つらい話

書こうかどうか悩んだんですが
吐き出さないとつらいのでキーボードに向かってます
つらい話なので特にペットを飼ってらっしゃる方には
読むのはお勧めしません
ちなみにわが家のわんこはなんともありません


うちのわんこさんをシャンプーしてもらいに預けて
終わるまで1時間ほど時間をつぶして
ペット用品屋でわんこのおやつを買って
わんこをひきとりに行こうとしてたときです
背後で女の人の悲鳴がきこえました
横断歩道のうえで横たわるプードル
泣き叫びながら犬を抱えるお母さん

犬を轢いた車はそのまま走り去ってしまいましたが
後を走っていた車が猛烈にクラクションをならして
停めてくれていたようでした

犬を連れていたのは
お母さんと小学校低学年くらいの女の子
パニックになったお母さんは
ペット用品屋に助けを求めていました

轢いた車の運転手は年配の男性
轢いたことには気付いてなかったらしく
停めてくれた人にガンガンに責められてましたが
何が起こったのか自分が何したのか
ぜんぜんわかっていないようでした

おいらは轢かれたところを
直接見たわけでもないし
轢いた車を停めたのもおいらじゃない
もっといえば責められてるおじさんが
本当に轢いたのかも確証がない
ただのとおりすがりのおっさんの一人

でもお母さんたちは犬を抱えて行ってしまったし
轢いたとおぼしきおじさんはただ途方に暮れている

なにかしなきゃ

おいらはペット用品屋さんに
どこの病院に向かったかきいたけど
わからないと言われてしまった
ただ向かった方向だけ教えてもらっただけだった

とりあえずおじさんの首根っこ捕まえて
お母さんたちの向かったほうに走りました
途中ですれ違う人に
ケガした犬を抱えた人通らなかったか
たずねたけどわからなかった
途方にくれて心当たりの動物病院に電話
そしたらケガした犬が運び込まれたとのこと
あとはおっさんの首根っこつかんだまま
走る走る

病院につくと待合でお母さんと女の子が座っていました
おいらは首根っこ捕まえたおっさんを
車の人です
と紹介
具合はどうですか？と尋ねると
即死でした
との答え

そのあとお母さんはパニック気味で
そのときの状況を説明してくれたけど
女の子はずっと耳を塞いで
聞きたくない思い出したくないと
泣きじゃくっていました

おいらはどうにもいたたまれなくて
おっさん置いて引き上げてきてしまいました

お母さんによると犬が車止めの下をくぐってしまい
リードをもちかえようとしたら手が離れ
犬が車道に飛びだしてしまったそうです
自分のせいだとずっと自分を責めていました

おっさんを連れてく途中で
シャンプーに預けているうちのわんこ
迎えに来るのを首を長くして待っているはずで
かわいそうなので嫁に迎えに行くように頼んだんですが
うちのわんこ
シャンプーが終わると帰りたい一心で
強く引っ張るのです
預けているところの真ん前は
まさに事故の起こった同じ道
嫁では強い引っ張りに耐えきれず・・・
なんて想像したら半ばパニック
急いでおいらが迎えに行くから
と嫁に電話しました

離れたリード
とびだしたわんこ
気付かずに轢いてしまった車
ケガしたくらいだったら
治療費たんまりふんだくってやればいいと思ってたけど
死んでしまったのでは
おっさんひとりつれてっても・・・

お母さんと女の子は
よけいつらい思いをしたんじゃないか
余計なことしちゃったんじゃないかと
もやもやして
心臓がばくばくいってしまう


うちのわんこさん
迎えが遅れたのを恨めしそうにしてました
家に帰ってきてからは
ふてくされてか疲れちゃったのか
床にのびて高いびきです