2014年08月30日

僕の夏休み最終日
大切な友人のクルマ探しにお付き合いする。
そこで出会ったのが、
めったにお目にかかる事の出来ない
ランボルギーニ・ハラマだ。
一目で車名がわかる人は
相当のマニアでしょうか(^-^)
そういえば
かつて、このクルマが走るところを
一度だけ見た事がある。
・・・
そうだ・・・
あれはずいぶんと昔の事だ。
007な仕事に参画していた僕は
なんとも場違いな、
中東のドバイにいた。
かの有名になったテロリスト、
ビン・ラディンの
親族が経営するビルディングが
普通にそびえ立っていた。
しかし、自分で言うのもなんですが、
こんなにドバイが似合わない男は
いないのではないか・・・
まあ仕事だ仕事(笑)
気温44℃・・・(((^_^;)
僕はこの経験以来、
日本の猛暑があまり恐くない。
しかし、
僕のエスプリにエアコンがないのは
そういう理由ではない。
残念ながら、最初から設定すらないだけだ。
ドバイの印象は、
近代的な建物と、
海と、砂漠のコントラストがスゴい!
また、走るクルマも
なんというか特徴的だ。
片側2車線のレーンを走行していると、
右レーンを、最新のポルシェ・ターボや
ベントレー、ガヤルドなどが
かっ飛んでいく。
高速専用レーンなのか?と聞くと
笑いながら
王族専用レーンだと返された(^^)
あれはホントだったのだろうか!?
その時だ・・・
王族レーンをゆったりと走る
1台のクルマが・・・!!
そう、ランボルギーニ・ハラマだ(*_*)
青みがかったシルバーのボディー。
その光を反射する、意外にも美しいディテールが
近代的な建物にも、
遠くにかすむ砂漠にも
とても似合っていた。
・・・
あの頃ドバイには、
ある素敵なプロジェクトがあった。
海中ホテル『ハイドロポリス』計画だ。
とても風の強い日だった。
海岸に立つと、ドバイの海は美しい。
その海中にホテルを建設するという。
入り口はどうする?
客室の窓は、水族館並みの強化アクリル?
どんなデザインにする?
様々な疑問が思い浮かぶ。
しかし僕は、美しい海の中に
ホテルを建ててしまおうという、
バカバカしいぐらいに単純で、
ロマンあふれるプロジェクトが
好きになっていた。
今では幻のプロジェクトに
なってしまったのは、悲しい・・・。
・・・・・・
夕暮れ、
疾走するドバイの高速レーンから見る、
ゆったりとしたラクダの歩み。
夏休みに出会った
この古いランボルギーニは
僕のどこかに眠っていた、
そんな昔の光景を思い出させてくれた。
・・・
そして夏が終わる頃に奴が帰ってくる(^-^)/
Posted at 2014/08/30 20:52:37 | |
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2014年08月13日

ロータスは、山道は楽しいが、
高速は平和すぎてつまらない!?
などと、ちまたでは
ウワサされているらしい。
しかし最近、うちのエスプリは、
高速でも、とても忙しく
山道もそれほど楽しくはない。
それは、経年劣化で
ステアリング系に、ガタが来ているからだ。
このガタを大きく感じたのが、
エスプリDEフィッシング・・・
そう、高速と山道を通って
釣りに行った時だ。
それは、物凄く凝縮された、
楽しい時間だったのだが、
高速でも、山道でも
ガチャガチャとハンドルが無駄に動いて、
かなり恐~い状況になってきていた。
いつかは治さなければならないがと、
先送りにしていたツケが
そろそろ限界に・・・(ToT)
そこで、この夏の間に
ロータス本来のハンドリングを取り戻す為に、
イギリスに、ステアリング系のパーツを発注。
現在パーツ待ちの状態で、
しばしエスプリはお預けでございます(^^)
・・・そういえば、
修理のきっかけにもなった、
弾丸3時間バスフィッシングに
続報が・・・
ここは日本?・・・フロリダなのか!?
1800円の釣りセット、良く頑張りました~!
すっごい暴れん坊で、
ホントに竿が折れるかと・・・
僕のささやかな武器である
コブシよりもでっかいお口~!
ボート屋さんでの証拠写真。
魚体とダンボールの間はメジャーです。
約50㎝は、この世界では大物の部類。
報知新聞に載るというので、
名前を告げずに、そ~っと帰る(^^)
いえいえ
犯罪歴はありません・・たぶん・・・(笑)
そういえば、昨年生まれてはじめて
タイ釣りに行った時にも新聞ネタに・・・
何シテルにちょこっとアップしましたが、
こちらもタイの世界では大物の部類。
アハハ( ̄▽ ̄;)
まな板に乗りきれません~!
ちなみに包丁と、黒いどんぶり(茶碗ではない)
は、きわめて普通のサイズです。
子供の頃から、魚釣りはしていましたが、
最近の大物ラッシュに戸惑う・・・
レストア費用捻出の為に、
宝くじを買ってみようかな~(^^)
写真は少し前に撮った、
柔らかな緑とエスプリです(^-^)/
Posted at 2014/08/13 21:19:20 | |
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2014年07月19日

つい数ヵ月前、
センパイの一人が
クルマの運転を降りた。
クルマとはきっぱりと別れて、
免許も返上すると言う。
運転はおよそ、身体機能の延長にある。
動きに目が追い付かなくなって、
自ら危険と判断したからだ。
僕より20才以上、年上の彼が
秘かに所有していたクルマは
ともに1980年代のポルシェカレラと
数世代前のマセラティ―クワトロポルテだ。
カレラはよく運転させてもらっていた。
しかし、ジウジアーロデザインの、
うすべったい応接室のような
クワトロポルテは
動いている姿をほとんど見たことがない。
凄く楽しんだ!クルマに悔いはないよ!!
と僕に向かって笑った。
そのとき、いつもは
例え記者会見であっても
笑顔の完璧な彼が
少しだけ涙ぐんだように見えて
ふと、胸にきた・・・
・・・・・
数年前のある日の事、
エスプリはまるで
何とか形を保っている
中世の古城のように
僕の前にあらわれた。
すぐに2度ほど盛大に壊れて
現在でも極めて少しずつ
修復され続けている。
ちなみに、次の課題は
ちょっと大物ステアリング系だ。
しかし・・・それは永遠ではない。
いずれ必ず別れは来るのだ。
愛情を持って
引き継ぐ人が現れなければ
僕の手をすり抜けて
どこかで朽ち果てていって
しまうのだろう。
だからこそ思う。
僕の手を離れる日がきても、
未来で何度でもよみがえって
路上を走り続けて欲しいと・・・
そこで、だいぶ先の事ですが
ひとつ相談です。
え~と・・・
今から数十年後のエスプリオーナー
募集してみようと思います(笑)
応募はないだろうな~やっぱり・・・(^-^)
Posted at 2014/07/19 21:10:01 | |
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2014年06月21日

イギリスのスパイほどスリリングではないが、
それなりにコンペティションな日常なので、
せめて趣味の世界では戦わずに
いきたいと思っていた。
しかし、エスプリに新たに設置された
このレーシーな消火システム。
急な出火と戦う装備だ。
そして、様々な瞬間において、
戦う姿勢を持つモノは美しい・・・
運転席の後ろに出ている
ワイヤ―を引くと、
ウェーバーキャブの真上まで
ノズルがくるように加工した、
FIA公認の消火器が、
例えクルマが逆さになっても
容器が変形しても作動する・・・
・・いや、正確に言うと作動するハズだ。
こればかりは、試すわけにはいかない。
できれば、一度も使わないのが望ましい。
装備といえばこのクルマには、
後付けのナゾのスイッチが、いくつかある。
僕は、その魅力に逆らえずに
すべて試してみたが、
期待したように、
座席が飛んだり、
ミサイルが出たりはしなかった。
あれは過去、どのような装備だったのだろうか?
すでにはがれてしまったが
(B)とシールがはってあるスイッチがあった。
あれは、
バッテリーやブレーキ系統などではなく、
Beam(ビーム)か、
Bomb(爆弾)だったに違いない。
民間人に納車する直前に、
ミサイルがはずされなかったという
証拠もない。
戦う装備だった可能性は
否定できないのではないのか!?(笑)
人が年齢とともに
大人になるというのは、妄想にすぎない。
戦う姿勢を持つモノ・・・う~ん・・
何やら消火器が、爆弾に見えてきた(>_<)
運転席から、振り返るたびに
この赤い爆弾は、
戦いの引き金をひけ!と
ささやき続けるノダ・・・
Posted at 2014/06/21 13:23:21 | |
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2014年05月03日

あ~、我ながらよくぞ3ヶ月間耐えたね~。
タイトル通りのそんな訳で
今日はなんにもしないと心に誓い
エスプリとゴロゴロ過ごすのでした。
久々のエンジンルーム(^-^)
この時代のオリジナルでは
ガソリンを気化するキャブレターの下に
パチパチ火花を出すポイントがあるという、
実に、火の上にガソリンのレイアウト(--;)
これが、おっかなくて前のオーナーは
かなり昔に、点火系の方式を変えて
場所もキャブの下から避難させています。
このウルトラC.D.Iという、
宇宙の平和も守れそうな同時点火システム。
もう過去のもので、生産していません。
今のウルトラシステムは
更に進化しているそうです。
実は最近、走行中にかぶって
失速する症状が頻発していて、
主治医からも、
古~い、変色した点火シシテムの
劣化が疑われていました。
今日も、近所を走行中に
あららっ! 2番がかぶる。
クルマを降りて、
前回のブログで皆様のお知恵をいただいた、
新規つっかえ棒(アルミ)をセット(笑)
接触を点検しようと、カプラーを弄る・・
すると・・・アハハっ( ̄▽ ̄;)
触っただけで、ボロボロと崩れる
プラスチックのカプラー。
長年の熱にさらされて
幼児用ビスケット並みの強度に・・・
これはシステムごと新規ウルトラに
換えないとそろそろ恐いな~。
・・・よし、換えちまおう!
そうだ、念のため消火器も
エンジンルームに直接噴射できるように
加工しもらおう。
それなら、運転席から背後に
火が見えた瞬間に対処ができる。
嬉しいじゃないかっ!!
・・・燃えにくいクルマにお乗りの方は
何が嬉しいんだろうか?と
ギモンに感じられるでしょうが、
後世にこのクルマを伝えるために、
新規ウルトラ警備隊とも力を合わせて
宇宙・・いやエスプリの平和を守るのは
僕の無上の喜び・・・
大変、得な性格だと
自分でも思うのですが、一度決心すると
妙に明るい気持ちになるのでした(^.^)
よーし!稼ぐために明日から働くぞ!!
・・・あれ!?
・・・僕の短かかった休みに
終わりを告げるように、
エンジンルーム越しに夕闇が迫る。
それはいつか見た
ラスベガスの背後に拡がる
砂漠の夕暮れのように、美しく
今日はやけに切ない(笑)
Posted at 2014/05/03 21:13:22 | |
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