2019年06月21日
高齢者の自動車事故多発をうけて
政府は高齢の運転者向け免許制度の創設に向けて取り組んでいる。
東京都は高齢者に対しアクセルとブレーキの踏み間違いを
防止する装置など新たに付ける場合
費用を9割補助する方針を明らかにした。
また、トヨタは後付けできる
「踏み間違い加速抑制システム」の対象車種を拡大すると発表した。
これだけで問題が解決するわけではありませんが
悲しい事故がこれ以上起きないように、
世の中が一歩前進し始めたような気がします。
行政やメーカーの迅速な対応の裏で懸命に努力している
関係各所の方々には敬意を表したいです。
さて、高齢者の免許返納に目を向けると
今後日本は益々高齢化社会が進んでいきます。
免許を返納した高齢者の生活を支えることは必要不可欠です。
地方自治体には公共交通機関や社会福祉サービスの充実が望まれます。
そもそもお年寄りが運転しなければ
生活ができない環境を
作りだしてしまった原因は、
実は「高齢者」の子供である我々の責任
でもあるのではないのかなと思っています。
高校、大学と進学して親元を離れ、
就職、結婚して実家から離れた場所に居を構え、
そこで子供を産み生活の根を張り、
両親の面倒を見ることができなくなる。
実家に帰るのは盆、正月。
核家族しか住むことのできない狭い住居には
老いた両親を呼び寄せることもできない。
いつの間にあっという間に老いてゆく両親。
これは都会に住もうと
田舎に住もうと関係なく日本中で起こっていることだと思います。
今「高齢者」と呼ばる世代の方々が
戦後~高度成長期~バブル期と必死に働いて築き上げた
豊かな社会基盤の中で我々は暮らしていることを
忘れてはなりません。
お年寄りから免許を取り上げるだけでなく
免許返納から自分の親の事を考えてみる
一つのきっかけにしてみてはどうでしょう。
まずは自分の両親の面倒は自分で考えて、
できることから少しずつ
始めるべきでないかと思います。
そしていずれ自分も「高齢者」になるのだから
免許返納は他人事ではないのです。
Posted at 2019/06/21 00:30:31 | |
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未来のクルマ | 日記
2019年06月15日
近頃ブレーキ踏み違い等による痛ましい事故が多いですが
踏み違えてしまう問題を考えてみました。
普段(仕事と日常)私はMT車に乗っています。
MT車で停車するときは左足でクラッチを切って右足でブレーキを踏みます。
左足がホームポジションにいるので右足はまずブレーキを踏み違えないし、
ニュートラルでアクセルを踏んでも車が走り出すことはありません。
ブレーキ踏み違いのそのほとんどがAT車によるものと考えられます。
昔から感じていた自分がAT車の嫌いな部分を列記します。
オートマ車の嫌なところ
① クリープする。
② 変速時に感じるトルコンの滑りと変速ショック。
③ 運転ペースに合わない唐突な変速。
④ 停車する寸前にブレーキを緩めブレーキショックを和らげることができない
最近のAT車は変速ショックがほとんどなくなり
変速多段化とATコンピューターの学習で
変速を意識せずスムーズに運転できるようになりました。
② ③は特に問題無いのですが
① についてもう少し考えます。( ④は別の機会に話します。)
①AT車は停車中ずっとブレーキを踏み続けていなければ停車を維持できない。
言葉を変えると
「ブレーキを踏み続けていないと車が勝手に走り出す。」
慌てて踏み違えてしまう1つの要因にも思えます。
これは問題ではないのでしょうか。
問題解決方法としては
① 停車すると自動的にニュートラルに入る。
アクセルを踏むとドライブに入る。
② 停車中は自動的にブレーキがかかる。
アクセルを踏むと解除される。
自動車メーカーさんには各種安全装置の開発と共に
検討してもらいたいです。
また、ハンドル手放し自動運転の開発よりもまず先に
運転者の知覚や制御を補助する自動運転の開発に
力を入れてもらいたいです。
行政に希望する事は
高齢者専用の新たな運転免許制度など素早い対応には評価をしたいですが
高齢者だけが事故を起こすわけではないので
高齢者のみならず免許更新を厳格化すべきだと思います。
免許取得後でも道交法など法律は変わるし、
個人の健康状態や知覚能力や身体能力も変わってしまうからです。
最後に
世の中の交通事故が少しでも減ることを願ってやみません。
Posted at 2019/06/15 22:04:15 | |
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