
あそこのブログでも出てましたが、オイルの評価って非常に難しいです。
有名なレース車輌で使ってても、大抵「支給オイル」なので、それがいいから、とは別の話になる場合があります。
じゃあどうやって選ぶか?ですが、もちろんハイパワーでもそうでなくても、エンジンを組んだ店、人と相談して、なるべく指定された物を使う。は当然です。
が、プライベーターさんや、相談出来る人がいない。自分自身で試したい方は大勢居るかと思います。
うちみたいに仕事として「店」を構えていると、いろんな情報が入って来ます。
オイル屋さんて、結構多い方だと思いますが、いろんなオイルを片っ端から試す事は出来ませんので、うちら業者としても、結構迷いは出てきます。
基本的に、○○オイルを入れたらエンジンが焼きついた。って感じの話は出てきません。
(AE86のN1車両に、ホームセンターで買った、それなりグレードの一番安いのを入れてエンジン全損は聞いた事がある)
うちは現在、昔から使ってて、一時手に入りにくくなってた「ペトロカナダ」のオイルを復活させてます。
去年のレースから使ってますが、結果上々、価格もそこそこって感じで、
写真の20w-50で ¥2100/L になります。
ガソリン専用の鉱物油で、どちらかと言えばストリート用。(VWだから鉱物って訳ではありません)
もちろん合成油もあり、試していきます。
夏のレースで油温が110℃くらいになりますが、油圧は非常に安定してます。
(今のクーラーシステムでその油温で治まってるのも魅力)
レース用のオイルの平均価格は¥3000/L以上だと思います。
ストリートでもこれ位のオイルを入れてる人は結構いますが、性能は油温が100℃以上でぶち回した時くらいでしかその「差」は出ないような気がします。
渋滞での温度は上がっても、その時に全開にする事は無いでしょう。
あと、油温のあがり方、メタルの減り、シリンダーの密閉度、燃焼室のカーボン蓄積度…など。
これが解るくらい試した人は少ないでしょうが、今使ってるペトロカナダは、その辺はいい結果が出てると言えます。
もちろん販売もしてます。気になる方はお申し付けください。
ティーポのレースを見た人は、いいオイルと解ってくれるでしょう。
(優勝したロータスエランにも入ってるはず)
やはり最終的に営業になりましたが、安心して使うにはまず試す事が先決ですが、自分のエンジンで試すのはちょっと…でしょ?だからレースで使って結果が出てる物を選べば間違いない!?
そうそう
以前、AE86で一年無交換で走行会を走り回して最後の最後まで油圧が安定してたんですよ(エンジンぶちめげるの覚悟で試した)
オイルクーラー無しなので油温は毎回140超えです。
(その時のキャッチフレーズが「丈夫で長持ち」でした)
ニューテックのオイルも行けてると思います。
気になる方はこれです
http://www.daishin-trading.com/petroindex.html
*サーキット走行、レースでは、常に新鮮なオイル、エンジンの状態も管理された上での話です。
過酷に見えますが、管理の行き届いてないエンジンをぶち回す方が怖い場合があります。
Posted at 2009/08/19 14:15:05 | |
トラックバック(0) | 日記