Holts / 武蔵ホルト HEAT PAINT レッド  

品番【MH11250】

200℃までの耐熱アクリル塗料です
艶ありレッドです
赤いです
明るい赤です

塗装の劣化したブレンボの補修のために使用しました

付属のハケで塗りましたが馴染みが良いので筆ムラも少なくて、3回塗りでとりあえず納得できるレベルに色が乗りました
筆塗りは必然的に厚塗りになりやすいのですが、塗料全般に言えることですが、特に耐熱塗料は厚塗り厳禁だと考えます

塗料の伸びと馴染みが良く、発色と隠蔽性に優れていて作業性が良いので、そんなに厚塗りにならないと思います

説明書には熱を加えて完全硬化させるとありますが熱硬化させなくてもちゃんと乾燥します
熱硬化させないと本来の塗膜の硬さと性能が発揮されませんとありますが、そもそも120℃〜140℃で連続30〜40分の焼き付けって、シール類などまで分解して、それなりの設備に入れないと施工できませんよね
自然乾燥で充分ですし、そこまで求める必要もないかなと思います

10年くらい前からネット上でホルツの耐熱塗料をキャリパーに塗ったらチヂミが起こったという記事ですとか、みんカラでも同じように不具合が起こったというレビューを見かけますが、ホルツの耐熱塗料そのものの問題ではなくて、下地の状態や元の塗装や下地との相性だったり、下地を剥いでも処理が不完全だったり、脱脂処理した溶剤の成分が残っていたり、他の塗料や下地剤を併用したなど色々な理由があることが考えられます

特に他の塗料を重ねることはほぼNGだと思った方がよいですね
最近の整備手帳で不具合が発生して怒っていた方がいましたけど上からクリア塗ったりするからですよ

大事なことなのでもう一度言います
上から他の塗料を塗る、もしくは他の塗料を併用するのは不具合の発生を招きます
ヘタに下地剤やクリアを塗ったりしないほうがいいです
耐熱塗料を塗っているのに、併用している下地剤やクリアは耐熱仕様なのですか？

ちなみに本製品はアクリル塗料ですけど、耐熱温度600℃のハイヒートペイントの方はシリコン塗料なので他の種類の塗料と併用すると尚更不具合が発生しますよ

そもそも、塗装は違う種類もしくは製品、つまり使われている溶剤の違う塗料を一緒に使うと不具合の可能性が大きくなります
ヘタをすると違うメーカーもしくは同じメーカーでも違うシリーズ同士を併用すると不具合の可能性があります
極端な話になると同じアクリルラッカー系塗料であっても、例えばホルツの下塗りカラーにソフト99のボカシ剤を使ってもうまく馴染んでくれない、と言ったような現象が起こったりする場合があります
ちなみにですがソフト99の方がホルツよりも速乾です
ホルツは少し時間をおきますが、その分、性能の良い塗膜になると思っています
このあたりからも溶剤の性質が違うことが分かるかと思います

とりま、エボさんのキャリパーがツヤツヤのレッドになって満足しました🎵