2013年08月05日
このところトラブル続きのせいか体調を壊してしまい、週末は大人しくしていました。
かといって、家でごろごろは好きではないので、ひとり映画に行きました。
ジブリの新作、風立ちぬ。
個人的にはツボ、でも人には勧めないかも、そんな作品でした。
例えるなら…
私はTE27のビデオを持ってるんですが、ひたすら27が走り回ってるだけのものです。私はそれをヨダレを垂らして観てましたが人には勧めません。
そんな感じです。
昔から車はもちろん機械もの全般が好きなので、主人公の気持ちがよく分かるし、宮崎駿がどんな気持ちでこの作品を作ったか想像がつくのですが、ファミリーで観るには難解かもしれません。
隣に座っていた家族連れの小学生は途中で寝てしまいました。
ちなみに私が感銘を受けたシーンは
ドイツの飛行機製造技術を学ぶため、主人公たちがユンカース社を訪れ日本との技術の差に驚愕し、闘志を新たにするシーンです。
戦争に負けた日本がわずか数十年で、欧米に追い付き、いまや自動車では世界一になりましたが、そのルーツをみた気がします。
堀越二郎が発明した技術は、欧米の模倣とも違うオリジナルで現代の航空技術にも受け継がれているそうですが、このような先人たちのお陰で今の日本があるのだと思います。
私はエンジンフェチですので、宮崎アニメにたびたび登場するエンジンの描写が好きなのですが、今回も試作機の始動シーンなど非常にくすぐられます。
ドラフターに向かって図面を引くシーンなんかも、ぐっときます・・。
約二十年前、まだ私が社会人一年生だった頃はドラフターありましたから。
いっぽうで恋人とのエピソードはちょっと・・。
この辺は、観る人によって賛否が分かれるところですが・・。
堀越二郎の伝記ではなく、ジブリのファンタジーなので
これでアリなのだと思いますが少し欲張り過ぎた気がします。
Posted at 2013/08/05 08:11:42 | |
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