2013年04月23日
今日はちょっとクルマから外れたお話をさせてください
今日のこの気温と暖かな風。
ふっとあることを思いだし自然と涙が溢れて・・・
あの日からもうすぐ五年。
私の家では昔から犬一匹と猫二匹を飼っていました
私が生まれる前から家にいて、いつも家族の一員として楽しい時間を過ごしていました。
そのなかでも、私に一番なついていた猫、名前は 「ユキ」
チンチラともうひとつ何かの血が混ざった雑種の猫で、アメショーみたいな感じの可愛いやつでした。
小学生の時に、病院や事故で他に飼っていた犬と猫がいなくなってしまい、ユキ一匹となってしまいました。
二匹がいなくなった日にユキがいつもより大人しかったのは小学生だった自分でも今でも記憶に残っています。
その頃から一番私が面倒を見るようになり、ユキはとても私になついてくれていました。
部活が終わって帰ってみれば、窓際に居て自分の姿を見るといつも玄関で座って迎えてくれました。
扉を開ければ鳴いて迎え入れてくれてたね。。。
家の中でもいつも付いて回り、ご飯の時は膝の上にのこのこと座って来たり、勉強を夜中していたときは大人しく隣に座って丸くなってたり。
どんなときも一緒にいて遊んだり、寝たり、、、いつも楽しく幸せな時間を私はユキと過ごせていました。
ただ、ペットも限りある命あるもの。
私が中学生後半になる頃には年老いてオモチャにも反応しない年。
ある日、ユキは一つの病気にかかってしまいました。
簡単には言い表せないけれど、その時の医者が言うには猫のエイズ。
正直治る見込みもありませんとの事。
入院させようとも考えましたが、私は最後まで看病して側にいることに決めました。
その日から、最初は普通に歩けていたものの次第に歩けなくなり、ご飯も固形から缶詰、缶詰すらも食べられないくらいにまでなってしまいました。
正直見ているだけでも可哀想なくらい、、、
寝たきりのままで食事は置いただけでは取ってくれませんでしたが、名前を呼び掛けて撫でてやりながら缶詰のご飯を手に乗せて口元まで運んでやっと食べてくれました。
名前を呼び掛けると反応して私を見て歩みよろうとしてるのか起き上がろうとするだけで、コテッとすぐに倒れてしまう姿にいつも涙が溢れてくるばかり。
次第に目も見えなくなったようで、そのあとには多分耳も聞こえずらくなってたのでしょう、呼び掛けにいつも反応してくれなくなってきました。
日を重ねる毎に、病気に蝕まれていく姿に涙をこらえ、いつも側で看病し続けました。
いつかは年老いて別れが来るのも分かっていましたがその時が近づいているのが手に取るようにわかり、日に日に私も覚悟を決めていました。
命あるものいつかは天に旅立つ日がくるもの。。。
今日のような暖かな日に涼しげな風を受けて夕暮れに外の景色を見ていた私
その日にユキとの別れの時がやって来ました。
側に寄り添ってテレビを見ていた私
突然ユキが今まで病気になってから鳴いたこともあまりなかったのに、何ヵ月振りかに微かに「ニャン」と鳴き声を。。。
そして目も見えていないはずなのに必死に前足で足掻いて少しずつ私の方に近づいてきました。
その時に私はすべてを悟って、歩みより手のひらに顔を乗せてもう片方の手で体を撫でてあげました。
もう無理しなくていいよ。今まで本当に楽しかったから。
ありがとう。ユキ。
こう言ったのはいつまでも忘れません
安心してくれたのか、荒かった呼吸も静になり、すーっと体の力が抜けていったのが手に伝わりました
そしてし静かに息が止まり、痙攣が。。。
夜の9時49分に私の腕の中で静かに遠いところへ旅立ちました。
いつも側に寄り添ってくれて、楽しい時間を過ごせていたけどユキは幸せだったのかな、、、
姿は見えなくてもいつも側にいてね。。。
私は動かない体をさすりながらずっと涙を流していました。
静かに時が流れて日が昇ってからは、他の子達と同じお墓に火葬して入れてあげて。。。
その日から何かが欠けたようで、しばらく落ち込んでいましたがそれはたぶんユキも望んでないと思い、楽しかった思い出を忘れずに前を向くことにして過ごしました。
あの幸せな時間は決して戻ることはありませんが、他にはない楽しい時間を私はユキと過ごせてきたと思います。
皆さん、ペットは大事な家族の一員であるということを決して忘れないであげてください
一緒に過ごせる毎日がかけがえのないものであることを。。。
今日のこの夕時の空の景色と暖かさはあの時の別れと楽しい思い出を思い出さずにはいられませんでした。
いつまでもユキが元気で私の側にいてくれるといいなぁって思い空を見上げていると涙がどうしても止まらなかったです。
皆さんもペットという大事な家族の一員と幸せな時間を過ごしてかけがえのない思い出を作っていってあげてくださいね。
ふっと思い出して書いてしまった日記で文が小学生だなぁと思うところもあるかもですが、最後まで読んで頂けた方、本当にありがとうございました。
Posted at 2013/04/23 16:20:39 | |
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