国籍法改正案成立へ

こんにちは
先日のブログを週刊ダイヤモンドにかぶされた被害者妄想の強いガストノッチでございます。

明日、あの国籍法改正案が参議院で採決、成立する見込みとなりました。

この法律は日本人男性と外国人女性との間に生まれた婚外子に、日本人男性の認知で日本国籍を与えるというもの。これをめぐってネット上・・・、もうちょっと言うと2chやいわゆるネット右翼な人の間で大変な騒ぎになりました。

どういう騒ぎかと言うと、この法律が悪用されて違法に日本国籍を取得する外国人が多数現れ、日本が無茶苦茶にされるということ。この案に違法行為を防ぐため、ＤＮＡ鑑定を義務付けるよう付帯決議に盛り込むようになぜかみんなが同じ主張をしています。

彼らのエネルギーは凄まじいものがありました。この問題を取り扱っている政治部署に、案を見直すようＦＡＸを流しまくったり、テレビの討論番組でこのことを取り扱うよう投書しまくったりと・・・。この案を推進する公明党は売国奴だ、この案を見過ごす民主党はクソだと、色んなところで話題づくり・・・。それはもう、彼らの多くが嫌う韓国ネチズンのような活動を繰り広げていました。

そのかいもあってか、付帯決議として父子の写真を使って親子関係を確認することなどが盛り込まれました。でも、ＤＮＡ鑑定は盛り込まれなかったので、まだまだネット上の色んなところでこの話題が盛り上がり続けるかも知れません・・・。

今回のこの騒ぎ、私自身は危ないな～っと思ってみておりました。おそらく、誰彼かが若い人の青い正義感を煽っているんだろうなと・・・。そして、みんなが一斉にＤＮＡ鑑定のことを書き立てるあたり、彼らが簡単にマインドコントロールされるんだなぁと・・・。

まあ、確かにＤＮＡ鑑定を盛り込めば違法行為を働くことは難しいとは思います。でも、私自身はＤＮＡ鑑定を盛り込むことは反対です。だってフェアじゃないですから。日本人同士の夫婦の子や婚外子、外国人の配偶者との間に生まれた子、そして、日本人が母親の子の場合はＤＮＡ鑑定を受けなくて済むのに、外国人の母親から生まれた婚外子の場合のみＤＮＡ鑑定が必要というのは公平じゃないと思います。

全ての子供にＤＮＡ鑑定を義務付けるというなら、まだ納得いきます。まあ、そんなことしたら、費用負担の問題やら役所の事務が煩雑になったりとか、色んな問題が起こるんでしょうがね・・・。

ま、半年毎に状況を見て見直すと最初から盛り込まれているんだから、それで様子を見ましょうや。みんな、もうちょっと落ち着けと言いたい・・・、そんな心うちでした。

それでは皆様、次の夜までさようなら。