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明石暇夫のブログ一覧

2015年05月31日 イイね!

ヴィヴィオのエンジン油温

ヴィヴィオのエンジン油温ひと月ほど前にアマゾンで放射温度計を買い、ヴィヴィオのエンジンオイルの温度を測定してみた。

オイルの温度といっても直接は測定しにくいので、停車直後にオイルパンの底、ドレンボルトのすぐ近くの温度を測るというやり方にしたが、これで十分だろう。何日か繰り返して測った結果としては、下記のような数字が得られた。

・朝の通勤で会社に着いた直後(外気温15~25℃、渋滞/低速走行20分程度):90~100℃
・100km/h連続走行の直後(外気温20~25℃):                   100~105℃
   
なお、車両の仕様としては、エンジンの出力に関係する部分はノーマル、冷却系は、サーモスタットの開弁温度を82℃から88℃に変更、オーバークール対策のラジエターのマスクは装着したまま、という状態である。

この結果にもとづく考察は下記のとおり。

1.この程度の油温は、エンジン(特に各部のクリアランス)にとっては適温と考えられる。
2.一方、エンジン冷却水温に関しては、サーモスタットがノーマル、ラジエターのマスクはもちろん無しという状態で、夏場のどんな厳しい条件でも、水温計の針が真ん中から上に行くことは無かった。これより、ヴィヴィオのNAエンジン車の冷却系は、能力にかなりの余裕があると考えられる。

以上より、今後のメンテナンスの方針は、今まで同様、下記のとおりで行くことにした。

1.エンジンオイルは合成油(モービル1)を使い、5000km程度で交換する。
2.ラジエターのマスクは原則は着けたままとして、エアコンをフルに使う6月~9月の間だけ外す。
3.オイルシールが熱で劣化したら、耐熱性の高い社外品のフッ素ゴム製に交換する。(一部実施済み)
4.水温、油温を下げるような改造は今後も行わない。

ところで、冷却系のチューニングパーツとして、ローテンプサーモスタットなるものを売っているらしいが、これに何のメリットがあるのか、どれだけ考えても思いつかず、私には、何かの罰ゲームにしか見えない。というのは、冷却システムの能力は、高速ではラジエターの容量、低速ではファンの容量がそれぞれボトルネックとなってそれらで決まるはずで、サーモスタットの開弁温度が低いということは、エンジンのウォームアップの完了を遅らせるか、季節によっては完了しないままにする働きしかしないと思うからである。

また、エンジンの水温や油温が高めだと心配する人もいるようであるが、これも今ひとつ分からない。水温、油温が設計温度より低いと、オイルの粘度が上がって抵抗は増えるし、ピストンクリアランスが増えてブローバイが増える可能性があるし、何より磨耗に対して不利である。また、サーモスタットが開かないような低温では、燃料を余分に吹く領域もあるので、燃費も悪くなってしまう。

もちろん、鉱物油の使用が必須であるような古い車の場合は、油の劣化を遅らすために温度を抑えたい、というのはあるかもしれないが、少なくとも、私が持っている1989年ポルシェ911(930型)、1995年BMW R850R、1998年スバルヴィヴィオは、合成油で何の問題もない。なので、この辺の年代から後の車であれば、熱劣化に強い合成油の方が、特に、プレーンベアリングを守るという面において、はるかにメリットが多いように思う。これが正しいことを証明するために、ヴィヴィオを今の仕様で20万~25万kmまで走らせ続け、エンジンを分解してコンディションを確認してみたいものだ。

ところで、アマゾンで買った放射温度計は、たった2150円とは思えないほどの働きをしてくれた。レーザーポインターがあるので、どこを測っているかは一目瞭然だし、表示部にバックライトはあるし、測定結果は自動でホールドできるし。ほかにも、エアコンの吹き出し口の温度を測ったりするにも使えるし、本当にいい買い物だった。
Posted at 2015/05/31 21:24:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | ヴィヴィオ | 日記
2015年05月30日 イイね!

舞台「幕が上がる」



23日の夕方、ようやくたどり着いたZeppブルーシアター六本木で鑑賞した舞台「幕が上がる」は、主演のひとりであるももクロの有安さんがポスターに書いた「笑って泣いて楽しんで帰ってね」という言葉のとおりで、文句なしに素晴らしかった。いかにも女子高生の日常というゆるい感じの会話から始まったのが、いつの間にか、息を呑んで見守るような展開になり、一言も聞き逃せなかった。また、いわゆる「芝居がかった」ような感じが全くせず、台詞が心に真っ直ぐ届くような感覚だった。それを、劇場という舞台と客席がつながった空間で体験するのも本当に新鮮で、今まで全く知らなかった世界の一端を見た気がした。

映画「幕が上がる」の制作が発表されてからほぼ半年が経つが、その間、平田オリザ氏の原作を読み、映画を6回見て、主題歌の青春賦を数百回聴き、舞台を現場で1回とライブビューイングで1回見てきた。これらの作品をどう解釈するかは観た人の自由であるが、私としては、下記のような、かなり重要なメッセージを受け取ったように思う。

=========================================

人はこの世でたった一人の存在で、お互いを100%分かり合うことは決してできない。また、持って生まれた才能はバラバラで、しかも、決して公平ではない。しかし、それだからこそ、他者やその著作などとの出会いが、現状を変えていく原動力になり、他者を思いやる気持ちにもつながっている。
また、100%分かり合うことは出来なくても、同じ目標を共有する限りは、仲間と協力し、励まし合い、切磋琢磨することができる。学校とは、各自がそういったことを受け入れて実践するための場でもある。

現代という時代は、やりたいことには何でも挑戦できる。しかし、だからこそ、目指すべきものを見つけるのが難しい。また、どんな分野でも、経験を重ねるほどに分からないことが増え、何かを極めること、言い換えると宇宙の果てにたどり着くことは、決してできない。こういったことや、お互いを100%分かり合うことはできないことが、若さゆえの不安感につながっている。しかし、大人になるということは、これらを理解するとともに、不公平さや、大切な人を突然失うというような理不尽さを受け入れることでもある。

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何だかまた屁理屈をこねてしまったが、作品にそうさせるだけの力があったゆえと思う。しかし、役の上では高校3年生、演じる百田さんも二十歳という演劇部長の高橋さおりに、「私は、吉岡先生を許さない。でも、恨まないし、憎まない。」と言わせるのは、あれは反則だよなと思った。なぜなら、自分には、あと50年経ってもこんなことは言えそうにないから。

そういえば、映画のラストシーンでは、高橋さおりが「私は、ここから宇宙の果てを目指します」と語っているが、この部分は、ももクロの現実と重なって見えて仕方がなかった。ももクロの目指すところは、昨年の国立競技場のライブで百田さんが宣言した、「みんなに笑顔を届けるという部分で天下を取りたい」ということだと一般には理解されており、実際に、その意味での最近の活躍は本当に目覚しい。ただ、5月3日にLinkLinkSmileの仲間と一緒に秩父の三峯神社に参拝したが、この時に見た、メンバー5人が昨年奉納した絵馬に記された願いごとが、私には気になって仕方がない。

百田さん以外の4人は、みんなに笑顔を届けたい、そのために自分たちも笑って過ごしたいということを、異口同音に語っている。これに対して、百田さんのは、たった4文字「世界平和」とだけある。



世界平和。

ももクロのパフォーマンスやメッセージが世界の平和の鍵を握る人たちに届き、その心を動かすというのは、いくらなんでも無理があるだろう。しかし、リーダーの百田さんは、2009年(平成21年)1月に行なわれた立志式で、「叶わない夢なんてない 大切なのは 叶えたい そう思う気持ち」という決意の言葉を残している(QuickJapan 109号より)。この時彼女は14歳で、ももクロは結成から8ヶ月、インディーズデビューも果たしていない時期に当たる。当時、今の活躍ぶりは誰ひとり想像できなかったはずだが、百田さんだけは別だったのかもしれない。そんなリーダーを戴くももクロに不可能はないんじゃないか、という気もする。もしかしたら、ももクロが日本を救い、日本が世界を救うというシナリオなら、あり得るかもしれない。

ちょっと話を広げすぎたが、もう少し現実に眼を向けても、ももクロのパフォーマンスやメッセージは、人によってはかけがえの無いものになっているのは確かだと思う。少なくとも私の場合、辛い現実に心が折れそうな日々が続いても、出勤途上に主題歌「青春賦」のCDを聞くと、「今日一日はまじめに仕事をするか」という気持ちになり、その繰り返しでここ3ヶ月は何とかやって来れたようなものだ。まあ、歌詞が映画の内容をそのまま投影したような内容で、その映画を何度も観ているからではあるが、それにしても、言葉(と歌声)の持つ力にはすごいものがあると思う。
Posted at 2015/05/30 13:18:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | MCZ | 日記
2015年05月30日 イイね!

中国出張からの東京遠征、翌日は奈良へ

5月18日の週は下記の用事で本当に忙しかった。そのあおりを受けて今週も仕事でてんてこ舞いだった。

5/18(月) 名古屋から北京へ飛び、乗り継ぎ便で重慶へ
5/19(火) 重慶にて仕事
5/20(水) 夕方まで重慶で仕事、夜の便で上海に飛ぶ
5/21(木) 上海にて仕事
5/22(金) 上海から名古屋に戻る
5/23(土) 東京のZeppブルーシアター六本木にて舞台「幕が上がる」を鑑賞
5/24(日) 奈良の橿原で舞台「幕が上がる」千秋楽公演をライブビューイングで鑑賞
(名古屋も浜松も抽選で外れたので)

1年振り8回目の中国出張は、今まで4回あった「明日飛んでくれ」という緊急事態ではなかったが、大事なお客さんを迎える用事だったのでかなり緊張を強いられ、終わったらどっと疲れが出た。

重慶は四川料理の本場ということもあり、上海も含めて、火鍋などの辛い料理ばっかり食べていたが、幸い、お腹の具合が悪くなることはなかった。







ただ、鶏を一羽丸ごと使った鍋で、頭まで入っていたのはかなりビビった。勧められなかったので食べなかったが、腎臓と、血を固めたのは美味しくいただいた。



ホテルはたいへん立派なところを手配してくれていて、部屋は今住んでいるワンルームの2倍以上の広さがあったが、なんと、バスタブは無くてシャワーだけだった。こんな蒸し暑い場所なのに?と思ったが、揚子江沿いに発展した街といっても、水資源に限りがあるからなのだろうと思うに至った。

みんカラなので車事情についても書くと、市街地では、写真に写っているとおり、かなり高価な車がたくさん走っている。



それに対して、タクシーの初乗り料金は10元(約210円)で、上海の14元よりかなり安い。これは、都会と地方の給料の差をそのまま反映しているようだ。しかし、車の値段は日本と同じかむしろ高いのに、タクシーの料金はこの安さなのだから、運転手の実入りは推して知るべしで、日本とは比較にならない格差社会だというのを実感した。そういえば、タクシーは全部、まっ黄色に塗られたスズキSX4セダンで、地元製の車を優先して採用したようだ。ただ、SX4自体はいい車だと思うが、後席で、シートの奥をいくら探ってもシートベルトが出てこないのには閉口した。



中国から帰国した翌日は、舞台「幕が上がる」を鑑賞するために東京を目指した。出張の疲れもあり、全行程を車で行くのはしんどそうだったが、バスだと時間がうまく合わない。仕方がないので、間を取って、裾野までヴィヴィオで走り、そこから高速バスに乗るという方法を採った。

由比PAから霊峰富士を望む


裾野のバス乗り場には駐車場があったが、何と、34台置ける場所が満車だった。仕方なく、本来の駐車位置でない端っこに無理やり置いたが、幅がギリギリで、普通車だったら絶対無理だった。危ないところだった。



(つづく)
Posted at 2015/05/30 13:02:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | MCZ | 日記
2015年05月01日 イイね!

R850Rの車検

昨日、R850Rを走らせてみて特に問題がないことを確認できたので、予定どおり、今日、車検を通してきた。本来なら、最寄りの検査事務所である西三河(豊田市)に行くところ、予約を入れたのが遅くて空きがなかったので、豊橋まで行くことになった。



検査自体は特に指摘事項はなかったが、またもやヘッドライトの光軸で引っかかってしまった。仕方がないので、隣にあるテスター屋さんに行って修正してもらい、再検査に臨み、今度はOKとなった。今回かかった費用は、自賠責が13,640円、検査手数料が1,700円、重量税が5,000円、用紙代が35円、テスター屋さんへの支払いが2,100円、合わせて22,475円となった。

新しい車検証をもらったのが1時45分で、豊橋まで来てそのまま帰るのはもったいないので、隣の田原市にある蔵王山展望台を目指した。




以前に来た時と比べると、太陽光発電と風力発電の設備がよりたくさん見えたが、天気がよかったこともあり、大パノラマといえる風景を楽しめた。

ただ、ここの展望台は、屋内のガラス窓のある場所から見るようになっているのに、建物の中心にはエレベーターと階段があるので、360度を一度に見渡すというのができない。もし、屋上から見ることができたなら、「地球が丸く見える」はずで、それが実現したら、最強の観光スポットになるんじゃないかと思った。









しばらく屋外の休憩所で眺めを楽しんだ後は、まっすぐ刈谷の自宅を目指した。最近、他のバイクには全然乗っていないが、R850Rは直進安定性バツグン、乗り心地は4輪並みという感じで、この日のように、流れに乗ってまったり走らせながら風が当たるのを楽しむ、という使い方にはもってこいだった。

帰宅して新しい検査標章をナンバープレートに貼り付けて、任務完了!



ただ、今回の車検は「通しただけ」だったので、気になっている箇所はいずれ手入れをしないといけない。最近の円安のため、イギリスのパーツショップのmoto-binsから買うときの値段が高くなるという問題はあるが、BMWの場合、どんなに古いモデルでも、部品が手に入らない心配をする必要がないので、これは本当にありがたいことだと思う。

Posted at 2015/05/01 19:28:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW R850R | 日記

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「最近手に入れた遊び道具、外装はイマイチだが機関は好調だし、電装を6Vから12Vに変更する改造が無事に済んだのでご機嫌😄」
何シテル?   01/27 17:38
兵庫県明石市住みの暇人=明石暇夫です。理屈っぽいヤツだと思われがちですが、実際はそれほどのことはないと思ってます。(*^^*) Hello, my ni...

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