2014年07月19日

つい数ヵ月前、
センパイの一人が
クルマの運転を降りた。
クルマとはきっぱりと別れて、
免許も返上すると言う。
運転はおよそ、身体機能の延長にある。
動きに目が追い付かなくなって、
自ら危険と判断したからだ。
僕より20才以上、年上の彼が
秘かに所有していたクルマは
ともに1980年代のポルシェカレラと
数世代前のマセラティ―クワトロポルテだ。
カレラはよく運転させてもらっていた。
しかし、ジウジアーロデザインの、
うすべったい応接室のような
クワトロポルテは
動いている姿をほとんど見たことがない。
凄く楽しんだ!クルマに悔いはないよ!!
と僕に向かって笑った。
そのとき、いつもは
例え記者会見であっても
笑顔の完璧な彼が
少しだけ涙ぐんだように見えて
ふと、胸にきた・・・
・・・・・
数年前のある日の事、
エスプリはまるで
何とか形を保っている
中世の古城のように
僕の前にあらわれた。
すぐに2度ほど盛大に壊れて
現在でも極めて少しずつ
修復され続けている。
ちなみに、次の課題は
ちょっと大物ステアリング系だ。
しかし・・・それは永遠ではない。
いずれ必ず別れは来るのだ。
愛情を持って
引き継ぐ人が現れなければ
僕の手をすり抜けて
どこかで朽ち果てていって
しまうのだろう。
だからこそ思う。
僕の手を離れる日がきても、
未来で何度でもよみがえって
路上を走り続けて欲しいと・・・
そこで、だいぶ先の事ですが
ひとつ相談です。
え~と・・・
今から数十年後のエスプリオーナー
募集してみようと思います(笑)
応募はないだろうな~やっぱり・・・(^-^)
Posted at 2014/07/19 21:10:01 | |
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