セリカちゃんの嫁入り修行 4時限目(ミッション、インポッシブル)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
いったんリアを降ろして、今度はフロントへ。
後ろから前から行きますよ。
フロントパイプを外します。
ボンネットを開けて、真下から覗くと・・・
ほぼ90度開いたボンネットの裏に陽の光が射し込み、景色を赤らめます。
逆アリゲーターならでは?
ナットは、案外すんなり外れました。
2
そして大物ともご対面。
ダルマセリカは、T型エンジンなら、最終的にはAE86にも搭載された、名機T型ミッションですが、より耐久性の必要な18Rには、P型(P51?)が搭載されているそうですが、この車には、コーションプレートを見ると・・・
・・・4F2・・・?
・・・何だそれ?聞いたこと無い・・・
ギヤボックスケースが鋳鉄、ムダに重そうです。
4速ミッションでした・・・
しかも、シフトレバーが自動でセンターに戻らない(多分、リターンスプリング?紛失)!?
コリャ、終了ミッションだ・・・
もう1つ驚いたのは、ミッションメンバーを固定するボルト穴が、前後数パターンできそうなほど、多数あります。
これは・・・胸に火が点くやつ・・・
3
ミッションメンバーの固定ボルトが、M10かと思いきや、まさかのM8!?
重いよ、大丈夫?
ま、いいや、降ろすべく周辺も外していきます。
スピードメーターケーブル、レリーズシリンダー、セルモーター・・・
オイルもとっとと抜きましょう。
4
オイルを抜き終わったら、いよいよ・・・
プロペラシャフト引き抜き!
フロント上がりの状態なので、ミッションの後方(エクステンション部)にドレンから抜けきれなかったオイルが溜まっています。
それがペラシャ挿し込み部から漏れてきます。
試しに・・・
W系ミッション(アルテッツァ6速も使用可)用切断ペラシャで蓋をしてみます。
外径、内径、スプライン、合うのだろうか・・・
合いました!
・・・ということは、この4F2ミッションは、T型よりは強度があるのかもしれません(シャフト径が太い)。
5
さぁーて、ミッション降ろしましょうかね・・・の前に!
このまま外すと、エンジンが傾きます。
傾きすぎます。
この車のエンジンメンバーは、緑線の形、通称(私だけ?)『逆ブーメランメンバー』です。
多くの車両は、青線のような、ほぼ真横に通す形をしていますが、この場合、エンジンの傾きをメンバーが受け止めてくれます。
ところが、逆ブーメランの場合、受け止める物がありません。
強いて言うなら、バルクヘッドに当たって止まります。
なので・・・
バルクヘッドとエンジンの間に、ダンボールアブソーバーを差し込んで、解決です!
アナログが、デジタルを超越する瞬間です・・・
6
デジタル?
ミッションメンバーの固定ボルトには、回り留めの爪が付いています。
まだスプリングワッシャーに期待できなかったのでしょうか?
左右で4本あるボルトを左右2本にして、それらもいよいよ・・・
ミッション本体を、(傾いた勢いで、一気に離れないように)肩で抑えながら残りのボルトを外すと・・・
『ガコッ!』
何とか半落ち状態で固まりました。
後は自分の体をクッションに、両膝でミッション本体を挟み(私は“ラッコごっこ”と呼んでいます)、少しずつ引き抜き・・・
・・・あれ?抜けない!?
7
シフトレバー、外し忘れてたあぁぁぁぁ!!(TT)
こんな体勢で外すとは・・・
外したら投げ捨てて、もう一度ラッコごっこだ!
ぐっ!?くそっ、ケースを鋳鉄なんかで作りやがって!アル6(アルテッツァ6速)より重いじゃねぇか!
ちょっと!ミッションメンバー、長くない!?
#%*@仝&〒§!?
∮¥Θ♂♀⊃♪※Å━ヰ!!
∬㍼⊂(∵)ю㌧㌦㊤㊤㊦㊦㊧㊨㊧㊨βα!!!
ドサッ
・・・
・・・・・・フゥーーー・・・
今日はこんなもんにしといたろか・・・
8
アレのなりの果て。
半世紀余り、ご苦労様でした。
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