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2013年11月26日 イイね!

遠心力をグリップに変える

フェラーリ・チーム、来季プルロット断念の報道

フェラーリ・チームのマシンは昨年からフロント・サスペンションにプルロット・システムを採用しているが、来季は再びプッシュロッド形式に戻るだろうと報じられている。

イタリアの『アウトスプリント』誌によれば、今季同チームが苦戦した背景にはこのサスペンションの関連もあると分析されていて、このためタイトル争いから脱落したとみているのだという。

今季の戦いについてエースのアロンソは、「われわれに必要なのは2位争いのマシンではなくチャンピオンシップ争いができるマシンなんだ」と、改善を求めている。


低重心を取るか?

上から押える力を取るか?

と言う事ですね

確かにプルロットにすれば重量物を下に置く事が出来る

このプルロットを最初に採用したのはレッドブル

しかしリアだけですよね

フロントは今まで通りプッシュロッド

フェラーリは冒険してフロントにもプルロットを採用してしまった

しかしフォーミュラーのフロントと言うモノはダウンフォースを非常に効かせにくい?と考えています

リアなら効かせた後乱気流が起きようがお構いなしですがフロントでそれは出来ないでしょう

それでも勝つ為に少しでもグリップが必要な訳ですからアームの取り付け部分にピロボールを使わずに板バネを使っている

解説では板バネの方がピロボールに比べてレスポンス(反応速度)が上がるから使っていると言うが僕的にはトラクションの為使っていると考える

一般的には車のサスペンションの可動部分にはブッシュが使われているが、このブッシュと言うモノの使い方によってはグリップが上がる

ゼロヨンなんかで使う裏ワザだがアーム固定のボルトを緩めてワザとアームが一番下になった時に固定ボルトを締めると言う技

本来ゼロGの時に締めるモノで狙いは元の位置にスムーズに戻って来てほしいと言う組み方

ならばタイヤを押し付ける所にスムーズに戻るように下で固定するのも考え的にはありである

F1がピロボールを使わずに板バネを使っているのも同じ理由でここに早く戻ってきてほしいと言う狙いがある

ブッシュからピロボールになって特性がブッシュに近い板バネに戻るってある意味古き良きモノの素晴らしさですよね

脱線しましたがプルロット・システムの場合プッシュロッド形式に比べ上から押し付ける能力が劣っていると言う事だと思う

つまりフェラーリは横Gに対して上からタイヤ押し付ける能力が他車に比べて劣っていると言う事

アロンソお疲れ

横Gなんてものは遠心力で生まれる

遠心力に打ち勝つには車を軽くするしかない

しかし軽くするとタイヤをグリップさせる加重が無くなる

コレを打ち消すためにエアロなんてモノがある

ウイングなり車体なりで疑似車重を作ってグリップさせるという考え方

昔のルマンを走っていた日産のCカーは車重一トンでダウンフォースで三トンと言われた。

F1クラスでだいたい一トン半位のダウンフォースがある

日産R35GTRが重さはデメリットにならないと言っていますがR35GTRの重量はF1位のタイヤを押しつぶす能力がある

でも重さは遠心力的には不利ですよね

日産のフロントマルチリンクって妙に縦長なんですよね

何故なのか?

レクサスLFAやF40のダブルウイッシュボーンってハッキリ言えばランチャストラトスの時代から変わっていない

上下Aアームの中に納まる長さで斜めについている

逆の言い方をすれば1970年代に最高の形のダブルウイッシュボーンは出来上がっていると言う事

エアロでもなんでも作ってみないと最高かどうかなんて解りませんからね

僕が考えるにダブルウイッシュボーンの最高の形はランチャストラトスだと・・

さて日産マルチリンクは何故縦長なのか?

狙いはショックアブソーバーを立てると言う事だと思う

WRCを走る車の多くがストラットを採用している。

関係者が口をそろえて「ストロークが取れるからストラットの方が有利」と言うが

しかしダブルウイッシュボーンは

サスペンションの剛性を確保する事が容易

マクファーソンストラット式との比較では、コーナリング中に曲げの力がスプリング / ダンパーユニットに加わらないため、サスペンションのストロークがスムーズ

タイヤが上下動する際にキャンバー角の変化を最小限に抑える事ができるため、接地面が維持され、タイヤと路面の間の摩擦力の変化が少ない

サスペンションの設計に制約が比較的少なく、上下のアーム長やアームの取り付け位置などを変えることによるジオメトリー設定の自由度が高く、操縦特性等を任意に変えることが出来る

別にストロークが極端に短くなる訳ではない

僕はショックが立てられない事が一番のネックだと思う

仮にサスペンションがストロークしてロアアームが水平になり一番グリップが必要な時に一番ロアアームに力を伝えられる角度は誰が考えても九十度即ち真上から押し付ける事が一番理にかなっている

日産のマルチリンク(またはダブルウイッシュボーン)はコレを狙っていると考えれる

1700kもある巨体が2Gに近いコーナーリングを可能する要因

つまり遠心力に対して重さを真下に伝える事でグリップを上げている
(理屈はダウンフォースがかかるのと同じ)


Posted at 2013/11/26 02:48:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「二回目のノーマルエキマニクラック。対策品は新品しか無いのかね?ヤフオクの方が安いが入りすぎ(((((((・・;)」
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