前回のつづき
昨日電話で依頼したペット探偵の方が夜来てくれました。
見た目は40歳過ぎくらいの男性で、ちょっと疲れた表情をしていたように感じましたが優しそうな人できっと動物が好きなんだろうなぁという印象。
とりあえず家に上がってもらって、今回の脱走した経緯やちゃったの性格などを細かく説明し、必要な情報をペット探偵の方に提供しました。
ひと通りこちらから説明をした後、ペット探偵さんの見解としては
・ちゃたろう君は臆病なので、きっと近くに身を隠している。
・室内飼いの臆病な猫なので、きっと100~200メートル以内だと思う。
・今は知らない世界に出てしまったので恐怖でフリーズ状態になっている。
・猫はかくれんぼのプロなので、本気で隠れた猫を探し出すのは困難。
・しかしこの辺は新興住宅街で家が密集しているから、どこかのお宅の軒下や庭先、クルマの下などに隠れているのだと思う。
・お腹が空いたら必ず動き出すので、その時が捕獲のチャンス。
・臆病な猫だと、動き出すまでおよそ一週間くらいかかる。
・怖いからって死ぬまで動かない事は絶対にない。
という物でした。
ネットで調べていた情報とほぼ同じ内容でしたけど、やはりプロの口からちゃったは近くにいると言ってくれた時はすこしホッとしましたが、もしかして1週間くらいは帰ってこないかもしれない・・・という悲しみにも包まれました。
ちゃった、早く帰ってきてほしいよ~
ペット探偵さんとの契約は、
・捜索は1日8時間×3日間の延べ24時間(休憩時間覗く)
・費用は上記の捜索+ビラ作成/ビラ配り、捕獲器レンタルなどでおよそ80,000円
・もし見つからなかった時は、希望により1日:20,000円で延長可能。
・延長しなくても、近隣の方からの情報があれば期間に関係なく提供する。
というものです。
見つからなくても80,000円の支払い、見つからなかった時は更に延長費用20,000円/日(希望あれば)という事でお金が結構かかってしまいますが、ちゃったが無事に帰ってくる可能性が少しでも上がるのであればと即決で今回ペット探偵さんに捜索をお願いする事にしました。
ペット探偵さんと話をした感触でこの人は動物が好きで誠実な人なんだろうなーという気持ちが伝わってきましたので悪質な業者ではないと思いました。
まず最初はペット探偵さんが半径200メートル以内のお宅に作ったビラを入れがらちゃったを捜索(8時間)してくれる事に。
その間自分でもやれる事はやろうと、近所の捜索及び付近の人への情報提供のお願いをして歩きました。
これまで近所の人とほとんど交流が無かったので抵抗はあったのですが、ちゃった保護の為にはそんな悠長な事を言っている場合ではありません。
実際に声をかけてみると僕の不安をよそに近所の奥様たちはとても友好的で、猫を探している旨を説明をすると心配してくれたり、見つけたら必ず連絡しますと言ってくれて少し安心しました。
2時間くらい捜索しましたが特に手がかりもなく、以降はペット探偵さんに捜索をまかせ一度家に帰りました。
家に戻ると猫が毎度お出迎えをしてくれるのですが、その中に当たり前ですがちゃったの姿はありません。(´;ω;`)ブワッ
階段でお出迎えしてくれた時のちゃった。長い尻尾がとってもキュート。
そしてその日の深夜、8時間探し終えたペット探偵さんがこの日の捜索結果を伝えに家に来ました。
この日見つかるとは思っていませんでしたが、やはりこの日ちゃったを見つける事はできず、ビラを各家庭に配り終えたとの事。
あと犬がいる家庭や猫よけのペットボトルがある家庭などを細かくチェックしていて、これらの家庭にちゃったが潜んでいる可能性は低いとの説明されました。
(猫よけのペットボトルって本当に効果あるんだっけ??)
そして2回目の捜索をいつにするか相談がありました。
ちゃったを早く見つけて欲しいという焦りはもちろんありましたが見つからない可能性の高い日(フリーズして固まってると思われる近日中)を探しても仕方ないので、その辺は情報の入り具合を見ながら判断しましょうという事になりこの日は捕獲器を置いてペット探偵さんは帰って行きました。
捕獲器はこんな感じのもの。中に餌をいれて猫が入ると入り口が閉まる仕掛け。
【脱走3日目】
今日から仕事です。
ちゃったの事が心配で仕事が手につくか不安でしたが、とりあえず昨日借りた捕獲器を自宅裏に設置しわずかながらの希望を胸に出社。
出社してすぐにPCの電源をいれる訳ですが、PCの壁紙がちゃったの食事している写真だったのでそれを見て思わず涙ぐんでしまう僕。(´;ω;`)ウッ…
職場PCの壁紙に使っている写真です。もう超絶かわいい。
あぁ、ちゃった、、、何で帰ってこないの。
この写真を撮った時は本当に幸せだった とか、今頃知らない家の軒下でガクブルしているのだろうか、、、などと始業前からちゃったの事で頭がいっぱいです。
案の定、仕事中も頭の中はちゃったの事ばかり。
心配で心配で仕方ありません。
いつもは残業をしてるので帰るのが21時~22時くらいになるのですが、こんなに遅くなるとちゃったを探す時間も少なくなってしまうので、ちゃったが脱走した事を上司に話をして、しばらくは早く帰らせてもらう事を了解してくれました。
理解ある職場で本当に良かった!
あとから聞いたのですが、この時期の僕は仕事中ずっと上の空だったらしいです。
本当にすみませんでした。m(_ _)m
仕事から帰ってきて、期待しながら朝設置した捕獲器を見ても何も変化無し。
近所の野良猫すらかかっていませんでした。
仕方ないので近所の捜索にとりかかります。
「ちゃったー、ちゃったー」と名前を呼びながら探し続けるも反応無し。
しかも探しだした時間19:30頃などでどの家庭も夕飯時で子供の声やペットの犬の声が外まで聞こえるので、ちゃったが返事をしたとしても恐らく気づけ無い状態でした。
ちゃったの反応は期待しないものとして、とにかく目視で探します。
猫が隠れそうな所をくまなく探しますがどこにもいません。
一度家に戻り、奥さんが仕事から帰宅して食事をした後再度捜索しましたが何の成果も無し。
これから暫くの間、毎日朝4:00頃に捜索、帰宅後9:00頃と0:00頃に猫捜索をする日々が続きます。
更に次回に続きます。