スロットル開度についての考察とスロットルボディポート加工インプレ

先月の24日にランダーを入院させて、
ちょっと気になるところを調べてもらったんですが、

アクセル全開時にスロットルが85％までしか開かないので、
これが正常な状態なのかの確認でした。

テクノセンターいわく、この数値が正常で、
モニタリングしている数値は正しいとの事でした。

ここで考えたのはスロットルコントローラですが、
ECUに入る信号を誤魔化している為、スロットル開度のモニタリングは出来ないものの、
100％まで開いているのではないだろうか・・・などと考えました。

それならばスロットルコントローラもまんざら捨てたものでもないと思ったんですが、
メーカーの開度曲線を見る限りでは、ノーマルの全開率85％（メーカーにより異なると思いますが）
を100として見ているのなら、やはり全開までの曲線がノーマルよりも若干違うだけで、
レスポンスのみ感覚が変わるだけなのかと思いました。
最終的にはやはりECUの書き換えが必要なのかもしれません。

もし実際にスロットルが100％開くのであれば、
スロットルコントローラはお手軽でなかなかのスグレモノだと思います。


前車の頃から色々と思案してきたんですが、スロットルボディのポート加工をしようと、
近所で色々チューニングショップを探していました。

今回の調査が終わった後に加工に出したのですが、
Dでスロットルボディの型番を調べてもらったところ、初期型のランダーは型番が異なりますが、
MC後はD:5と同じスロットルボディを使用している事が確認できたので、
近くのチューニングショップでも加工費用もあまり変わらず加工してくれるところもあったのですが、
D:5で実績のあるTGSブランドでお馴染みのエヌアールディーウェストさんにお願いしました。
加工面は綺麗に成型され、バタフライもそれに合わせ綺麗に作られています。

 
　 加工前のコンディションは写真の通りです。
　
　スロットル開度は12% です。
　エア流入量は2g/s です。
　インマニ圧は-67KPa/sです。
　　　　
　



　加工後のコンディションはこうです。

　スロットル開度は9%に減少しました。
　エア流入量は3g/sとなり増加してます。
　インマニ圧は-66KPa/sと上昇してます。




ボアがアップしたことで、ノーマル時よりもスロットルが3%閉じてますが、
確実にエア流入量は増え、それに伴いインマニ圧も上がっています。

全開時のエア流入量は、ノーマル時154g/sなのに対し、163g/sとかなりの増加が見られますが、 
空燃比の学習がどこまでマージンがあるのか恐いところです。
マップの確認はできればしたいところです。 

運転している感覚としては、全体的にトルクフルになった感じです。
出だしが良くなり、乗りやすくなったと思います。
ただ、2000rpm前後のアクセルワークが敏感になったので、
ちょっと踏むと2500rpm辺りまで吹け上がってしまいますから、
エコドライブで出だしを2000rpm以下でコントロールするには少し神経を使います。
2~4000rpm辺りで走るのがしっくりします。

　エア流入量が増加している為、
　エンブレがノーマル時に比べ利かなくなったり、
　燃費にもダイレクトに反映します。
　アイドリングの時点で既に燃費が悪そうです。
　街中はアイドリングストップですかね。　

　エアコンONで一般道でのエコドライブ時は
　8Km/lくらいは普通に走っていたんですが、
少し道が混んではいたものの、頑張って7Km/lでした。
回転数を上げて走ったデータは確認してませんが、感覚的に5Km/l前後だと思います。

まだ学習が不十分なこともあるかと思うので、燃費に関しては様子見です。
しかし、悪くなる事はあっても、良くなることは無いと思います。

加工に出すと元に戻せないというデメリットがありますし、
スペアのスロットルボディを用意するには部品が高価なので要検討です。
燃費を気にされる方にはお勧めは出来ません。

が、レスポンス向上して楽しいパーツであるという点ではお勧めです。