
久しぶりにニスモフェスティバルに行ってきたら、なんかすげースカイラインのプラモデルが作りたくなったんで、年末から年明けにかけて大量にスカイラインの生産したのであった。

ちなみに、ニスフェスはmaxi氏・真夜中氏・アキラ先輩の4人だったんだけど、それまで唯一の良心で4人乗りのRX-8に乗ってたアキラ先輩が何を血迷ったか中古のボクスターなんか買っちゃったもんだから、全員乗れる車が無いという前代未聞の事態が発生。
まったくこの省エネの時代に2人しか乗れんエゴカーばっかり乗りやがって、もう少し地球の事を考えて、エルグランドとかヴェルファイヤとか買ったらどうですか!!(怒)

まあ、ニスフェスの写真は気が向いたらUPするとして、せっかく沢山スカイラインのプラモデル作ったから、タミヤの歴代GT-Rのキットレビューとかすることを思い立ったのであった。
基本的には作りやすさとか注意点的な初心者向けのレビューなので、そのつもりで。
その1 R35

かなり新しい物なので、精度も高く高品質なキット。今時のタミヤスタンダードな感じ。
ブレーキキャリパーとかリアコン色分け部がガンプラみたく色ごとに分割されてて親切で作りやすい。反面、エンジンルームのパーツはボディーと一体化されてたりしてちょっとマスキングや塗り分けが面倒。ランプのエクステンションも形状的にマスキング順とかに工夫が必要なのが難点。あと、値段もプレミアム路線に振った最近のタミヤスタンダードなのでちょっと高価め(4000円くらい)
その2 R34 V-specⅡ Nür

タミヤのGT-Rでは一番のおすすめキット。
タミヤの1/24シリーズのスタンダードが確立された頃の時期に作られたキットなので、非常に作りやすく、精度も高い。特に難しい所も無く、誰でもシャキッとしたR34が作れる名作。
無理に短所を上げるとすると、ミレミアムジェイドのレシピが、そのままだとちょっと青味が強すぎる気がする。ちょっと黄味に振ってやった方がそれっぽい。
その3 R33 V-spec

R34の一世代前なので、若干の発展途上感は残るものの良質なキット。
同世代の他社製も作ったことあったけど、実車のイメージを一番再現してたのはこのタミヤ製。
短所としては、付属のラジグリメッシュが粗め。リアウィングの相手パーツとのクリアランスがちょっとキツ目(幅調整が必要)。シートの色を説明書通り塗るとヘンな色になる(指示より暗めの色にした方が良)。
ちなみにTECH-0さんは、R33型のGT-Rのデザインが一番好きだ。
その4 R32
素性は良いものの、けっこう古いキット & 多分一番人気のあるGT-Rなので、成型数がハンパ無いのか型がけっこう痛んできてるから、細かい部分の補修が必要。
Aピラーが歴代GT-Rで一番細いので、保存状態によってはAピラーが曲がって屋根が傾いてる個体が時々ある。余談だけど、GT-RのAピラーって時代に逆行して、世代を追うごとにどんどん太くなってたりする。スポーツカーとしての気持ちよさ的な物より、ボディー剛性を優先してるところがGT-Rらしいよね。
タミヤのGT-Rでは唯一RB26DETTが再現されてる(他のはプロポーションモデルなのでエンジンは入ってない)反面、フードが別体なので合いは今一歩。エンジンに拘らないんだったら接着してしまうのも選択肢。 市販仕様は、何故かインタークーラーが再現されてなくてラジグリはメッシュのモールドが入った板で塞がってる。レースVr.のキットにはインタークーラーとかニスモ仕様のダクトとかも入ってたりするのでそっちをベースにするのもアリかも。
その5 KPGC10

世代的にはベスト押ししたR34の一個後くらいのキットなんだけど、何故か出来が微妙な不思議なキット。他メーカーと比べると、そんなに悪いというワケじゃないんだけど、フードとかフェンダーの意匠面にタミヤらしからぬヒケが出てたり、パーツも全体的にPLが大きかったり、今一シャキっとしてなかったりとタミヤらしくないという所。新人の設計者? 外部委託?などナゾの多いキット。
ただ、それでもちゃんと作ればカッコイイ ハコスカが出来ますよ。
おまけ Z32

世代的にはR32と同世代なんだけど、成型数が比較的少ないからか、R32より型の状態は良さそう。固有の問題としては、ムーンルーフまで一体の透明パーツになってるので、ウェルドラインが入ってる個体がそれなりにある(組んでしまえばそんなに気にならんけどね)
あと、純正ホイールのデザインがダサい(笑) まぁ、鋳物の純正ホイールのデザインがダサいのは今も一緒だけどね。
ちなみに写真の物は、ホイール変えたりランプのレンズカットを消したりしてます。
おまけ avex童夢NSX
小室哲也がブタ箱に入るなんて誰も想像してなかった1996年頃にスーパーGTの前身JGTCで走ってたNSX。前の年まではホンダがルマン用に作って失敗したNSX(プライベーターメインのGT2では優勝してたけどGT1ではさっぱりだった)がGT400クラスとか言われながら後ろの方走ってたんだけど、この年に童夢が魔改造して(フロアにハニカム貼った上からカーボン積層して半カーボンモノコックみたくしたり、空力もGTRとかスープラの数年先を行ってるようなムチャクチャっぷりだった)いきなり速くなって皆を驚かせたNSX。 TECH-0さんは基本的にGT-R派なんだけど、純粋な機械としてはかなりお気に入りの車だ。TECH-0さんの中ではTS020と同じようなポジションだな。
キットの方はもう絶版で店頭在庫のみなんだけど、このキットはちょっと前のタミヤのキットでたまに有る「説明書通りに作るととんでもない苦労をする」系のキットです。
見てのとおり蒼い車なんですが、説明書の指示では、ラゲージの一部とバンパーだけ青く塗って
「あとは全部白いボディーにデカール(シール)貼って青くしろ」って書いてあります(笑)
不可能ではないけれど、普通の人はまず100%綺麗に貼れないので、デカールのパターンを確認しながらマスキングして、塗装した上から最小限のデカールを貼るようにしましょう。
そして、こいつのスペアデカールはカスタマーサービスも在庫切れなので、これから作る人は1発勝負だと思いましょう。
同じような「デカール地雷」キットは「クラリオンGTR」とか「R89C」があるので注意しましょう(ただ、塗装で塗り分れば逆に簡単だったりする)
そういや童夢というと、TECH-0さんは大学で就活の時に童夢カーボンマジックの採用試験受けに行きかけたりしてたんだけど(結局先に今の会社が決まったんで行かなかった)試験内容に筆記試験の他に「実技」ってのがあった(笑) 一体何するんだったんだろうな?
なんかスカイラインGT-Rとか西部警察とか男臭いネタばっかりだったので、最後にTECH-0さん所蔵の美少女フィギアの写真でも見て癒されてください。
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2015/01/14 23:58:46