
××には昔非常に嫌われ者のおっさんが居ました。
元々K店長が通っていたタイヤ屋さんの常連
何でもジムカーナをやっていたらしい
口癖が××には二十年通っている・・
しかし僕(××暦十数年)もアレックス君(××暦十数年)も見た事無いんですよね・・そんな人・・
このおっさん口が達者で言う事は雑誌の受け売りばかりオマケに一度捕まると二時間は一方的に喋る・・
オマケに聞いた相手は翌週には弟子扱い
走れる車が無いという理由で赤いヴィヴィオRX-R(吸排気系・足回りの改造車・ロールバー入り)でやって来るので仲間内では嫌われ者アカビ・・と言われていました。
走るとセンターライン割りはするは遅いは・・
そしてお決まりの言い訳
やれタイヤが・・
やれサスが・・
エンジンの調子が・・
正直ウンザリしていました。
何にも言えなくしてやれば良いんだよね・・
そんなタイミングで義理叔母から三速ATのミニカを無料でもらえる話に
Minica H31A
3G83 SOHC
660cc
40ps
3AT
135SR12
早速嫁さんのAE86にレカロSP-Gをつけて余っていたレカロのA8を付け運転する環境だけ整備!!
これなら誰が考えてもヴィヴィオRX-Rより遅いし良いかな?
と思い××にミニカを持っていってコソっと練習してみました。
××は高速コーナーが多く比較的良く曲がるミニカの135/12では直ぐにリアが出る
コレではクリッピングが長いコーナーがとても危険
リアのトラクションを稼ぐ為羽なんか付けたら如何にもだし・・バラスト変わりにゴルフバッグを2セット積みやっと良い感じに♪
少々重くてもバランスが良い方が結果的には良いですからね
と言う事で嫁さんの買い物車のミニカで××にしばらく行く事にしました。
しかし中々アカビには合えず・・
そんなある日××にAE111に乗る新人さんとその連れのM島君と言う子がアルトワークスでやってきました。
同じタイミングでアカビも・・
一度アルトワークスをミニカでなん往復か引っ張ってやりました。
と言うかブッチギリなんですけどね・・
アカビも軽自動車が何往復もしているし回りがあのミニカオートマのノーマルなのに速いと騒ぐので単にアルトワークスが遅いと思ったんでしょうね・・追いかけてきました。笑
下りのスタート地点1コーナーで引き離し橋ジャンプして左右の逆バンクでマージンを稼いだミニカ
真ん中のギャップのあるコーナーまでの下りストレートでヴィヴィオRX-RがDOHCスーパーチャージャーのパワーにモノを言わせて張り付く
内心「馬鹿め」と思いつつ真ん中の駐車場のギャップでヴィヴィオがブレーキ
ミニカはまだアクセル全開
ギャップでジャンプでも全開
着地でも全開
コーナー寸前、僕自身これ以上は絶対無理と言うタイミングでレイトブレーキでコーナーに侵入
ハンドルを左切ると同時に加重の抜けたリアがテールスライド・・そのままアクセル全開
俗に言うブレーキングドリフトですね
このコーナーだけで五台以上ブッチぎり♪
目の前のコーナーリングスピードの違いから一気にペースの落ちたアカビ・・笑
何も言わずに駐車場に入ると案の定
「今日はタイヤが・・」
と言い訳が始まるアカビ
そこで
「家のミニカ新車から変えてない135の80扁平!!」
と言ってやると一生懸命ミニカのタイヤ調べていました。
そして新人M島には「頼むから来て間もない新人のお前がやっつけたら何も言わなくなるからギャフンと言わせてくれ」と頼み二人でコソ連を・・
しかし何度M島がアカビに挑戦してもなんだかんだ言って一緒に走ることはありませんでした・・
その年の十二月山は完全に雪
一番標高の高い所は落ちたら死ぬよチャンピオンコースと中級者用の放牧場の道がありますがやはり中級者用の道はとても人気。
落ちたら死ぬよコースにデビューしたミニカはフロント新品ブリザックリア何年物か解らないブリザックの組み合わせで4WDにも付いて行ける完全なドリフトマシーンと化して無敵を誇りました。
軽く小さい車は良いですね。
凍って止まれなくても今まで培った業の全部を出せば何とかクリア出来ますね。
通常ブレーキ
左足ブレーキ
サイドブレーキ
ハンドリングの修正舵によるフロントに抵抗を与えてリアを出すブレーキ
左足ブレーキと右足アクセル
インテRだろうがスカイラインだろうがエボだろうがミニカの軽さから来るスピードにはついて来れない
コンディションが悪くなれば悪くなるほど速い
コーナー進入前に常に横を向きアクセル全開で笑いが出るほど雪山では速いですねミニカ・・
落ちたら死ぬのに良く出来ると言う人が居ますが落ちなきゃ良い訳で・・
正直雪山ではマキシマムアタックですね
良い汗がかけます♪
気分は富田牧夫(トミーマキネンのつもり)
そんなある日の深夜何人かの仲間と雪山に上がると・・
中級者用の放牧場の道でカウンターの当てそこないで丘に乗り上げひっくり返りそうなハンドル捌きでギャラリーに突っ込んで止まる銀色のヴィヴィオが・・
助けてあげようと駆け寄るドライバーはアカビ
なんと勝手に弟子にした車でこんな運転していたとは・・
助けようと思いましたが・・
軽蔑の眼差しを浴びせ・・
あきれて大輔達と引き返しました。
それ以来アカビを見たものは居ない。
その後××でミニカを追いかけてクラッシュした車は数知れず・・
(EG6・R32・ランエボets)
そんな訳で家のミニカはとある所ではミニカエボリューションと呼ばれている。
でも昨年買ったミシュランのスタッドレスは最悪だね・・雪山ポテンシャル落ちてます。泣
Posted at 2009/07/24 23:24:30 | |
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