2009年07月24日
掃除機を買いに某家電量販店に行った。
今まで仕事で重宝していたものが壊れてしまったからである。
僕はこの掃除機をこのとても気に入っていた。
とにかく安くて、軽くて、でも吸引力は強く、コード式。
ハンディ掃除機と言えばほとんどがコードレスの充電式なのだが、コードレスは数時間充電してやっと15分使えるとかいうものが多い。
やっぱり使いたい時にすぐに動いてくれて、なおかつ時間を気にせず使えるものがいい。
以前買った値段は2800円であった。
店の奥の方へ行って同じモノを探してみる。すると、あったあった。
しかもそこには
「展示品処分 1280円」
とあるではないか。
2800円でも安いのに1280円てか。
迷うことなく店員さんを呼び、
「コレ下さい。」
と言った。
「展示現品ですけどよろしいですか?」
と聞かれたので、
「ええ、全然構いませんよ。」
と答えた。
どうせすぐに仕事で使うのだ。
「じゃ、レジでご精算願えますか。その後で袋に入れますね。」
と言われるままにレジへ行くと、その店員さんも付いてきて、レジ係の人に
「コレ、1000円で。」
と言ってくれた。
僕なんにも値切ってないのに。
そして僕の方を振り向き、
「1000円にしておきますね。」
と微笑んでくれた。
僕が支払いをしている間、店員さんは掃除機を持ってどっかへ行ってしまった。
そのあと、レジの近くで待っていたが戻ってくる気配がない。
ヒマなので、なんか見てまわろうと店内を歩いていたら、別の場所でさっきの店員さんが掃除機にいくつか付いていたシールのようなものを、一所懸命剥がしていた。
少しでもキレイにして渡そうとしてくれたのだろう。
あまりに真剣な表情で商品を拭き続けているので、僕が、
「適当でいいですよ。どうせ使っているうちにすぐ汚しますから。」
と言うと、この掃除機で使う専用の紙パックを取りに行って
「これ、お付けしておきます。」
と言ってくれた。
このパック、実は500円するのである。
今まで同じモノを何度か買っていたから値段はよく知っている。
ということは、本来2800円の掃除機が1280円になっていて、それをレジで1000円にしてくれた挙げ句に500円の紙パックまで付けてくれるのか。
てことは掃除機、500円じゃん。
500円て。
さっき食った、ゆうこりんラーメンより安いじゃまいか。
ちゃんとした掃除機なのに。
気に入って買ったものなのに。
500円て。
ありがとう、店員さん。
値段も嬉しいけれど、一番嬉しかったのは少しでも綺麗にしようとしてくれた、あなたの心遣いです。
Posted at 2009/07/24 22:20:00 | |
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