
勝ち組の祭典GWも終わり
世間も一気に現実に戻りました
ただ私にも一日だけそのハレの
舞台に参加する権利が与えられました
5月4日土曜日、服部緑地公園野外音楽堂
10時過ぎにつくともうすでに行列。。。
思っていた以上の人。。。
休み中も仕事のことで追い込まれ
惰性で生きてるだけの人生で、
公園の中では楽しそうな人間ばかりで
楽しめるかなと不安だったり。
自分みたいなやつが行ってもいいのかな?
もうすでにレゲエバンドの演奏が始まっている中
前の方に席を取る、むしろ前のほうが空いていた(笑)
後ろの方はほぼ満席、芝生のほうはみんな宴会状態。
やっぱり大阪だな、けどこの歴史あるイベントが続いているのが
うれしくて、平均年齢は高いけど、若い子もたくさんいてまだまだ
日本の音楽捨てたもんじゃないな、わかってる、いい感じ。
花菱アチャコの孫、派手なジジィが出てきました(笑)俺もさっそく前の広場に。
ドラムはあのベーカー土居、ギターは増田俊郎、世間風刺のアチャコ音頭で踊る。
ベーカー土居が音頭のリズムを叩いている(驚)なんて贅沢な瞬間なんだろう。
バドワイザーのボディコン着て踊ってるオカマさん、おばあさん、おっさんもみんな
入り乱れて踊るこのカオスな空間、もう何でもありでっせ(笑)
きわわという若い(俺と同世代)のバンド、ギター&ヴォーカルはなんと後で知りましたが
友部正人の息子、ドラムは加川良の息子、その二人だけでもすごいのにペダルスティール
をロックに弾く若者に、ココナツバンクのコマコさんのような斬新さを感じました。
若いやつらでもいい音楽やってるやつはいっぱいいる。
そのペダルスティールの青年とドラマーが次のバンドでも演奏するそのセッション的な
空気もこの手のコンサートの魅力ですね。
そして出てきました加川良、泉谷の「春夏秋冬」をさらっと歌い、渡さん達との思い出を
歌った「下宿屋」ほんまシュっとした人、フォークの精神を貫き通している男なんですが
そういうところは微塵も見せないが、貫禄がある、そこでブラウン管の向こう側・・・?
まさか加川良がブルーハーツの「青空」を歌うなんて・・・近くにいた若い子が
「あのオッサンすげぇ」と言っていたのが微笑ましいです。時代を超えて伝わってます。
ぐぶつというバンド、トリプルギタ、ツインドラム、トリプルパーカッション、ベースという
どこぞのセッションバンドみたいな大所帯ですが、ここのギタリスト、萩原義郎に夢中になりました
見た目はおとなしそうなおじさんなんですが、赤のストラトを歪ませまくってひたすら弾きまくる、
何やこの人と思いながらも、後で調べたらサウストゥサウスのギタリストだったんですね。
次も偶然か鼻たかだかというバンド、5弦ベース?フュージョンの人かと思いながら見ていたら。
曲はストレートなロックなのに何これ、テクニカルかつファンクなベース、ずっとベースソロか?
度肝抜かれました、この方も調べてみたら、藤井裕、サウストゥサウスのベーシスト
清志朗のラフィタフィ他、日本のロック界を暴れまわっていたベーシストでした。
次は三宅伸二バンド、ドクトル梅津もいてました、こんなに小さいおっちゃんやったとは。
一曲目から会場を沸かせまくって、ゲストを紹介します、中村耕一!!・・・まさかJーWALKの?
最前列ってヴォーカルは実は全然聞こえないんですが、中村氏のヴォーカルはパワフルで
俺の耳にも飛び込んできました、「すみません、3年前逮捕されて迷惑をおかけしました、
もうやってませ~ん」とシャウト!この手の人を受け入れるコンサートもありだとは思います。
あの頃の面影はうっすら残るくらいでしたが、歌声だけはホンモノでした、響いたね。
出ました石田長生、緑のテレキャスター、ベースはナニワEXPの清水興、イカつくなったなぁ。
舞台へ大阪の観客の突っ込み(笑)石ヤンコール(笑)そんな中、西岡恭三さん「アフリカの月」
をさらっとカヴァー、「ねぇ神様」では石ヤンの前で俺も熱唱!このイベントはコール&レスポンスは
基本、俺も前で声だしまくり、ここなら恥ずかしがらずに歌えるもん!!
光弦のステージにも先ほどの萩原義郎が参加、思いっきり歪ませて弾きまくって帰っていきました。
ついに俺が一番見たかったセット、金子マリバンド、先月、京都磔磔のライブに行ってきましたが
そのライブは残念ながら森園勝敏が病気で参加できなかったということもあり、とても楽しみでした
モリさんは今日は珍しくムスタング、もう一人のギタリスト岩田浩史さんも病気と闘っている人で
杖をつきながらいすに腰掛けての演奏、この二人の迫力はただものではない・・・気迫が見える。
マリさんがタイマーズの「税」を歌う、会場も歌う、そこにでてきた怪しいオッサン(笑)北京一!!
コミカルな動きのパントマイムをロックのビートに乗せて盛り上げる!!
モリさんがワウのペダルを踏むだけで沸き、岩田さんがテレキャスターでブルージーなソロをキメる。
ウェストロードのドラマー、松本照夫さんも目立たないけどかっこええねぇ!!
マリさんがどうしても歌うもんと言ってきかなかった、その曲は、ジョニー吉長の「ありがとう」
亡くなってしまった元旦那の曲を会場みんなで熱唱。涙腺うるみかけましたね・・・・
ここで次のコンサートに行かなくてはならないので、春一番を後にする・・・
ほんとによかった、11時からほぼ立ちっぱなし、歌いっぱなしで18時まで。
けど全然疲れてなんかいないし、いっぱいのパワーをもらってきた。これでまた生きていける。
そして帰り道・・・ドラマーの上原ユカリさんと偶然いっしょになり、「ユカリさんですか?」と
勇気をだして声をかけてみる、「そうですよ、よくわかりましたね」ってとてもやさしい、
感じのいい方で駅まで音楽の話してくれました。高中とのライブや、銀次さんとの
話、ピットインでの幸宏氏とのツインドラム、達郎さんとのこと。現在の活動について
憧れのミュージシャンとお話できるこの感激。。。緊張して何を聞いたのか・・・忘れちゃった・・・
最後は駅で握手、ユカリさんのドラムが入った曲何曲聞いてきただろうか。もう興奮がとまらん。
心斎橋の駅で降りるときも、あいさつしてくださり。もううれしくてうれしくてね。
そしてこれから行く先は、この方も憧れのミュージシャン、村田和人さん。
レポは上げてませんが、村田さん(以下、先生)のライブは月イチくらいで参加してまして
お互い顔も名前も覚えていただき、いつもコアな音楽談義させていただいています。
いつもこの会場では先生のすぐ横の席、ギターのヘッドが当たるギリギリのところ
次の曲の譜面を準備したりするのが自分の仕事、いつも最年少、でも音楽よく知ってる若者
ってことで、村田さんのファンの方にも大事にしてもらってます、同世代はいないけど
ホッっとできる空間なんですよね、で村田先生、今日もカポタストを忘れてしまったので
自分のを貸して使ってもらってり、アットホームなライブ、でも歌は超マジ、というこの感じ。
途中MCでディスクシステム時代のゼルダの伝説の話になり地下迷宮にいる敵が倒せない
デグドガ、倒し方は2コンで叫べば倒せると・・・そう村田さんの師匠である、山○達○という
某ミュージシャンに伝えたと・・・夜な夜な達○さんが2コンに向かってあの声でシャウトして
困ると、奥様の竹○ま○あさんに相談された話とか(笑)息吹きかけるだけでいいのに(爆)
このライブも観客も歌いまくれるライブで気持ちがいいんですよ!!
村田さんのライブが終わったのは23時
ということはほぼ12時間立ちっぱなし、歌いっぱなしの爆音空間にいてたということか。
けど全然ハイなんですよ、音楽のパワーが充電されてしまったのかな。
明日からのつまらない現実にもうすぐ帰ってしまうんだけど。。。。
今日のこの経験は一生忘れません、生きててよかったなと・・・