1
この部品も、他と同じようにバルーン入りのエポキシで接着します。
2
この部品は、片側接着だし剥離方向の力が加わる恐れがあるので、接着した上からオーバーレイして補強しましょう
床下収納の時みたいに、ガチガチに剛性のある物ならプリプレグでやっちゃうんですが、今回は薄肉部品なので、バギングした時に歪んだ状態で硬化してしまう恐れがあります。
なので、ちょっと面倒だけど生クロスと常温硬化の樹脂を使ってオーバーレイします。
今回のように、狭い部分の場合は、目の細かい1Kのクロスの方が作業しやすくて良いでしょう
ただし、厚さも薄いので、力の加わる部分に使うときは強度に注意しましょう。
3
ウェットレイアップでは、どうしても樹脂量が多くなってしまうので、ピールクロスに余分な樹脂を吸わせます(表面張力かなんかで、繊維を密着させる効果もあるみたい)
プリプレグと違って、作業時間は今の時期だと30分くらなので(固まりはしないけど、粘度が上がって作業性や含浸が悪化する)事前に用意できるものは、全部用意しとくのが鉄則です。
4
今回の場合は、死角だったり奥まったりと、かなりイヤな部分に積層するので、歯医者さんの道具みたいなのとか(ダイソーで100円で売ってた)先を曲げた刷毛とかの特殊な道具も用意します。
この他にピンセットも使いました。
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やっと終了。
やっぱハンドレはめんどいから、できればやりたくないや。
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接合部はこんな感じ。
イヤな形をしてるので、ピールクロスを剥がすのも一苦労です。
ブラインドナットは、この時点でカシメます(オーバーレイ前にカシメてしまうと、さらに作業性が悪化します)
7
フィッティングも、今付けてるフィンタイプより格段に良くなりました。
上手くいった最大の要因は、クーラーとテレビがあったことです(笑)
今度は、先端に付くエクステンションの形状を検討しましょう。
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エクステンション部は鋭角形状(20deg)となるため、積層のしやすさと隅部の圧力不足による失敗のリスクを減らすために最終形状より開いた形状で成型します。
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