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明石暇夫のブログ一覧

2018年06月07日 イイね!

ももクロ応援日記(2)

2017年12月13日(水)

さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開催されたももクロのライブ「ももいろクリスマス2017~完全無欠のElectric Wonderland」に参戦してきた。

ももクロにとって、さいたまスーパーアリーナでの公演が3年ぶりというだけでなく、最近のももクリは2015年が軽井沢のスキー場のゲレンデ、2016年が幕張メッセで設定温度28℃で暖房を利かせてという、極端な環境でのライブが続いていたので、まともな会場での冬のライブも3年ぶりとなった。

その日は昼で仕事を切り上げ、急いで帰宅して小山から電車に乗り、さいたま新都心に向かった。3時半には会場入りして、LINEのグループの仲間と写真を撮ったり、サブステージでの女子プロレス(!)を観戦したりして過ごした。選手のひとりである神取忍さんは「ミスター女子プロレス」として斯界では有名な方とのこと。あと、「特攻の拓」で有名な漫画家の所十三さんがももクロ関係の著書のサイン会を行っていたので、1冊買い求めてサインしてもらった。夏のライブもそうだが、盆と正月がいっぺんに来たような騒ぎである。

私にとってももクリは、2013年に初めて参戦して以来5回目となるが、今回は前に行われたイベントのためかアリーナモードでの使用となり、キャパシティが2万人弱とかなり少なかった。このため知人の間でも落選となった人が多く、チケットが取れたのは幸運だった。まあ、本会場でのチケットが取れなくて会場隣でのライブビューイングだった2016年の不運とで差し引きゼロか。などと考えながら席を探すと、何と、実質は1階スタンド席となる200レベルの4列目、しかもステージ上手側にかなり近い。ステージからの距離はアリーナの前方と同じで、高さがある分だけよく見えるという、まさに絶好の位置だった。今年最大の幸運かもしれないと思った。

そうして始まったライブは、「完全無欠のElectric Wonderland」と題するだけあって派手な電飾を多用していたが、それ以外に凝った演出はないように見えた。特筆すべきは、普段大箱ライブに参加するバンドは小規模な編成で、途中からはスーパードラマーとして知られる神保彰さんが加わったこと。普段のライブとは違うサウンドが楽しめただけでなく、幕間に披露してくださったワンマンオーケストラのサウンドは、一人で出している音とは到底信じられない凄さで、口あんぐりだった。

さいたまスーパーアリーナだから音響は申し分ないし、メンバーの表情までは見えないものの、ダンスは5人ともよく見えるという環境で、本当にありがたかった。

そうして観て聴いたパフォーマンスは、DECORATIONやBLAST!のような最新の難しい曲も完成度が目に見えて高くなっているのも含めて、過去最高のライブだったんじゃないかと思った。公私ともにいろいろありすぎてくたびれ果てた一年だったが、その最後をこのような形で締められて本当に良かった。

という晴れ晴れとした気持ちで帰途に着いたが、この時は、これが私が5人でのライブを生で見る最後の機会になるとは全く予想できなかった。


2018年1月15日(月)~1月21日(日)

1月15日の昼、ももクロのメンバーの一人で緑色担当の有安杏果さんが、グループから卒業することを自身のブログで明らかにした。LINEのグループの仲間からの情報で私もすぐに知ったが、かなり驚いた。その日の晩のテレ朝動画の番組を見たら、ももクロを辞めるだけでなくて芸能界からも離れることになっていて、また、わずか6日後に幕張メッセで開催されるライブをもって卒業するという。

メンバーの卒業といっても、その影響度が他のアイドルグループより格段に大きいのは明らかだった。5人が4人になるから戦力が20%ダウンという単純な話ではない。何しろ、2011年の春に青色担当の早見あかりさんが女優に専念するために脱退して以来7年近く、メンバーの卒業や入れ替わりは一切ないのだ。つまりももクロは、ある程度有名になってからずっと今の5人体制が続いていて、ファンもそれが当たり前のように思っていた面がある。おまけに、歌の大きな特徴として、サビの部分を5人で歌い、他は細かくパート分けして1人ずつ歌い継ぐのがほとんどというのがある。また、振り付けやフォーメーションも5人で踊ることを前提に組み立てられている。今回有安さんが卒業しても新メンバーが加入することはないと明言されたから、これらがすべて崩れてしまうことになる。これから本当に4人でやっていけるのか?と思わずにはいられなかった。

21日に幕張メッセで開催されたライブは、チケットの申し込みをしなかった。単純に、卒業する有安さんのファンにできるだけたくさん行ってもらいたいと考えたためで、自宅でAbema TVで観覧した。

十数曲を披露したライブの本編が終わり、卒業する有安さんに、残る4人からステージ上でひとりずつメッセージを送る場面になったが、リーダーの百田さんが「10周年は5人で迎えたかったです」「叶わない夢もあるんだなと思いました」と語った時は、めったなことでは弱音を吐かない人だけに、その辛さが伝わってきて、私までいたたまれない気持ちになってしまった。

有安さんがステージ後方に捌けた後は残った4人が「あの空に向かって」を歌ってライブが終わった。この曲は、約10年前のデビューに際して用意された曲に、メンバーが持ち寄ったフレーズをつなげて歌詞にしたものだが、2番最後の「希望あふれた未来へ 僕らは夢を描くよ あの空に向かって はばたこう」という部分と、この日の寂しい雰囲気とのあまりのギャップに複雑な気分だった。とりあえず、4人になったももクロを応援し続けることだけは心に決めたものの、今後の彼女たちがどうなるかはその時点では全く予想ができなかった。

(続く)
Posted at 2018/06/07 01:08:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | MCZ | 日記
2018年06月07日 イイね!

ももクロ応援日記(1)

公私ともにいろいろあってブログを書いていなかった昨年後半ですが、その間も、いや、そんな状況だからこそ、ももクロの応援は続けておりました。その中で現場に行った時のことを中心に書きとめておきます。

2017年10月21日(土)

東京の武道館で開催されたももクロのライブ「Over.40祭り」に参戦してきた。Over.40祭りとは、ももクロのファンクラブ会員で40歳以上の人だけが対象で、50を過ぎた私は余裕で有資格者である。

キャパシティ1万人と言われる武道館が満員御礼となったのは事前に聞いていたが、いざ会場に着いて周りにいるのが中高年ばかりであるのを見て、「本当に40代以上だけで武道館を埋めたんだ。。」という驚きしかなかった。

生憎の雨の中、LINEのグループの仲間と駄弁りながら駐車場で時間を過ごした後、開場時間になったので座席券を発券し、会場に入った。やがて分かったことだが、アリーナの前方に行くほど年長者、スタンドの後方に行くほど年少者といく並び方となっていた。50代前半の私はアリーナの後ろから3分の1くらいの場所で、この年ではまだまだ若輩者ということらしい。ちなみに、最前列の真ん中にいる最年長者は何と88歳の女性とのことである。しかも、今回のライブのチケットは1人1枚だけしか取れず、本人以外は使えない仕組みなのだ(他人だと顔認証で弾かれる)。つまりこの女性は誰かに誘われたとかでなく、自分の意思で聴きに来たということで、完全に脱帽ものである。

やがて始まったライブは、体力の落ちている年長者を労わってしっとりしたおとなしい曲を中心に…ということは全然なく、逆ににぎやかでダンスも激しいアゲ曲ばかりだった。私は立ってペンライトを振っていただけだが、いわゆる振りコピをしてた人は結構たいへんだっただろう。

この日は学生祭りと合わせて2回公演だったこともあってか、アンコールを入れて11曲と短めではあった。しかし、セットリストのせいか会場の盛り上がり方は相当なものがあった。また、私より年長の人だけでアリーナの3分の2くらいを埋めるだけの人が来ていたのは心強い限りだった。と同時に、いつか自分が観客の最年長記録を更新できたらと、ふと妄想してしまった。ただそれには、最低あと35年はファンを続けている必要がある。いや、やっぱりどうせなら、100歳でライブに参戦することを目標にしたい。その時メンバーは平均69歳だが、CSの歌番組「ももいろフォーク村」でアルフィーの坂崎幸之助さんから、若大将フェスティバルで加山雄三さんから薫陶を受けている彼女たちなら、きっとやってくれるだろう。

さらにさらに、同じ年にポルシェ911の100周年をお祝いできたら、人生思い残すことはないんじゃないかと半ば本気で考えているところである。


2017年11月11日(土)

栃木県那須塩原市の黒磯文化会館で開催されたももいろクローバーZジャパンツアー「青春」の第14回に参戦してきた。

青春ツアーとは市民会館クラスの会場でのライブを全国47都道府県でそれぞれ1ヶ所ずつ、全部で47会場で2年かけて行うもので、栃木はその14回目だった。チケットは開催地の県に住所がある人に優先的に割り当て、余れば他の県の人にもという仕組みで、私は小山を住所として届けていたので、無事に2枚入手することが出来た。

午後1時半過ぎに小山駅で連席相手の友人A君をピックアップし、マーチで東北道に乗って北に向かう。那須塩原は県の北端に近いが、南端の小山からの距離はわずか80kmで、3時過ぎには会場入りできた。

会場では既にカラフルな服に身を包んだたくさんのファンが既に集まっていたが、建物の中に入ってみると、ロビーの物販エリアの一角で、ももクロ育ての親で名物マネージャー兼プロデューサーとして有名な川上アキラさんが、生写真を売っていた。さっそく写真を買い求め、せっかくの機会だからと2ショットの写真をお願いしたら快く応じてくださった。ももクロのライブで運営側と観客の距離がこんなに近いのは他には無いのでうれしい限りである。ちなみに栃木の生写真は、リーダーの百田さんが道の駅「どまんなか田沼」で、レモン牛乳を片手に足湯に浸かっている、という絵だった(本当は飲食禁止の場所ですが)。メンバーの1人が前乗りで県内の有名な観光スポットを回り、その写真やライブ中に流す動画を撮影しているというのは既に他の県で行われていたので知ってはいたが、この道の駅の足湯、たまたま2つ前の週末に私も初めて利用したこともあり、一気に親近感が高まった感じだった。

開場時間の4時になったので席についたが、第一印象は「こんなに小さな会場で歌ってくれるんだ…」の一言だった。2階席まで含めてのキャパシティは1500人弱で、私たちの席は1階の後ろから5分の1くらいだったが、今までのどんなライブよりもコンパクトな会場は、すべての席が神席と呼べるレベルだった。

5時に始まったライブは2時間半あまりに及び、アンコールを入れて21曲が歌われた。青春ツアーは初めてももクロのライブを見る人も多いことを考慮して、セットリストは有名な定番曲を多く取り入れる形で組まれていたが、どれも好きな曲ばかりである。また、小さなステージに固まっている5人が同時に視野に入るのは大箱のライブでは無理な話で、メンバー全員を応援する箱推しの私には本当に貴重な機会となった。本当にすべての時間を心から楽しめたひとときだった。

終演後は急いで会場を出発したが、神奈川まで帰るA君を小山で終電に乗せようとすると、夕食の時間が無くなってしまうのが分かった。このため、ももクロ談義をしながらゆっくり夕食を摂り、その後は私のマンションに泊まってもらった。道中もずっとももクロに関する話をしていたし、それを含めて本当に楽しい一日だった。

考えてみれば、キャパシティ千人台の小さな会場でライブを行うのは、手間は果てしなく掛かる一方で、利益はほとんど出ないはずである。それを、大箱ライブでは1日に5万人を集めることもあるももクロが行ってくれるというのは、その心意気やよしという他ない。そこまでやるのは「笑顔を届けるという部分で天下を取りたい」という、国立競技場のライブでリーダーの百田さんが語った目標に近づくためと私は理解していているが、メンバーや運営陣にとっても得られるものは少なくないはずなので、ぜひ残りの33回を無事に完遂させてほしい。

(続く)
Posted at 2018/06/07 00:58:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | MCZ | 日記
2017年08月13日 イイね!

夏のバカ騒ぎ2017

夏のバカ騒ぎ20178月5日と6日に味の素スタジアムで開催されたももいろクローバーZのライブ「ももクロ夏のバカ騒ぎ2017 -FIVE THE COLOR Road to 2020- 味の素スタジアム大会」に2日とも参戦してきた。



今年の夏のライブは、過去3年間お祭りとの融合として行ってきた桃神祭をお休みして、スポーツとの融合をテーマとして行われることになっていて、いったいどんなものが見られるのか興味津々だった。

初日は昼過ぎに電車で会場入りして、場外に設けられたステージでの若手アイドルのパフォーマンスを見たり、飲食ブースのカレーライスで腹ごしらえしたりして過ごした。もう完全にライブというよりお祭りのノリである。



ちなみにこの日は、上はももクロ公式グッズの黒いTシャツで下は普通の半ズボン、頭は帽子無しで「笑顔で天下統一」と記されたやはり公式グッズの黒いハチマキを締める、という出で立ちでライブに臨んだ。



ももクロの大きなライブでは当日まで座席がどこになるかが分からないが、初日に引き当てたのは、アリーナの前から10%くらいの上手側という、かなりいい場所だった。2日目は知人のチケットの同行枠で、ステージからはかなり遠いスタンド席だったが、会場のほぼ全体が見渡せて、ペンライトの光の海を見るのも趣があった。席がどこだろうと楽しまなきゃ損!

オープニングの後ステージに登場したのは、総勢130数人からなる関東学院のマーチングバンドだった。吹奏楽でのファンファーレの演奏と、それに合わせて大きな旗を振り回すパフォーマンス、圧巻のひとことだった。もうひとつの驚きは、バンドのメンバー全員が、黒い上着と黒い長ズボン、てっぺんに房の付いた四角い帽子というフォーマルなユニフォームで決めていたこと。午後5時を過ぎて少し涼しくなったとはいえ、30℃前後の暑さなのにである。この日共演したアスリート達への最大級の敬意なんだろうと思え、その心意気がうれしかった。

初日の1曲目は、8月2日にCDが発売されたばかりの新曲「BLAST!」。この曲、ひとつ前のブログで書いたとおり、発表されてすぐに好きになったが、スタジアムで大音量で聴くとぜんぜん別物というくらいド迫力で、アドレナリン出まくりという感じだった。と同時に、吹奏楽用にアレンジしたらピタリとはまるんじゃないかという印象を持った。ももクロの曲と吹奏楽の組み合わせは、シエナ・ウィンド・オーケストラや湘南台高校が演奏するCDが既に発売されているが、それ以降にも合いそうな曲が多く出ているので、是非もう一度やってほしい。

「BLAST!」は自分との戦いに挑む人を励ます内容であるのに対して、カップリング曲である「境界のペンデュラム」は、それに挫折しそうな人や敗者となってしまった人へのメッセージになっている。この曲もたいへん気に入ったが、生歌で聴いた「報われる者は幸福な者さ 祝福を待ちきれず 闇に堕ちないで」という部分、自分の心の中を見抜かれたような気がして、言葉にならない思いで胸がいっぱいになってしまった。ももクロの楽曲には、言葉の力はすごいと思わせる歌詞がこの曲に限らずいくつもあって、これも魅力の大きな部分だと思う。

そういえば、初日の3曲目に歌った「上球物語 -Carpe diem」では、Carpe diem(カルペディエム、その日を摘め)、Memento mori(メメントモリ、死を記憶せよ)、Que sera sera(ケセラセラ、なるようになる)というフレーズが執拗に繰り返されている。私には、「過去や未来にとらわれず、仮に明日人生が終わったとしても悔いがないくらい、今日を精一杯生きて、そして楽しめ」というメッセージに受け取れ、それがももクロの大半の曲の歌詞に通底している気がしてならない。

とはいっても、夏のバカ騒ぎというだけあって、その上球物語を含めて、セットリストは最初から盛り上がる曲の連発だった。それらの曲でのコールアンドレスポンス、夏のライブの定番となっている「ココ☆ナツ」で放水を浴び、「ワニとシャンプー」で扇子を振り回し、「走れ!」の落ちサビから暗転してペンライトの光だけになったところから観客全員で歌うなど、これが無いと夏が来た気がしない。本当に、頭のネジを外してバカになって楽しめた。翌日からは仕事で今年最大の山場だったが、あれだけ楽しい思いをしたのだからと気合いを入れて連日遅くまで頑張り、何とか金曜日の夜中までに終わらせることが出来た。

幕間では、陸上競技、スポーツクライミング、空手の演武などが披露されたが、パラリンピック男子走り高跳びの鈴木徹選手が特に印象に残った。この方は片足が義足で、5万人近い観客が見守る中、1回目の試技で1m75を綺麗にクリアした。本当に素晴らしいフォームだし、大観衆の注目をプレッシャーでなくてエネルギーに変えてしまう力を持っているんだろう。パラスポーツ自体を生で見るのが初めてで、貴重な経験になった。

また、男子空手の三人による演武も凄かった。突きは目にも止まらぬ速さだし、組手では寸止めだから突いてはいないのに、拳と相手の体との距離がゼロに見えるしで、その迫力に圧倒された。

このライブでももクロが歌ったのはアンコールを入れて初日が26曲、2日目が28曲で、しかも私にとって期待外れは1曲もなく、さらに、第一線で活躍するアスリートの競技にも触れることが出来て、本当にお腹いっぱいという感じになった。そうした中、2日目最後のMCで、黄色担当の玉井さんが「笑顔が連鎖するのと同じように、頑張る姿も連鎖するんだなと思いました」という趣旨のことを語っていて、それそれ!と思った。ももクロの歌には頑張る人の力を呼び起こす力が間違いなくあると思うし、野球の田中将大投手や柳田悠岐選手がももクロの歌う登場曲を作ってもらっているのも、そのためだろう。かくなる上は、2020年の東京オリンピックの開会式では、是非ももクロに何か歌ってほしい。実際、ももクロが桃神祭でやっている内容は、古典からポップカルチャーまで、昔と今、伝統と革新といったものを全部突っ込んだものになっていて、海外に向けてこれが日本だと発信するに相応しいと思う。(他にも素晴らしいアーティストはたくさんいるが、表現できる内容の幅の広さではももクロが随一だろう。)それは別としても、誰もが無理と思っていた紅白出場や国立競技場でのライブを実現させた彼女たちなら、東京オリンピックへの参加、きっとやってくれるだろうと、かなり本気で信じている。


参考情報: ナタリーによるライブの記事
http://natalie.mu/music/news/243758
Posted at 2017/08/13 10:58:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | MCZ | 日記
2017年07月27日 イイね!

BLAST!

私は普段の食事は一日一食で、しかもその一食は自炊するので、ひとりで外食することはめったにないのですが、この前の日曜の昼、バーミヤンに行ってきました。



頼んだのは「カリッとジューシー 特製ネギ塩から揚げ 餃子・半チャーハンセット」で、感想は以下のとおりです。



・ネギ塩から揚げ
から揚げ自体に割りとしっかりした下味が付いていて、まずまず。ただ、そこにネギ塩のタレをかけると、私の好みからすると少し塩辛すぎ。

・餃子
餡がしっかり詰まっているのはマル。皮は比較的厚め。外側に油がかなり残る焼き方で、もう少しパリッとさせた方が好み。

・チャーハン
炒めたのではなくて炊いたのではというような食感で、もっとパラパラに仕上げたいところ。

ちなみに、私は仕事で20カ国くらい行った中で、出された食事で食べられなかったものがひとつも無いので、味覚には柔軟性がある方だと思いますが、何というか、人間の味の好みは、子供の頃に慣れ親しんだ味に大きく左右されているんだろうな、と思った次第です。

食後に頼んだのは、「とろとろ白桃とアンニンのアイス添え + レンゲ1本」のセットを2つです。



察しの良い方ならこの時点でお分かりかもしれませんが、ももいろクローバーZ絡みで、新譜「BLAST!」発売記念のキャンペーンなのです。デザートに付いてくるレンゲには、桃と四つ葉のクローバーをあしらった、ももクロのトレードマークである「家紋」が印刷されていて、早い話、10年ぶりくらいでバーミヤンに来たのは、これが目当てでした。




ちなみに、ネギ塩から揚げを推しているピンク担当の佐々木さん、日本唐揚協会によって2017年ベストカラアゲニスト(女性アーティスト部門)に選ばれたほどで、ファンの間ではから揚げ好きとして有名です。

ただ、念のために付け加えると、ももクロのグッズなら何でも集めている訳ではないです。ペンライトの他は、ライブ会場だけでなくて普段使いも出来るパーカー、Tシャツ、タオル、リュック、キャップくらいまでで、生写真とか人形(!)などには手を出していません。

今回、首尾よく箱推し(メンバー全員を応援すること)カラーの黒いレンゲが当たったので、これで満足しているのですが、入れ込んでいる人はとことん集めるようで、今回のキャンペーンでも、初日にレンゲを6種類コンプリートしたツワモノがかなりいたそうです。デザートを6つも頼むとは。。

さて、そのニューシングル「BLAST!」ですが、楽曲が7月16日に、ミュージックビデオが26日に解禁となりました。そのMVですが、想像のはるか斜め上を行くものになってました。架空のスポーツの祭典(どうみてもオリンピックを意識している)で、アスリートに扮したももクロのメンバーが、重量挙げ、卓球、フェンシング、柔道で頂点を懸けた試合に挑む、という内容ですが、そこに出てくる本物のアスリートが、どちらが主役かというくらい凄い人たちばかり。フィギュアの織田信成選手が卓球のコーチ役で出ているのは思わず笑っちゃいました。

おまけに試合ぶりも、ガチの勝負かと思うほど真に迫っている(ように、素人目には見えました)。ハイライトは、リーダーの百田さんが、柔道家でリオ五輪銅メダリストの山部佳苗選手と対戦するシーンでしょう。4分20秒あたりからの、体重が2.5倍はありそうな山部選手に体落としを仕掛けて見事に一本を取った場面、文句なしにカッコいい。他のメンバーともども、ももクロの魅力である「キラキラでギラギラ」なところを存分に見せてくれたと思います。

https://youtu.be/OlJ2IBf_Im8?t=4m10s

MVもすごいですが、曲自体も素晴らしい。今ももクロ界隈で最も注目されている作家のinvisible mannersさんが作詞、作曲、編曲のすべてを手がけていて、スピード感と躍動感あふれるメロディー、技巧を尽くした編曲、歌詞の力強いメッセージで、聴いていてワクワクします。8月5日、6日に味の素スタジアムで行われるライブで聴くのが楽しみ過ぎます。

ひとつ注目すべきは、「単純な答えさ もう分かってるんだろ ライバルは自分だと」など、歌詞で一貫して「自分との戦い」を表現している点なんですね。他の曲でも「己の敵は己自身だ」(天手力男)、「敵は自分の中にあった」(Chai Maxx)、「自分との戦いに負けたくないんだよ」(デモンストレーション)などがあり、ももクロの運営陣やメンバーの考えが反映されている部分で、こんなところにも共感を覚えます。

という訳で、ファンにとっては、気合いを入れるのにもってこいの曲がひとつ増えました。ただ、すごくイイ曲なので、ファンでない人が気合いを入れる助けにもなれたらもっと嬉しいです。なので、東京オリンピックの応援ソングに採用してほしいとも思ったですが、早口ですごく歌いにくい曲なので、私らのような普通の人にはちょっと無理かも。
Posted at 2017/07/28 00:38:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | MCZ | 日記
2017年07月24日 イイね!

あの素晴しい愛をもう一度

あの素晴しい愛をもう一度ちょっと前の話ではあるが、7月13日(木)の午後、半休を取って、東京・お台場のZepp Divercityで開催された「坂崎幸之助のももいろフォーク村ちょいデラックス第73夜」に参戦してきた。

フォーク村自体は、「坂崎幸之助のお台場フォーク村」として開催されていたライブが前身で、約3年前からCS放送に場を移し、ももクロのメンバーがレギュラーとして出演する月1回の生番組に形を変えて、今に至っている。毎月、ネット配信で見ているだけだったが、今回初めて、夏、冬と年に2回あるライブに参戦できることになった。名古屋に勤めていた頃は、平日の夜に東京で行われるライブに行くのはハードルが高かったが、このたび関東民となったので、せっかくの機会を逃す手はないと思った次第。

LinkLinkSmile!の仲間が融通してくれたチケットは、1階のスタンディング席で、何と、整理番号が若い方から10%以内だった。おかげで、前から7~8列目の下手側という絶好の位置につけることができた。おまけに、どうしたことか、前方には私より背の高い人があまりいなかった。こんな幸運はめったにない。

18時の開場から1時間待ち、19時の開演で幕が上がると、MCを務めるTHE ALFEEの坂崎幸之助さんが、約5m先にあるステージ上で私のほぼ真正面の位置に陣取り(スタジオでも同じ並びで、私も坂崎さん目当てで下手側に行ったので当たり前ではあるが)、ももクロとバンドのメンバーが次々に現れ、普段PCの画面越しに見ているフォーク村が自分の目で始まるのを目の当たりにすると、これは本当に現実だろうか、という気分になった。

そうして始まったフォーク村、控え目に言っても、神ライブと呼ぶにふさわしい内容だった。ライブハウスの本当に小さなステージで、坂崎さんと腕利き揃いのミュージシャンによる演奏、ももクロのメンバーとゲストの歌、これを4時間近く堪能できたのだから。ちなみに今回のゲストは、和田アキ子、miwa、にゃんごすたー、桐嶋ノドカ、森口博子(敬称略)といった面々だった。

最初のゲストは和田アキ子さんで、フォーク村は昨年に続いて2回目だったが、今回ももクロの5人と一緒に歌ったのが、こともあろうに「ゴリラパンチ」だった。この歌、歌詞が「ゴリラのパンチはすーごーいー」で始まり、途中には、「ウッホウッホ」と歌いながらゴリラが胸を叩くような振り付けがあるのだ。果たして、アッコさんのパンチの効いた歌い方はこの曲にピタリとはまり、客席も異様に盛り上がっていた。ももクロのライブでは当たり前のコールアンドレスポンスもアッコさんには新鮮だったのか、めっちゃ楽しそうに見えた。

ただ、残念なことに、アッコさんが捌けた時くらいから後の記憶が飛んでしまっている。緑担当の有安さんのドラムが結構迫力があったとか、ゲストミュージシャンのにゃんごすたーが、有安さんが即興で叩いたフレーズを直後にそっくりそのまま繰り返す掛け合いが面白かったとか、断片的には覚えているが、どうも、あまりにも幸せすぎて、自分のキャパシティを超えてしまったらしい。

そんな中で記憶がはっきり残っているのは、アンコールの何曲目かで、前日に23歳の誕生日を迎えた百田さんと、やはり7月が誕生月でコーラス担当の加藤いづみさんへのプレゼントとして、坂崎さんがももクロのバラード曲「キミノアト」をギターの弾き語りで披露した場面だった。坂崎さんのギターから繰り出される音は、本来のバンド用に編曲されたサウンドとは当然ながら全く別なものだったが、曲にピタリとはまっていて、こんな表現もありだったのかと驚いた。本当に、一瞬たりとも聴き逃すまいという思いだった。ステージ上では、坂崎さんのすぐ隣(ということは私のほぼ正面)で、椅子に掛けた百田さんが、終始穏やかな微笑みを浮かべて聴き入っていた。ちょっと前にX JAPANの「紅」を熱唱していた時とはまるで別人のようで、とっても印象的だった。

「キミノアト」に続くアンコールのラストは、出演者全員と観客全員で、北山修・加藤和彦両氏の「あの素晴しい愛をもう一度」を歌うことだった。しかも伴奏は坂崎さんのギター1本、出演者の歌もマイク無しの地声である。

「あの素晴しい愛を…」は、ももクロは4年前のライブで南こうせつさんと一緒に歌っているし、昨年のフォーク村のライブでもラストはこの曲だったようだ。私にとっても、10代後半の頃から好きな曲である。それを同じ空間で一緒に歌えるなんて、本当に夢のような時間だった。私の周りの観客は若い人が多かったせいか、歌っている人が少なかったこともあり、声が濁らないように気を付けながら、思い切り歌った。おまけに、目の前5mの場所にいる百田さんのマイクを通さない地声がはっきりと聴こえてくるし、一生忘れられないような思い出になった。

ところで、私がももクロのライブに初めて行ったのは約3年半前のことだが、パフォーマンスはもとより、会場全体の一体感や高揚感にやられてしまい、以来、それらを味わいたくて、主なライブには極力行くようにしている。ただ、今回思ったのが、「あの素晴しい愛を…」のような、一生残るような記憶の断片も無意識に求めているのかも、という点である。というのも、生歌や生演奏には、人の記憶に強く残るような、何か特別な力があるような気がしてならないからである。たとえば、30数年前の高校の卒業式で、卒業生退場の場面で音楽部(珍しくもブラバンではなくてオーケストラ)が演奏してくれたエルガーの「威風堂々第1番」、どんな音で鳴っていたのか、今でもはっきり思い出せる。この曲を聴いたのはこの時が初めてだったのにである。

いずれにしても、今回のフォーク村、2年前に聴いた「チャイコフスキー三大交響曲 一挙演奏」に匹敵するくらいの感動体験だった。

一生のうちであと何回こんな思いを味わえるのか分からないが、今後も「モノより思い出」を合言葉に、楽しいことを探していきたいものだ。などと考えながらチケット予約サイトのイープラスを見ていたら、8月末にT-SQUAREのコンサートツアーが茨城でもあるのを見つけた。ぜひ日程を遣り繰りして行ってみたい。最後にライブに行ったのは20何年も前であるが、そこからどのように進化したのか、楽しみで仕方がない。
Posted at 2017/07/24 00:58:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | MCZ | 日記

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