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CHAN YOKOのブログ一覧

2015年09月14日 イイね!

レトロバイクレストア 5

レトロバイクレストア 5それでは、本日2本目のブログですよ。

エンジンの腰上、分解整備についてです。まったく2ストローク単気筒エンジンと言うのは、アマチュアには、分解整備が簡単で、お手頃感がとっても良いです^^





まず、簡単にヘッドとシリンダーを抜きます。たったの4本のねじで外れます(笑)
顔を出したピストン。ピストンピンクリップを外す前に、クランクケースにウエスなどを詰めて脱落防止をする必要があります。


シリンダー内は、そこそこの綺麗さでした。ですが、表面は御覧の通り。


ヘッド燃焼室もまずまず・・・。


という事で、手作業をモットーにしている私でもフィンを綺麗にするには少し無理があるので、知り合いのバイク屋でブラストをしてきました・・・。
その後、サンドブラストのメディアが残っていると大変なので、徹底的に洗浄後、脱脂をしてシリンダーは耐熱塗料で塗装。ヘッドは洗浄と軽く磨きました。

仕上がりはこんな感じ。(シリンダーに塗料が垂れているように見えるのはボア内の防食用に添付したオイル)




シリンダーボア内とピストンは、秘密の処理を施しました(´・ω・`)
もちろんリングも外しリングの溝の中も洗浄してあります。
マニュアルにある既定のリングとボア内の測定の結果、基準値であったため、このまま使用します。
ピストンリングはピストンに小さなピンが打ってあるので、そこへ合わせて組みつけます。


ガスケット類は、さすがにすべて新品を使用します。(在庫あり)
各パーツの当たり面(端面)はオイルストーンで全て面出し作業を完了しています。
クラッチ関係とポイントコンデンサーなども、マニュアルにのっとり測定後修正して完了しています。
クランクとコンロッドは、ガタや摩耗なども見られなかったので、このまま非分解です。
それでは、下準備も終わったところでエンジンを組み立てていきたいと思います。


各パーツに2ストロークエンジンオイルを添付してから組み込んでいきます。
シリンダーにピストンを入れる時は、噛み込みに十分注意しながら組みますが、2ストローク単気筒エンジンにピストンリングコンプレッサーなど不要です(笑)


そしてヘッドボルトの締付けです。
なになに・・・GT50は0.8~1.2kg GT80は1.3~1.7kg・・・。
ふむふむ、なるほど・・・。
締付けトルク低いっ!


まあ規定値なので、その数字で締付けします。


リードバルブとインテークマニホールドも組みました。
ヘッドガスケットの銅色がきれいでしょ!


起こしてみたエンジン。
ケースカバーは、いろいろ悩みましたが、ポリッシュにならないメタル感が残る仕上がりに注意を払い、手磨きしました・・・(笑)
中々の仕上がりに自己満足してます・・・;


今回の作業は、ここまでです。
後は残すところ、前後車輪系と外装の塗装です。
まあいつ完成するかわからないですけどねw



それでは、今日のおまけです。
ボンスター&カネヨンでこんなになるかよっ!って貴兄の為にちょっとしたワザをご紹介いたします。
別に変ったことではありません。手でそのまま磨いてしまうと、圧力が一定でなくなるので、このようなものを利用します。

耐水ペーパー用の当てスポンジです。それを適当な大きさにカットします。


だいたいこんな大きさがいいでしょうかね。


これを使用する事により、圧力が一定になるのと同時に細かい部分や角もしっかりと磨けるようになります。
この写真はボンスターとカネヨンとこのスポンジで、手で磨いただけです。




どうでしょうか?しっかりと同じ力で磨けばこのくらいまでいきます。
この後は、謎の液体(アメリカ製品で店舗での販売がない)をちょっと着けて拭くようにするだけで、完成したエンジンのカバーのようになります。
さーさー!みんなもチャレンジ!!

それではまた。
Posted at 2015/09/26 00:00:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニバイク | 日記
2015年09月14日 イイね!

レトロバイクレストア 4

レトロバイクレストア 4大雨が終わって、暑さが戻ったと思ったらまた雨ですね。
こんばんは。
少し時間が空いてしまいましたが、GR80のレストアの続きです。確か前回は、フレームの下処理くらいだったので、それも踏まえて進めていきましょう。
実はこれ、14日に書こうとしたものなので、今回は一気に2本立てになります!


それでは、作業風景に行きましょう。
今回は、フレームの剥離はしないでの作業になるので、簡単に足付けをした後からになります。

まず、脱脂をしないといけないので、倉庫に転がっていた、これで適当に。



そして、絶対に塗料がついてはいけない場所へはマスキングを致します。(ここはベアリングレース)


他にもマスキングはしますが、写真が多くなるので割愛します。

その後、プラサフを吹いていきます。


プラサフは、速乾なので、すぐに裏返せる為、このような台でも塗装できます。


今回は、塗料代をケチったため、ラッカーでベースコートをした後、ウレタンクリアーで仕上げました。何度か、この方法で試したことがありますが、しっかりと強度もあり艶も問題ないレベルまで出ます。



同様の方法で、フレーム周りの部品も塗りました。
一緒に写っているゴム製の部品は、普通の中性洗剤で、徹底的に洗うとご覧のように。


見た目は、それなりですね。商売でしたら出来ない(笑)


ブースがないから、塗装の時は色々と厳しいものがあります(笑)
塗装は、後は外装だけになったので、ひと段落です。
次回はエンジン編になる予定です。



”今回のおまけ”

13日に箱根までツーリングへ行ってきました。
箱根で見事に雨に降られたので、急遽、江ノ島へ少し早いお昼ご飯にして、その帰り道の厚木パーキングで、休憩した時の物です。


何気なく自動販売機に飲み物を買いに行ったら、こんな物が・・・。


こ・・・これは、冗談?本気??
未だに飲まないで保管してあります・・・(笑)
210円だか230円だか・・・。

それではまた!


Posted at 2015/09/25 22:42:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニバイク | 日記
2015年09月09日 イイね!

定番トラブル

定番トラブル今日は、台風の影響で関東はひどい雨でしたね。私は神奈川の日大藤沢キャンパスでびしょ濡れになりました・・・こんばんは。
今回は、レストアの回はお休みで、ドゥカティ916系の定番トラブルの修理についてです。


以前は、空冷ドゥカティが好きで乗っていたのですが、何故か魔が差し、916SP3に今乗っているのですが、巷でよく言われる、ラジエーターリザーブタンクのパンクが、とうとう私の916にも順番が回ってきたようです・・・(笑)
きっかけは、何となくエンジンを始動した時だったのですが、何か液体が出てるな?くらいだったのが、水温上昇とともに盛大にクーラントを噴出するほどクラックが入っていたようです。走り出す前で良かった・・・(笑)

場所が場所だけに、トラブルシューティングは全くいらないので、ドゥカティジャパンへその場で電話して、リザーブタンクの在庫を確認すると、タンクとキャップの在庫があるとの事だったので、そのまま部品を買いに行き、戻って即修理をする事にしました。

まずタンクとシートとメインスイッチを外しますが、国産のバイクと比べると取付方の考えがだいぶ違います。下の写真は、その辺りはもう外してしまってありますが、最初は頭を悩ませるものの、一度理解してしまうと要所要所に感心させられてしまう取付方法がなされています。タンブリーニと言う方がデザインしていますが、よく考えられている物が多いですよ。とても整備性がいいです。


スロットルボディの内部が、吹き返しなどで汚れているのが見えます。このタイプは2インジェクター。



この2枚の写真だけでは全く分からないと思いますが、燃料ホースなどは、ホースバンドを使用していません(クイックリリース式)


右が新品部品、左はトラブルを招いたリザーブタンク。キャップとパッキンも新品にします。全部で3000円しなかったと思います。


キャップを止める部分は再利用になるようです。

写真がとても少ないんですが、上記の部品たちを外していけば何とも簡単に交換できます。


外装をすべて外しているので、車体周りとエンジン回りの清掃もついでに行います。
後は、クーラントを入れて、エアが抜ければおしまい!!
とーっても簡単な整備でしたよー!これならまたなっても平気だね^^

って、こんな事毎年やってられっかっ!!(笑)


Posted at 2015/09/09 23:19:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドゥカティ | 日記
2015年09月02日 イイね!

レトロバイクレストア 3

レトロバイクレストア 3今日は久々に晴れましたが、昼間は何もする気になれないほど暑さが厳しく感じましたね・・・こんばんは。

さてGR80のレストアの続きです。今日の内容は、小物の磨きと、ケースカバー類の剥離、フレームの掃除&錆落とし足付けです。ブラストやバレル研磨なんてしません!オール手作業です(笑)やっぱり、平日は夜しか作業が出来ないので、進みは遅いですね。
いや・・・手でやってるから遅いのか??


それでは、作業の内容を紹介していきたいと思います。

まず、作業前のブレーキレバーを固定しているボルトナットの写真です

ついてる部品は、軒並みこんな感じなんですよね(笑)
交換しちゃえば簡単な話なのですが、私は、出来るだけオリジナル部品の復元を目指していますのでこう言った物も綺麗にして行く予定でいます。

そしてクラッチレバーの作業後の写真です


作業前のブレーキレバーの写真と比べてみましょう


両方とも作業後の写真です


状態が良くないので、仕上がりはこんなものですが、出来る限り再利用します。

どんな感じで作業しているか、その他の部品の作業工程も写真でお見せします。
まず、こんな物達を用意しますよ。
ボンスターとカネヨン(笑)


そして部品洗浄用の洗剤です。これはサンエスK1と言う、プロも使用するものですね。
使いやすいように、ジップロックに入れ替えています。


それで、こんな感じに・・・


こんな風にしたり・・・


そうすると仕上がりはこんな感じです



古いオートバイの風合いを崩さないように、こんな感じの仕上げです。綺麗にしたいけどピカピカは嫌だっていう人は、チャレンジしてみてはいかかでしょうか・・・(笑)

今度は、エンジンのケースカバー類の剥離作業です。メーカーから出荷されたこれらは、シルバーに塗装してあるのですが、このバイクに関しては、とても状態が悪いので、剥離して仕上げる他ありません。

普通にホームセンターで売っている剥離剤


これを部品に処理していきます


大体5~10分で剥離できますが、物によっては数回繰り返す必要があります。
今回は、クラッチ側のカバーが、かなり手こずりました。

写真は反応しているところ



剥離完了後


そしてこれを例のボンスター&カネヨンで


そうするとこんな感じですよ


カバー類は、塗装にするかポリッシュにするか検討中ですが、自分のバイクですので、どのような仕上がりにするも自由なところが良いですね。

そしてフレームも状態はあまり良くないので、再塗装します。とは言うもののフレームは、剥離をせず、清掃と錆取りをして足付け後サフを入れて塗装する予定です。

フレーム清掃&足付け


フレーム作業後


手作業で、レストアすると言っても、清掃・錆落とし・磨きだけで、このくらいは必要になっちゃいますね・・・


本日は、ここまです。なんだか気が遠くなりますねー・・・。


とか言っているうちに、もう次のレストア予定ののGT50が・・・(´・ω・`)


それではまた。



Posted at 2015/09/03 00:40:35 | コメント(5) | トラックバック(0) | ミニバイク | 日記

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「原点回帰 http://cvw.jp/b/1681512/48421786/
何シテル?   05/10 12:31
CHAN YOKOです はじめまして 改めてイイね コメント下さいます皆様有難う御座います 最近はブログ書くのが楽しみの一つになりつつあります で...
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