ヒーターコア洗浄

嫁さんの車のヒーターが全く効かなくなり
私が忙しく（遊び）してたのでスズキのディーラーに
持ち込んで診てもらったみたいで、
軽自動車なんでこんなもんです、
治るかどうかわからないけど順番的には
サーモスタット交換（2万くらい）
それでダメならウォーターポンプ交換（3万くらい）
挙げ句の果てにはヒーターコア交換（7万くらい）
それだけやっても治る保証は無いと言われたらしく
ため息ついて私に話して来ました
確かにたまに私が乗った時も随分と寒い車だなぁと
思った事が有り、そのうち診てやらないと、と思ってましたが
最近になり、全く温風が出て来なくなってしまったようで
これじゃ冬が越せないでしょうに
寒さは我慢出来るにしろ窓ガラスが凍ってしまっては
安全に支障が出て危ないので冬が来る前にちょと診てみました
とりあえず、色々診断した結果、水温は問題なく上がるようで
ちょっと気になった事が、ヒーターホースを触ると
ヒーターコアに入るホースと出て行くホースの温度差がな無く
両方とも熱々で、通常であれば、ブロアファンの風に冷やされ
熱交換された戻り側のクーラントが通るホースは
入り側より明らかに温度が下がってるはずなんですけど
あまり温度差が無いという事は、ヒーターコアの中で何かが
起きているに違いない！
とりあえず出来る事はやって見よう

先ずはクーラント抜きます

今回の作業で使用するスペシャルツール達です
全てホームセンターで揃います（笑）
お風呂のお湯を汲み上げて洗濯機に移すポンプ
内径15ミリの耐熱ホース
外径15ミリのホースジョイント2本
クエン酸系洗浄剤
全部で3000円くらいで揃いました

邪魔になるものは全部外して
こちらがインレット側のホースで
サーモスタットケースから出てます

こちらがアウトレット側です
CVTヒーターから出てエンジン側のウォーターインレットパイプ
に入るホースです

ホースを繋いで口でくわえて吹いて見たんですが
詰まってる様には感じられなかったですが、
多分、水道水のカルキがヒーターコアの中で結晶化して
内壁にこびりついて熱交換を阻害してる様に思えました
ホースの繋ぎ方は、汲み上げポンプから出る方をアウトレット側に繋いで逆流させてやる感じでヒーターコア内の異物を水流で
押し出してやるイメージで

後は、80度位のお湯をバケツに入れて、洗浄剤を入れて
2時間程度循環させてやればい良いだけでする
そうすればクエン酸がカルキの野郎をやっつけてくれます
循環作業が終わったら、洗浄剤を捨て、バケツに水を入れて
更に循環させて洗浄剤をしっかり洗います、
しっかり洗わないとクエン酸が悪さするので（笑）
後は、復元して、クーラントのエア抜きして
終了です、
で、肝心の効果の程は？
激変ですね、アイドリングでも熱々の風が出る様になりました
これで、無事に越冬出来る様になったと思います(*´ω｀*)

嫁さんには、ディーラーはリコールで忙しいから
まともに相手してくれ無いと思うから行くんじゃ無いと
忠告して置きました（笑）

因みに、再発予防として、クーラントは
トヨタ純正スーパーロングライフクーラント青と
割水は蒸留水（バッテリ－補充液希硫酸入って無いやつ）
を使用しました。