました。
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日本が世界に誇れるデザイナー | 日記
Posted at
2009/11/11 03:54:56