スカイウェイブが納車されてはや2年となり、いよいよ第1回目の車検を迎えることとなった。
一般的にはバイク店、もしくはナップスやライコなどの用品店に委託するものだが、
概ね費用は6万~8万。車両整備も併行して行うとなると10万単位の費用が必要となる。
また、どこも混んでおり最低でも1週間は預け置く必要がある。
そんな費用と時間を割くのは非常に勿体無いと思い、
普段から定期的な点検は余念なく行っていることもあるので、
今回はユーザー車検に挑戦してみることとした!!!
今後の車検にあたっての参考、また、ユーザー車検を考えてる方のために
一連の流れをまとめてみることとした^ ^
実際に準備を始めたのは年が明けた直後。
車検を見越してバイク王、蘇我店にて6ヶ月点検とオイル交換を行った。
その時、手続き時に提出する 「定期点検記録簿」 を作成してもらう。
因みに書式は何でも良く、12ヶ月や6ヶ月等の点検期間も指定は無い。
自作でも可能なようだが、整備に出したときに作成して貰うのが一番簡単だ^ ^
整備後には入念に洗車も行った^ ^ 少しでも印象を良くしたいですからね。
あと、当日提出するもので 「自動車税納税証明書」 が必要となる。
年に1回、自宅へ送付される納税通知書にくっついてくるもので、
納付すると控えとして証明書のみ切り取られることと思うが、捨てないように保管しておきたい。
因みに無くしてしまったとしても区役所等で再発行できるみたいなので、
車検を受ける当日までには手元に準備しておくようにする。
あと、必要となる書類は
「車検証」 「自賠責保険証明書」 だ。
この2つは日頃よりバイクに積みこんでいることと思うので問題ないと思う^ ^
自賠責は事前にバイク屋や保険屋で更新しておくとスムーズだが、
車検場の敷地内に必ず保険事務所が併設されているので、旧保険証を持っていけば問題ない。
そして、車検の予約。コチラは約1週間前と遅い時期に行った^ ^:
私の場合は運輸局の管轄が 「足立」 となるので、「足立車検場」 で受検するのが普通だが、
1月いっぱいは予約が埋まっており、キャンセル待ち状態だった><
このままだと車検期限を過ぎてしまうため、品川にある 「東京運輸支局」 に予約を取った。
ナンバーの管轄外でも受検は可能で、他県でも可能だと予約してから知ったww
ならば 「習志野」 で受検すれば一番よかったですね^ ^:
予約は直接車検場にTELするのではなく、コチラの 「自動車検査法人」 のHPで予約を取る。
http://www.navi.go.jp/
各車検場の空き状況が出ているので、希望日に空きがあるところで受検すると良い^ ^
私が予約を入れた時間は 8:45からの1ラウンド目。
なるべくなら朝一の早い時間に予約を入れておくと、不具合があった時の再受検も対応できる。
当日は5:30に起床。
車検開始時間に合わせ、書類の最終チェックも済ませ、
7時過ぎには自宅を出発した。
湾岸や海岸通りは出勤時間帯に重なり、予想以上に時間が掛かってしまい・・・
東京運輸支局に到着したのは8:30前だった。
まずは自賠責の更新のため、運輸支局と同じ敷地内にある保険事務所へ向かう。
初めてだったが、受付の方に言われるがままに旧自賠責証、車検証の書類を提出、
新規の印紙 (20円) と24ヶ月の自賠責保険代13640円を支払う。
新規の自賠責保険証は5分と待たずにすぐに発行された^ ^
これらの手続きが済むと、隣のカウンターに移動し、重量税の納入と検査書類を受け取る。
ここで支払った内訳は
検査登録印紙代 400円
審査証紙代 1300円
重量税印紙代 3800円
計 5000円となる。
検査書類一式を受け取り、今度は運輸支局の2Fへ行き、検査手続きを行う。
一つ注意したいことは、ここで受け取る書類がB4サイズで3枚ほどあり、
更に自賠責証や車検証、支払い時の領収書等も持ち合わせているためかなり多くなる^ ^:
今回、私は忘れてしまったのだが、クリアファイルやバインダー等
書類をまとめられるものを持参しておくと良い。
2Fに移動したあと、記入台で先程貰った書類に車両情報、走行距離等を記載してゆく。
原動機型式や車体番号 (ナンバーではない) など、馴染みのないものも記載する必要があるが
全て車検証に記載されており、記載例もあるので1つ1つ間違えないように記入してゆく。
「鉛筆」 と 「ボールペン」 それぞれで記載する項目があるので注意が必要だ^ ^
尚、走行距離は車検場に到着した段階でODOメーターの値をメモしておくとよい。
100km単位で正確な数値は不要なので、それなりに覚えていればアバウトでも構わないが・・・
因みに私は事前にバイク王で行った整備時の値を記入した。
わからない部分があれば、受付の方に聞けば親切に教えてくれるはずだ^ ^
書類が書きあがったら指定の窓口に提出する。
ここで用意してきた、「定期点検記録簿」 の提出を求められる。
そして、受検するレーンの指定を受け、そこに行くように指示される。
コチラが車検場の全体図だ^ ^
バイクは 「2番」 レーンに行くように指示された。
右から2つ目のレーンになる。
最初、どちらから並ぶのかわからなかったが、丁度同じようにバイクで受検する方が
上の写真の建物の裏側に回るのが見えたのでついて行った。
車検の順番待ち中。
バイクは私も含めて3台ほど、あとはトラック等の営業車とピカピカの新車
あとは法人タクシーが多かった。旅客営業車は毎年車検ですからね^ ^
車検場レーンに入る前に、先ずは検査員から簡単な外観チェックと
各部の打診の検査 (金属棒でネジ、ナット等の締め付けに問題がないか確認する) を受ける。
この時、ヘッドライトのHI、LOビームの切替確認
前後のウィンカーの点灯、ホーンの確認、タイヤの溝の確認、走行距離表示の確認を受ける。
これが終わると、いよいよレーンでの検査となる。
通常は機械の指示に従って自分で行うそうだが、
検査官に 「初めてである」 と伝えれば、マンツーマンで指示を受けながら受検できる。
何回か受検を経験している場合でも1台しか所有していなければ2年に1回なので
スムーズに済ませるためにも初めてだと嘘をついておいたほうが良いだろう^ ^:
これが検査台、乗車姿勢のままここに乗って全ての検査を行う。
そしてコチラの電光掲示板に動作の指示が表示される。
ブレーキの制動チェックは前輪、後輪、前後輪とあるので面倒くさい^ ^
特にネックなのがスピードメーターのチェック、40km/hになったら左足のバーを踏むのだ。
後輪の機械が回るのでアクセルグリップを回す必要はない。
私は最初、これを知らなかったため2回ほどやり直しとなってしまった^ ^:
最後にして最難関と言われる光軸チェック。
受かるための小技としてエンジンの回転数を上げると良いらしいが、
スクーターはニュートラルがないため、成されるがままに受けるしかないww
この機械がヘッドライトの真正面に来て測定する。
測定時はHIビームにして待機する。
検査結果が良好であれば、先程の電光掲示板に●が出てくる。
幸運にも私は全て一発合格に終わった^ ^
光軸の検査は、私はスカブを過去に2回も横倒しに転倒させているので若干心配しており、
周辺のテスター屋も調べをつけてあったが奇跡的にも一発で受かることができた^ ^
特にヘッドライトを換装したり、イジッたりしていない場合は問題ないようだ。
光量不足で落ちる場合もあるそうだが、バッテリーを定期的に交換、充電するなど最良にしておき
事前に点灯状態を目視で確認しておくなどしておけば特に問題ないようだ^ ^
これで全ての手順が終了した^ ^
レーンに入ってから10分と掛からなかった。検査官より合格の印を書類に貰う。
最後にもう一度運輸局の2Fに戻り、合格印の入った書類を窓口に提出。
受付時に立ち寄った窓口とは番号が異なるので、検査官の指示した番号を覚えておく。
そして、新規の車検証が発行された^ ^
車検済証も貼らずに走ると面倒臭いことになるので、この場で貼っておく。
これで全て終了だ^ ^ 掛かった時間は受付開始から1時間未満。
費用は自賠責更新料を含め19160円だった。
先週の定期点検代と合わせても25000円程度と、バイク屋委託と較べても破格の安さだww
終わってみた感想として、思っていたよりスムーズで敷居の低いものだと思った。
項目はすべて、当たり前のことが運行に支障がない状態かどうかを確認するに過ぎず、
特にスクーターの場合、ハンドル回りも含め大半がカウルで覆われているので、
悪い言い方をすれば 「見てくれが良ければごまかしが効き易い」 のだ^ ^
走行距離や納車からの期間に応じて、6ヶ月点検、12ヶ月点検、1万km点検など、
自分で点検周期、部品交換等の管理をしっかり行って
フルノーマルか、限りなくノーマルに近いカスタム程度であればまず大丈夫だろう^ ^
「自分で車検を通す」 ため、ある程度は整備にも精通していなければならないかと思うが、
上記のように 「当たり前のことしか見ない」 ので、全く問題はない。
検査自体は特殊な感覚だが、自信が無ければ検査官に申告すれば同行してくれて
マンツーマンで受けてくれるので、言われたことをその通りにやっていれば全く問題は無い。
つまり、日常的にバイクを維持できるだけの管理力と
平日休み、少々の手間を惜しむつもりがあれば誰でも普通に合格できるのだ。
これで1週間単位の長期でバイク屋やディーラーに車体を預けて高額な手数料を取られるのは
極めて勿体無いと実感できるwwwwwwwwwww
車検と同時に定期点検も行い、安心をお金で買いたいという方はバイク屋のほうがオススメだが
コスト優先、何よりバイクの維持を自分自身で行っているという達成感を得たい人は
是非ともユーザー車検は挑戦してみて欲しいと思う^ ^
特に今後、消費税増税で車やバイクの維持には格段のコストが掛かることが予想されるだけに
維持にあたって一番のネックとなる車検の費用こそ、可能な限り抑えたいものだ。
車とバイクが交互なため、次回はファミリアの番となるが、
年式もかなり古くなってきたので難易度は高いかもしれないが挑戦してみたいと思う^ ^
さて、難航を予想していた車検が予想外に早く終わったため、
このままツーリングに行くことにした。
大井ICより首都高に乗り、東名方向に向かう。
本日2度目のレインボーブリッジだ^ ^
途中、港北PAにてトイレ休憩。
ここから厚木ICより小田原厚木道路に向かうつもりだったが、通り過ぎてしまい・・・
先の秦野中井ICで高速を降り、一般道で湯河原方面に向かう。
湯河原付近を走行中。
この日は比較的暖かく、走っていても気持ちが良い^ ^
車検と言う課題を潜り抜けた達成感もひとしおだ。
熱海市街に入ったところで休憩を取った。
ここのコンビニの2階からは、熱海の町並み一帯が見渡せる^ ^
昔はここの海水浴場に来た事もあった。
既に時間はお昼を回っていて、朝からまともなものは食べていなかったのもあり、
まずは昼食にガッツリとステーキを食べに行くことにした^ ^
国道135号を走行。
訪れたのはコチラ、「COWBOYS」
夏にも来た事があるステーキの美味しいお店だ^ ^
今回も0.5ポンドステーキを注文。
相変わらず物凄い量のもやしですwww
ボリュームも大満足。ジューシーで食べ応えがあってとても美味しかったです^ ^
この後は伊豆スカイラインを走行して修善寺方向に北上。
温泉に向かうルートを取ることにした。
伊豆スカイラインの南側の起点、天城高原ICに向けて走行するが、
この時ポツポツと雨が降り始めてきた・・・ 今日はレインスーツを持ってきていない^ ^:
富戸交差点から伊豆スカ方面に向かい、山道を駆け上がっているうちに
路肩には積雪が見られるようになり、やがて雨も雪へと変わってきてしまった><
IC間近まで来ると、次第にその雪も本降りのボタ雪となり、周囲は銀世界に^ ^:
チェーン規制まで掛かっているということで、止む無く伊豆スカは諦めて撤収することに><
周囲の様子はこんな感じだ^ ^:
こんなんでは走れるわけがない。
伊豆では勿論。ツーリング中にここまで降雪に見舞われたのは初めてだ^ ^:
予定を変更して東伊豆の海岸線を南下することにした。
山沿いとは打って変わって穏やかだ^ ^
先程まで降っていた雨も止み、再び青空が見えてきた。
下田までは下らずに、尾ヶ崎ウィングに立ち寄る。
東伊豆では最もお気に入りの景勝スポットだ。
次第に夕暮れ時に近付いてくる。
相変わらず素晴しい白浜の景観です^ ^
本日は伊豆大島は見ることが出来なかった。
帰路は再び国道135号線を北上。
海岸間近を走る場所もあり、ここも中々お気に入りです^ ^
帰路の立ち寄り湯として、「DHC赤沢日帰り温泉」 に立ち寄ろうと思っていたが、
生憎この日は休館日とのこと><
伊東マリンタウンの温泉はこないだ行ったばかりだし、はて良い温泉はないものかと
ツーリングマップルを開いたところ、
伊豆大川温泉に海を間近に入れる温泉があるとのこと^ ^
時間帯的にも遅くなっており、やっているかどうかもわからなかったが、
駄目元で行ってみることにした。
コチラは途中のPAで海をバックに撮影したもの。良い時間帯になってます^ ^
海側を見ると夕暮れで茜色に空が染まってきていた^ ^
国道135号を再び下っていると、「ゆ」 とデカデカと書かれた看板が見えてきた^ ^
どうやらまだやっているようだww
バイクを駐車場に停めると、店主のおばあちゃんが出てきて温泉まで案内してくれた。
温泉まではこのような洞窟の中を通って行く。
コチラが温泉の入口。入浴料は500円だった^ ^
この時は私以外にお客さんはいなかったため、中を撮影してみることに。
露天風呂だけのこじんまりとした温泉だ^ ^
中からはこのように一面のオーシャンビューを拝むことができる^ ^
凄いところに立地している温泉だw
温泉は海岸近く特有の弱酸性泉で、間近の波音を聴きながらゆったりすることができた^ ^
おばあちゃんが気さくで親切な方で、
たびたび湯加減を聞いて調整してくれた^ ^
何回もここを通っていながら立ち寄ったことはなかったのだが、
ココ、とてもオススメな穴場温泉ですよ^ ^
温泉を上がってから撮影した看板。
国道からは目立って見えるが、直接は入れず、一回側道に迂回せねばならないので注意。
是非ともここに来た時にはまた立ち寄りたいと思う^ ^
ここからは再び国道135号を走り、熱海を抜け、西湘BP→小田原厚木道路→東名で帰路に付く。
途中、熱海付近では本降りの雪混じりの雨に降られてしまう。
この日の伊豆はとにかく変わりやすい天気だ><
夜になると急激に気温が下がり、寒さが身に染みて感じるようになる^ ^:
海老名SAに立ち寄り、夕食に温かいものをと親子丼を食べた。
自宅到着は21:54
走行距離は433kmとなった。
午前中に車検に午後からツーリングと忙しなかったが、
事前に準備を余念無く行い、スムーズにユーザー車検を済ませれば時間を有効に使えると
実感した1日となりました。