動かざるもの、朽ちるもの。

僕は昭和なものが特に好き、と言う訳ではありません。

少しだけ、ノスタルジックな思いをしたいだけなのかもしれません。



写真散歩で選ぶ町も、どことなくさびれた感じが良かったりします。



３０年前には栄えていた。みたいな。





普通は、錆びついたものは、ピカールで磨くか、穴が開いて来たら直さずに捨てるか、ですよね。
でも、建物などの建造物はそうもいきません。

使えるだけ使わなきゃ、です。


じぶん家の壁も白っちゃけて来ているので、塗り替えなきゃとか、人に言われて気づく始末です。



先日行った寸又狭は、まさにそんな感じです。

確かに現代風にアレンジされた店はあるものの、基本的には昔のまんま。
朽ちたままの旅館もあります。


恵那も似ていました。




最新の技術を使った建物が集まる街も魅力的ですが、また来たいな、と思わせるところは、少し色あせて、朽ちたところなのかもしれません。



それに、
建物とは別に、そこに住まわれている方は、生き生きとされているのですから。