
実は以前から気にしていたのですがうちの紫のマシン、公道のレギュレーションに違反しているのではないかという疑いがありました。

この画像の車両後端部、どう見てもはみ出ており、私の知識だと車体後端部より内側にウィング類は収まっていないといけないはず。
ネットで調べてもそうなっていて、何か例外的なものがあるのかもしれませんが、このままだと桜のエンブレムで超有名なチーム「POLICE」に見咎められて、プレミア価格のチケットを押し付けられかねないので強気に拒否できるよう一般的な条件に当てはまる対策をとる事にしました。
ウィングの取り付け位置を前に出せば解決するので前にオフセットするスペーサー的なモノかオフセットする形状のウィングステーそのものを製作すれば大丈夫でしょう。
ただ、この直線的なダブルウィングがそのまま前に来るとデザインが崩れそうなのと、せっかくなので違う形状のウィングをつけてみたいという欲望があったので長いGW中の課題としてチャレンジすることにしました。
とはいってもこのクルマにぴったりのGTウィングなど売っているはずもありません。汎用品を買うしかないのですがそこで問題が。
基本的に専用設計ではないGTウィング取り付けるためにはボディに新しく取り付け穴をあける必要があるのですが、このクルマはファイバーボディなので強度的にかなり無理がありそう。
純正?の穴位置だとこのように、
フレームまで伸びる補強がしっかり入っているのでこれを利用しない選択肢はありません。
ということはウィング側のステーとステーの間隔が純正と同じかそれに近いものでないといけません。
そうでなくても取り付けはできるでしょうがスマートな形にはならず、かつ強度的にも不安なのでここは譲れません。
まずは純正ウィングの間隔を計測し、約820ミリであることを確認し、条件に見合うものを探します。
いろいろと調べてはみたものの、間隔まで記載している社外品のウィングは少なく、そのうえ数値まで近しいのはさらに少ないのは当然のことでした。
形状等も加味して絞込まれたのは有名ブランドのこれ。
ORIGIN Labo製の汎用GTウィングです。間隔も約80センチといけそうでした。
ぶっちゃけ決め手は価格です。お金がないので塗装からステー作成、そして取付まで自分でやる事を考えると失敗する可能性も十分考慮せねばなりません。なのでまず、最初は失敗してもダメージが少ないモノを選びました。これでも十分ダメージは高いですが。
もう一つ、サード製の「GTウィング020」も候補にあり、これは各部を細かく変更できるオーダーメイド品で確実に取り付けられそうですが高額で、オリジンのやつが3個買えちゃいます。
性能的には間違いなさそうですので、いつか資金に余裕ができたら挑戦したいです。
購入したのは最大幅の1750ミリでシルバーカーボン仕様。
シルバーカーボン仕様は探した段階ではオリジンラボでしか選べず、折角なのでカーボンの目がよく見えるようにとチョイスしました。
あとは取り付け方法ですが、純正ステーだと後端部への飛び出しがギリギリあるかないかだったので、一目で基準内だと分かるようウィングステーそのものを自作する事しました。
純正品は20ミリ厚のアルミ製だったのでそれに倣って、モノタロウで20ミリのアルミの厚板を購入して切ったり削ったりして自作。そしてできたのがこちら。

ボール盤やマシニングセンタなどの工作機械なんて持っていない一般人なのでサンダー(ディスクグラインダー)でフリーハンド切削加工です。 そのため、粗がすぐ分かるので近づいて見てはいけません。
そしてウィングを取り付けた姿がこちら。
ウィング本体は缶スプレーでキャンディーパープルに塗った後、ウレタンクリアーで自家塗装。
翼端板は車体から20ミリ以内に一番近いところがないと駄目なのでそれに合わせて自作。
素人仕事なので色々と甘いところがありますがぱっと見はそれなりに見れるものができたので一応は完成。
一般道でのテスト走行は問題なかったのであとは高速域でどのような挙動になるかをチェックしたいと思います。
ですが、いかんせん現在の社会情勢だともう少しコロナ騒動が落ち着いてからにしようと考えていますがこれから梅雨入りや気温の上昇を考えると夏が終わってからになるかもしれません。
まあ、どこかで見かけたらそのときはどうぞ宜しくお願いします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
Posted at 2020/05/24 21:29:26 | |
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