ユーザー車検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
◉事前準備
(1)車検予約
インターネット予約サイトで検査日の15日前から予約を受け付けているので希望の検査場、検査日を予約します。予約番号は車検当日に申請窓口で必要になりますから必ずプリントするか番号を控えておきましょう。
(2)法定点検
車検前に12ヶ月点検を済ませておきましょう。
(3)ランプ切れチェック
ディーラーの法定点検でチェックしてくれているのではないかと思いますが、念のため前日に、各ランプがちゃんと点灯するかチェックしたほうがいいと思います。いつ切れるかわかりませんからね。チェックするのは、ブレーキランプ、ヘッドライト(ハイ&ロー)、バックランプ、ウインカー、ハザードなど本点検項目は一通りチェックしましょう。
(4)ヘッドレストを装着
普段外してあれば後部座席を含めヘッドレストを装着しておきます。定員分がないと付けるよう指示されるそうです。
(5)ホイールキャップがあれば外しておく
ホイールナットを打音検査するので、ホイールキャップがあれば予め外しておくこと。
(6)光軸調整
ライト検査の際に、光軸がズレてて不合格となることが多いので、運輸局周辺にある予備検査場で「光軸調整」をしてもらいましょう。ドライバーで調整するようですが、調整方法を知っている方は、不合格になってから調整し再度ラインに並びなおすという方法で予備検査料は節約できます。(相場は2000円前後だそうです)
*スプラッシュはランプの位置(高さ)を1〜4で調整するダイヤルが運転席右にあります。テスター受検時、本検査受検時には、ダイヤルを1にします(ディーラーさんに教えていただきました。感謝!)
*今回、光軸調整していただいた際、「乱反射してるんでワックスを塗っておくから受検後に拭き取ってください」と、ワックスを塗られました。
2
◉当日必要なもの
(1)印鑑
(2)車検証、自賠責保険証、自動車税納付証明書
(3)クリップボード
(4)現金(検査料、重量税、自賠責保険)
(5)走行距離
→検査場についたら走行距離をメモる
(6)ネット予約番号
◉備忘録
*うっかり印鑑を忘れました!でも本人だったので、印鑑は無くても大丈夫でした。
※車検証の住所が旧住所のままなんですが、住所変更手続きをしていない(愛知県外ナンバーです)状態で受検しました。
※自動車税は5月頃に納付してあるはずです。紛失してしまったら再発行。
※クリップボードは必須アイテムです。係官の方が書類に記入する際にクリップボードに挟んだ状態だと記入しやすいからだそうです。サイズはA4サイズ。
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(ステップ1)申請書類購入
申請書類を売っている窓口でユーザー車検の必要書類を購入します。その際、点検簿は必要ですかと聞かれますが、ディーラー等で法定点検を受けていればその整備簿で代わりになりますから、購入しなくてもOKです。(25円)
※継続検査申請書
※検査票
※自動車重量税納付書
(ステップ2)自賠責保険に加入
車検を受ける前に2年先までの自賠責保険に加入する必要があります。保険屋やコンビニであらかじめ加入できますが、私は当日窓口で加入しました。自賠責の窓口に行って、車検証、有効な自賠責保険を窓口に提出し、自賠責に加入します。(27,840円)
※2年以内にナンバーを更新する予定があるので、と伝えると、ナンバーの欄を空欄の保険証を発行してもらいました。
(ステップ3)印紙を購入
検査手数料と重量税の分の印紙を購入。車検証を渡すと必要額を教えてくれる。
※スプラッシュは今回はエコ減税適用がなく検査料1,700円+重量税24,600円。
※自賠責を発行してもらっている間に購入すれば時短に。
※実は窓口の係員さんは16,400円と教えてくれたのですが、最後の車検証発行係から間違っていると指摘され、差額8,200円を追加購入しました。
(ステップ4)書類記入&提出
1〜3の書類に必要事項を記入します。車検証を見ながら記入すればOK。車検証の住所が現住所と異なる場合、車検証の住所を記入します。
1.継続検査申請書
鉛筆で記入すること。
2.自動車検査票
検査料代の印紙を貼ること。
3.自動車重量税納付書
重量税の印紙を貼ること。
4.車検証
現在有効な車検証です。
5.点検記録簿
ディーラーか整備工場で作成してくれたものです。
6.自賠責保険(新旧)
新旧の自賠責保険です。
7.自動車税納付証明書
お忘れなく。
書類一式に受付印を押して返してもらったら、書類一式をクリップボードに挟み、車に乗って検査ラインに進みましょう。
4
愛知運輸支局での検査ラインについて教えてもらったこと、わかったことを備忘録として残しておきます。(内容は2014年8月現在と思ってください)
ラインは複数ありますが、3番か4番がおすすめです。2番はヘッドライトの検査がシビアなんだそうです。ですから2番は避けてください。当日も、何回も合格しない車がいました。
まず、外装検査で書類を手渡す時に、2回目でも「車検は初めてです。よろしくお願いします」と伝えましょう。係官どうしで連絡をとってくれて、検査ラインでは、横につきっきりで手助けしてくれます。
外装検査の際、周りに検査待ちの車が何台もいるためか、係官からの指示が、非常に聞き取りにくいです。ステレオはオフに、エアコンも切って、運転席と助手席のウインドウを全開にして待ちましょう。
◉外装検査
まず係官から次々と指示されますから、聞き逃さないようしましょう。
時々イレギュラーな指示があるようです。今回の私の場合、ウインドウの上げ下げがありました。
検査項目(おおよそこの順番だと思います)
■前ウインカー(前の左右)
■ライト(下、上、※フォグランプがあればフォグランプも)
□パワーウインドウ
■ワイパー、ウインドウォッシャー液
■ホーン(クラクション)
■ハザードランプ
■後ウインカー(後の左右)
■フットブレーキ
■バックランプ
その間に、係官がナットの締め具合を確認するために打音検査します。
次いで、車台番号確認のため、ボンネットを開けるよう指示されます。エンジンを切って車を降り、ボンネットを開けます。
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外装検査が済むと、次にマルチテスターという装置で、「サイドスリップ検査→スピードメーター検査→ライト検査→ブレーキ検査」の順に検査を受けます。
◉サイドスリップ検査
黄色いラインに車輪を合わせてまっすぐ進むように言われる。検査官からは「人の歩くくらいのスピードで進んでください」と言われました。
車がまっすぐになれば、あとはアクセルを踏みこまず、そーっと進むこと。サイドスリップ検査は、気づいたら終わっていた感じです。(合格の場合)
※[注意] ラインにまっすぐに進入できたら、ハンドルを操作しないでください。ハンドル操作してしまうと、スリップしていると見なされます。今回は係官からも丁寧にそのように説明されました。
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◉スピードメーター検査
車を前進させ、ローラーの上に前輪を乗せます。黄色いローラーに45度の角度で乗るように指示されるので、鏡を見ながら前進させますが、なかなか一発ではうまく乗りません。でも、巧く乗せることを検査されるわけではないので、ここはあせらず、指示に従ってやれば大丈夫です。検査官が横で見ていてくれたので助かりました。
ローラーに前輪が乗れば、後輪のローラーが動いてホイールベースを測定するらしいです。
□待機(ブレーキを踏んでいなくても大丈夫)
↓
表示「スピードメーター検査 40キロパッシング」
↓
□ゆっくりアクセルを踏んで、40キロになったらパッシングする。(2秒ほど)
↓
表示「スピードメーター●」
↓
ブレーキを踏んで止める。ギアをニュートラルに入れて待機
前回、トゥーランの時に一番あせった検査項目です。ESPが聞いていたのか、加速がスムーズにできず、メーターでは40キロにあっていなかったと思うのですが、エイヤっとパッシングて、冷や汗の合格でした。
今回は、加速もスムーズにいって、40キロになったところでパッシング。無事合格。
7
◉ライト検査
同じ場所で続けてライト検査
□ライトをハイビームにして待機
↓
ほどなく合格。テスター場で光軸調整済みなら、心配しなくてもOKです。
◉ブレーキ検査
表示「フートブレーキ かるく踏む」
↓
■ブレーキを思いっきり踏む
↓ ※ゆっくり踏むのではなく、一瞬で踏み込むこと!
表示「前輪●後輪●」「フートブレーキはなす」
↓
■すぐに離す!!!(表示をよく見ておくこと)
↓ ※いつまでも離さないでいると不合格になるので注意
表示「駐車ブレーキ検査 かるく引く」
↓
■サイドブレーキを思い切り引く
↓
表示「駐車ブレーキ●」 「駐車ブレーキをもどす」
↓
サイドブレーキを素早く解除する!
※今回、サイドブレーキのテストで1回目、係官がゆっくり引いて下さいと指示するので、本当にゆっくり引いたら不合格でした。2回目はしっかり一杯引いたら無事合格。
次に車を前進させ、マフラーの検査です。
8
◉マフラー検査
車を停止させ、置いてあるプローブという検査装置を自分でマフラーに差し込む。「検査中」と表示されればOK。
しばらくすると「○合格」と表示されます。
ここまで合格不合格に関わらず、継続検査票を記録機に差し込みます。合格した項目のスタンプが押される。
◉下回り検査
車をさらに前進させる。止めると、表示器に「エンジンを停止する」とか「PまたはNに入れる」とか表示されるので、指示に従って操作する。
下からハンマーでボディー下部を叩かれて終了。
これで終了。再度、検査票を記録機に差し込み、合格印をもらいました
このように、今回も係官がぴったり横で指示してくれますので、仮に不合格になった項目もやり直しができました。慣れた人だと思われるとどうなのか、また他の検査場ではどうかわかりませんが、愛知運輸支局は親切で優しい検査官が多いと思います。
★今回かかった費用 総額 66,765円
○法定点検 11,000円
オイル交換含む。
○予備検査 1,600円
○車検 54,165円
継続検査料 1,700円
自賠責保険 27,840円
重量税 24,600円
用紙代 25円
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