先日交換したビルシュタインB14ですが、どうも前後の車高バランスが。。。
メーカー推奨値で組んでこの極端なリア下がりは普通に考えておかしいでしょ。
以前から思っていたのですが、NC用の各社車高調等は幌車用、RHT車用というのを分けているのは見たことが有りません。
また、おそらくほとんどのものは幌車にあわせたダウン値なり推奨値なりが表示されていると思います。
NCでRHT車にお乗りの方の場合、これら表示されている値通りにはならない場合も多々あるという事です。
NCはRHTの方が多いというのに、もう少しどうにかならないのかなぁと思います。
ということで、先日会社が夏休みの長期連休だったのでそれを利用してビルシュタインB14の車高および乗り味の変化について色々と試行錯誤してみました。RHT乗りの方含め参考になれば幸いです。
■ビルシュタインB14のメーカー推奨値 F:255~275mm、R:105~120mm (ロアシート寸法) また、ダウン量としては20~40mmとなっています。
■ノーマル状態の標準車高はオートエクゼのkijima-spec車高調説明書より引用し以下を基準としました。 ホイールセンターからフェンダー内側頂点(以下ライドハイトという)の実測値は F360mm、R370mm
■以下で記す車高調整において何mm上げ下げしたというのはロアシートの移動量です。フロントは1.4、リアは1.1程度のレバー比があるので注意下さい。
1.交換後初期
当初、ショップで組んでもらったのは推奨範囲の中で最も低い設定である F:255mm、R:105mmの設定です。
しかし、これで組むとリアが極端に下がってしまいました(^^;)
スプリングレートとの兼ね合いもあるとしても、RHT車は幌車よりリアが重いため、ここまで影響を受けるようですね。
という事ですぐにショップでリアのみ15mm車高を上げてもらいました。
ロアシート寸法 Fは推奨範囲の中で最も車高が低い設定である 255mmのまま、
Rは推奨範囲の中で最も車高が高くなる120mmの設定です。
それでもまだかなりリアが下がって見えます(^^;)

この状態でライドハイト実測値は
左前346 右前347
左後330 右後329
となっており、数値的に見てもまだまだリア下がりは明白です。
フロント指3本、リア指1本半て。。。ありえん。。。
フロントに対してリアは15mmも低く、本来の車高バランスから見ると25mmも低い状態です。
乗り味としては普通の街乗りでもアンダーステア傾向が大きく出た事に気付きます。
タイヤのキャンバー角も増えているのでなおさらだと思います。
また、当初路面状態の良い道を少し走ったくらいでは全然気付かなかったが、荒れた路面に入るとギャップなどで突き上げ感が酷いのなんの。。。
こりゃいかん、めっちゃ乗り心地悪いやん。運転してて全然楽しくもないし。
2.メーカーの言う推奨値内での調整をあきらめ、リアのみさらに15mm上げる
上記結果を得た後、リアのストローク確保が必要と考え、さらに15mm車高を上げてみました。(ロアシート寸法を135mmに設定する)
結果はこんな感じ。

この状態でライドハイト実測値は
左前346 右前347
左後347 右後346
となり、数値的にはフロントとリアがほぼ水平になりました。
本来の車高バランスから見るとリアが10mm程度低い状態です(B14交換前の愛車のノーマル実測値と同等の前後バランスです)。
見た目では、フロント指3本、リア指3本。 バランスとしては良くなりました。
控えめ大人の車高っちゅうやつですかね。
他人からすれば、言われて初めてちょっと落ちてるのに気付くかなというくらいの車高具合です。
乗り味としてはアンダーステア傾向は少しましにはなりましたが、まだまだ残っているのを感じます。
フロントはしっかりして、リアからロールを許容しながら曲がっていくような挙動です。
悪く言うと、前後の挙動のチグハグ感が鼻につきます。
荒れた路面での突き上げ感は少しマイルドになりました。
リアのストローク確保により、ようやくこの足本来の動きが出てきたように感じました。
でもちょっとこの挙動は気に入らないなぁ。。。
3.、上記よりもさらに前後5mm車高を下げてみました
(ロアシート寸法をF:250mm、R:130mmに設定する)
炎天下でのお遊びは中年にはこたえます。扇風機を引っ張り出してきての作業です。
途中気がついたのはハブまわりの錆び
こういう時はワイヤーブラシと錆チェンジャーの出番です。ついでに四輪とも手入れしておきました。
で、車高調整した結果は
この状態でライドハイト実測値は
左前342 右前341
左後340 右後338
となり、前回と同様、数値的にはフロントとリアがほぼ水平です。本来の車高バランスから見るとリアが10mm程度低い状態です(B14交換前のノーマル実測値と同等のバランス)。
見た目では、フロント指2本ちょい、リア指2本ちょい。
前後のバランスは前回と変わらないが、少し落ちたので精悍になりました。
ようやくローダウンの実感を得る事が出来る車高具合になったかなというところでしょうか。
この時点で最低地上高は90+数mmあるなし。
車検の事を考えるとフロントはこのあたりが限界のようです。
乗り味としてはアンダーステア傾向は少しましになったがまだ残っているのは相変わらず。
ただし、フロントとリアのロール感が一致して気持ちよく曲がっていけるような挙動です。
前後ともにロールしながらもそこに粘りも感じることが出来ます。
うん、ずいぶん良くなってきました!
乗り心地については、突き上げ感は減ってきている。
この時点でちょっと気付いた事として、車高のセッティングとは別の話で、ショックやスプリングのなじみ等により、初期に感じた酷い突き上げが乗れば乗るほど徐々にましになってきているのでは?と思いました。
この段階でまあまあ出来たかなという判断をしましたが、最後にもう少しやってみました。
まず、上記一連の調整は当初ガソリン満タンで始めましたが、確認すると残り1/3にまで減っています。
前後ほぼ水平とはいえ若干リア下がりな状態です。
この状態から満タンにするとリアのみ3mm程度車高が下がる事を確認しました。
更に、これまでの車高測定は空車状態で行っていましたが、2名乗車時の事を考えるとリアの車高はさらに下がるものと思われます。
なるほど、今更ながらノーマル基準値の10mmリア上がりに納得。
アンダーステア感も残っているため、もう少しやってみました。
4.という事でリアのみ5mmだけ上げてみました。

この状態でライドハイト実測値は
左前342 右前341
左後345 右後344
ガソリン満タン時にフロントとリアがほぼ水平~ほんの若干ですがリア上がりの状態です。
見た目では、フロント指2本ちょい、リア指2半くらい。
前回の見た目から大きくはバランスは崩れておらずまあ良いかと。
ただし、これ以上リアのみ上げるのはタイヤハウスの隙間のバランス上できれば避けたいかな。
乗り味としてはアンダーステア傾向はもう一段ましになりました。でもまだ少し感じます。
これは後日予定しているアライメントで対策してとりあえず様子を見てみようと思います。
あと、リアのショートスタビリンクも視野に入れています。
フロントとリアのロール感が一致して気持ちよく曲がっていけるような挙動は同じですが、さらに粘りと路面への吸い付き感を実感出来るようになりました。なかなかいい感じです!
また上記で書いたように、乗り心地は突き上げ感は残っているが乗れば乗るほど減ってきています。
とりあえずこのセッティングで行こう!
追記:
上記はB14取り付け後約100キロ程度走行した段階の内容です。
その直後、B14慣らしを兼ね兵庫から能登半島一周、約1300キロの旅に行ってきました。
B14取り付け直後は突き上げが酷く、しなやかなツーリング目的の足を想定して選定したのに、これはもしかしてやってしまったか!とも思いましたが、走れば走るほどにしなやかに、しっとりとした乗り味に変わり、コナーではある程度のロールを許容しながらもそれでいて粘る良い足になりました。
ギャップのいなし方も路面に吸い付くような感じで大変味わい深いものがあります。
セッティングや使用条件にもよるとは思いますが、ツーリング性+そこそこスポーティーな足が欲しかった私にはなかなか良い足ですね。
B14を検討されている方の参考になれば幸いです。
現状のライドハイト実測値は
左前339 右前339
左後343 右後343
交換後約1400キロ走り少しなじみが出たようで、ほんの少し車高が下がりました。
タイヤが内側に入ってしまったんで、早く我が家の客間で眠っているCE28Nを解禁にしたいです。。。