回復を祈念～Jules Lucien André Bianchi

F1日本GPでのジュール・ビアンキ(25歳：フランス)の
アクシデントについては、生命の危機も考えられると
いうことからか…

TVの国際映像で繰り返されるアクシデント・シーンの
ビデオ再生も今回は一切なし。
FIAのレースディレクターの指示によるものでしょうか。


一部では動画もアップされていますが、F1映像権を保有するFOMにより不法行為として
削除されていて、監視も強化されているようです。

削除される前の動画を見てしまいましたが、その前にコースアウトしたザウバースーティルのマシンを
処理している重機の下に潜り込むような感じでヒットしていました。

重機は一瞬持ち上げられてジャンプするほど…その際に頭部が打撃を受けたのかと。



レーススチュワードを務めた元F1ドライバーのミカ・サロ氏は、
｢ビアンキのマシンは衝撃で左の前輪と後輪とがくっついているという、通常では考えられない形にまで
変形していた｣とのコメントからも深刻さが伝わります。



クラッシュ直後のドライバーが写っている画像を貼るのは自粛しますが、ロールバーも破壊されて
いるので、頭部への衝撃は計り知れないものがあったかと。


ビアンキは元々フェラーリ・チーム・ジュニア育成ドライバーの出身で、マルシアで走っている現在も
跳ね馬チームのサポートを受けていたと言われています。



そうしたこともあり、本家フェラーリ・チームにドライバーの異動が予想される中、一部にはビアンキの
本家大抜擢も噂されていたと言います。。




現在三重県北勢地区の高度医療を担う三重総合医療センター(四日市市)のICU(集中治療室)で
治療を受けていますが、FIAはビアンキの容態についてはプライバシーに関するものとして慎重な
姿勢だったが、これは病院で付き添っているビアンキの両親の同意を得て、｢重篤だが安定している｣
との見解を明らかにした。
一説には、急性硬膜下血腫とも報じられていて、予断を許さない状況ではあると思われますが、
何とか快方に向かうよう祈りたいですm(__)m


余談ですが、今回のアクシデントを鑑み、ウィリアムズ・チームのロブ・スメドリー エンジニアリング責任者は
頭部の負傷を防ぐためにコクピットを閉鎖型にするという新たな提言をして注目されているそうです。



イメージとしてはジェット戦闘機のようなものでしょうか。
スメドリー氏は｢技術的に難しい問題点はない。やる気になればすぐに実現できる筈｣と…。


※画像は、サイトよりお借りしたものです。