2016年06月26日
黒船襲来
昨夜は先週全てのコーナーが切り遅れになっているロードスターの練習だな~と、いつもの様に林道に向かった。
10月11日に岡山国際を走る予定なのでそれまでに変な癖を直し昨年のタイムを安全に超える為にも練習あるのみ
現地にはスイフト・スイフト・FT86・MR-S・ロードスターと若手?が練習していた。
良い傾向だ
しばらくすると見慣れないテールの車がやってきた。
爺の僕には今時の車のテールは解らない。自虐
レクサスで働く某君が「あれはBMWですね」
ここに現れるBMWと言えばたまに現れる大阪のマイスターカップチャンピオンの某氏のM3位
この時期は忙しいだろうしお忍びで遊びに来るだろうか?
しかしこのBMWはこのコースのUターン場所を知っているようだし初めてでは無さそうだな~と思ってみていたら突然フル加速し始めた。
速い
見た感じBNR32のタービン交換位の加速をする。
何往復かした後何気に駐車に止まり僕の方にやってきた。
「僕ですよ。解りますか? 高専86です」
ええええええええええええええ
高専の学生でここに通っていた子は三人居た。
高専のレーサーと言われたT君のインテグラR
高専の仲良しコンビワゴンR(後にS14)とAE86のコンビ
高専86君はお父さんが車マニアで某レース屋さんが作ったお父さんのトレノでここに来ていた。
もう11年も前の話だ。
AE86はクラッシュして右足回りとフレームを大破して用心で救急車を呼んで救急車が来るまで僕のベンツワゴンで寝て休ませた事なんてあった。
お父さんが僕の二つ上で林道にコーヒーを山ほど持ってきて「皆さんには色々息子がお世話になっています」と座談会をした事がある。
そんなフレンドりーでマニア高専86君のお父さんは懲りずにカローラセダンを買ってきてAE86のパーツを全て移植して復活を企むようなオジサンだった。
そんなオジサンの同級生か何かが「打倒カローラセダン」で310サニーを用意したり幾つになっても車好きは車好きだよな・・みないな話もあった。(笑)
そんなカローラセダンも右前がまだノーマルだからゆっくり走れというお父さんの言葉もむなしく再びクラッシュ
再びお父さんが山ほどコーヒーを買ってきて「皆さんには色々息子がお世話になっています」と座談会Ⅱへ
激怒したお父さんが「もう息子には車は貸さない」というオチに
その後お父さんの運転でAE86はたまにやって来る感じで高専86君は無事に就職してランサーエボリューション10で社会人として現れたのが数年前
そんな彼がエボ10をお父さんあげて買ったのがコレ
BMW M4 クーペ
四ケタ万円の新車
○○(某大企業)儲かっているな・・
田舎の三十歳サラリーマンでなかなか買えないよね
丁度慣らし運転が終わったばかりと言う事で試乗会(笑)
以前乗せてもらったM3の時にも感じたがデュアルクラッチ式ってリアの安心感が全然違うね
オマケに凄く良く曲がる
乗っていてもなかなか車のキャラクターが解らないと言うか速さの基準が解んないなと思ったタイミングでBNR32のタービン交換がやってきた。
ガスケットとタービン交換だけの450馬力にフル軽量ロールゲージの車
これは面白い対決になるな
二つのコーナーと短いストレートでテクニカルなギャラリーコーナーで見てみましたが
加速コーナーリングスピード共に互角
複合コーナーで後半がタイトになる所でBMWは
ボォォォォォォォォォォォンと不思議な音を出して何事も無くアテーサーETS全開コーナーリングについて行く
最初何なのか解んなかったが調べてみるとコレらしい
アクティブ M ディファレンシャル
滑りやすい路面での走行時あるいは高速コーナーの出口で加速する時など、左右の駆動輪の間で少しでもトルクの差が生じると、アクティブ M ディファレンシャルはいち早くロッキング動作を行い、トルクの差を解消します。
凄いな
FRでもこんな真似が出来るんだ・・・
正に黒船
余談だがエボ10より燃費が良いらしい
400馬力オーバーの3000ccツインターボがリッター12らしい
追記
で・・問題のロードスターは切り遅れのミスが減りましたね
と言う事で新たな課題
ライトウエイトローパワーの車で走る時ストレートは仕方がないとしても高速で無いコーナーはライトウエイトならではの裏ワザなんてモノがある
その一つは織戸シフト
これは勝手に僕が言っているだけでそんな技は存在しない
レーサーの織戸 学さんがギヤ比の合わないコーナーに対して時々やるテクニックの一つ
(因みに真似をした訳でなくたまたま同じ技を使っていたので織戸シフトと呼んでいる。僕の場合「スクランブルダッシュ!!」と叫んでいるのは秘密)
例えば複合で昇りコーナーの時まぁ~馬力がソコソコあるクラスなら二速にシフトダウンするコースの時
馬力がそれなりにあるクラスなら二速でも100k以上の加速が可能だがライトウエイトの場合二速で殆どの場合100k以下の加速しかギヤ比的に出来ない。
後半昇る訳だから二速で無いと辛い
しかし前半が二速100k以下では遅いと感じる事はよくある。
ブレーキポイントを二つに分けると言っても二回目のブレーキは本来無駄な事
織戸 学さんはそんな時三速で進入して昇りで馬力が欲しい時に二速にシフトダウンする
これが織戸シフト
本来のセオリーならブレーキをしてシフトダウンしてコーナーに入るがブレーキをしてそのままコーナーに入り「ココだ」と言う時にシフトダウンする技
DR30に乗っている時は二速で120kまでカバーするギヤ比だったから普通に曲がれるがAE86の場合ギヤ比的に辛いので良く使っていた技
ライトウエイトローパワーと言っても80k位までの加速は大馬力と大差ない(適切なギヤでの加速なら)のでかなり有効に使える技
本人曰く
「コーナリング中にシフトダウンすると言う発想は僕にはありませんでした。勉強になります」
だそうだ。
来週出来るようになっていると良いな♪
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Posted at
2016/06/26 11:49:15
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