
DIYでオイル交換するようになってから丸2年。
フィルターも自前で用意しているので各社の使用済みサンプルが揃いました。
コスパ的にどうなのか、また構造や使用感などをレビューしてみようと思います。
用意したのはこちら。

1.Purflux製(純正)
L358A
2017/10 現在販売価格 864円+送料756円(GTECH)

2.MANN製
HU 711/51x
2017/10 現在販売価格 790円+送料756円(パーツダイレクト)

3.SCT製
SH4035P
2017/10 現在販売価格 1069円+送料540円(セントピア)

4.Hengst製
E44HD110
2017/10 現在販売価格 929円+送料756円(JO-YA)
購入当時の価格とは随分違って各社とも安くなっています。
これらを分解して濾紙の大きさや性状を見ていきます。
まずフィルタの上下の面を取り外そうとしましたが、強固な接着剤で固められていましたので、ノコギリで切り落とすことにしました。

切り落としました。
切断面と濾紙の感じは各社それぞれ。

Purfluxは独自のシェブロンプリーツ構造で折りたたんであるためか、濾紙がフカフカで独特。

MANNはミッチリしていてやや薄め。

SCTはMANNとほぼ同じ感じ。

Hengstは厚くて固く厚紙のよう。

開いてみたり。(意味はありません)
4つとも見ましたが、8000~10000km程度では小さな砂粒のようなものが稀に見つかる程度で、目詰まりするような汚れはありませんでした。
キモとなる濾紙の大きさ発表。厚さはノギスで挟んで測っています。
Purflux 100cm x 10cm 厚さ1mm(フカフカ)
MANN 235cm x 6cm 厚さ0.5mm
SCT 200cm x 6cm 厚さ0.5mm
Hengst 160cm x 6cm 厚さ1mm(固い)
面積ではMANN製が圧倒的。濾過性?は純正採用されているだけあって独特な濾紙のPurflux製が良さそうな印象です。
価格面から見てもこの2つを選んでおけば間違い無さそうです。
使用感としてはHengst製だけが取り外す際、エンジン側に残ってしまうという事態が発生しました。
他の3つは特に変わりません。
また、走行フィールがフィルタに依って変わるということは感じられませんでした。
ワタクシ的オススメオイルフィルタ(プリンスエンジン編)
1位 MANN HU 711/51x
圧倒的コスパ。申し分ない性能。たぶんBOSCHもこのOEMです。
2位 Purflux L358A
純正性能がほしい方に。1000円以下なら絶対買いです。
3位 SCT SH4035P
他とは違うものが使いたい方に。作りはとても良いです。
4位 Hengst E44HD110
安ければ使ってもいいかなー? あんまり(見た目上の)作りは良くないです。
2015/9/30から保管しておいたので、2年に渡る検証が終わりました。
(車好きの)通常サイクルのメンテをしていれば凡そ問題になることはないエンジンオイルフィルタですが、楽しいDIYライフのお助けになれば幸いです。
番外編:このオイルフィルタの適合について
調べる過程で見つけたのですが、PSA/MINI以外にも適合車種があるのですね。
>Citroen
C2/C3/C3プルリエル/C4/C4ピカソ/C5/C6/DS3/DS4/DS5/クサラ/クサラピカソ
>Peugeot
1007/206/207/208/3008/307/308/407/5008/508/607/RCZ
>MINI
ワン,クーパー,クーパーS(R56)/クラブマン(R55)/コンバーチブル(R57)/クロスオーバー(R60)/クーペ(R58)/ペースマン(R61)/ロードスター(R59)
>Ford
フォードフォーカス/フォードクーガ/フォードモンデオ
>Volvo
C30/C70/S40/S80/V50/V70
>Jaguar
XF
>LANDROVER
ディフェンダー/フリーランダーⅡ/レンジローバーイヴォーク
Posted at 2017/10/01 22:14:19 | |
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