ネット通販業者との戦い、続きです。
同様の被害をなくすため、余すところなくお伝えしようとしたら
長文になってしまいました。すみません。
振り込み確認の連絡から7日経ったのでメールしてみました。
やんわりとまだ連絡がありませんが確認していただけますか?みたいに。
すると、すぐに返信がきました。一部抜粋します。
「 最近注文が多くなったので、運送が遅くなりました。ご 理解ください
早めに商品が発送します。
発送した次第連絡致します。」
相変わらずびみょーな日本語だけと、返事早かったから待つか……あーなんてお人好し(T-T)
しかし、まったく連絡なく、その間に私は帰国。
ネットで通販のトラブルについて調べてみました。
その中にこんな業者はあぶない的なチェックリストがありました。
会社名や連絡先がきちんと書いてない。
言葉がカタコトなど不自然。
ブランド品などが相場より安い。
などなど、まさかの満点を記録!
見事に合格(>_<)
これはまずいと思い、
取引の経緯をまとめたもの。メールのコピー。振り込みの記録。すべてを揃えて、警察に行きました。
車高で切符切られたりしないだろうな…とドキドキしながらシャコタンのまま警察に突撃(笑)
駐車場に停めるとパトカーが並んでいて意味もなくドキドキ。
生活安全課に行き、話を聞いてもらいました。
警察の人が言うには、確かに怪しいがメールで送ると言っているので、今の時点では被害届は出せない。
捜査もできない。とのこと。
また、犯罪のための捜査なので、お金を取り返すのは警察の仕事ではないとも。
「しかし、怪しい度テスト満点を叩き出してますよ」、と粘ると消費生活センターを紹介されました。
とりあえず帰ってから作戦を練ります。
今までは、強気に出て連絡が来なくなったら困ると思っていましたが、むしろ連絡が無くなる方が被害が確定するということか。
そうと分かれば、攻撃あるのみ!
この時は、お金より自分を騙した相手にどうにか制裁を加えてやりたいという気分になってました。
早速、メールです。直接話をしたいから、まず名前と電話番号を教えて下さいと。
すると、「商品は海外発送なので国内に電話はありません。」
ほぅ~、なんだそれ(笑)。
では、国際電話かけるのでそれを教えて下さい(キリッ)
と送りますが、返事なし。
相手に商品を送る気も返金する気もないことが証明できれば被害届が出せます。
さらにかなり強くその気があるのか24時間以内に返事してくださいと追い込みます。
すると、また最近注文が多くてとかの言い訳をコピペしてきました。
うーん、返事してこなくていいのに。敵もそのへんはわかっているっぽい。
作戦を変えます。
ネットと警察で仕入れた知識で脅して追い込みます。
「そちらの行為は特定商取引法に違反している可能性が高いです。
すでに警察には通報済みなので返金されなければ、警察に被害届を出します。
被害が確定次第、代金返還の民事訴訟を起こす準備に入ります。」
警察や違反などプレッシャーのかかる漢字多めで攻めます。
相手が中国人なので漢字・・(笑)。
ただし、あとで揉めないように「可能性があります」「準備をします」など断定しないで
嘘にならないようにしておきます。
「あなたは待つことができない場合返金の件ですが、そち らの振込みの銀行アカウントをお教え頂ければ宜しいでしょうか。」
早速返信来ました。日本語めちゃくちゃですが、銀行口座ということは返金する気か!?
ちょっとビビったな。よしっ!
そこで、○月○日午後3時までにこちらの口座に代金を返金してください。
期限までに入金なければ警察行きます。
すると返事がまた止まりました。相談中か!?
次の日、突然こんなメールが
「原因の調査はもう終わりました。
弊社の従業員のミスで、商品を発送しましたが 業者:EMS 伝票番号 :ee○○○○
誠に申し訳なく,ご寛恕のほどをお願い申し上げます。 」一部抜粋
ホームページには佐川急便と書いてあったのに、と不審に思いながら、EMSの追跡サービスを見ると、最初に「まだですか」とメールした次の日に中国を発送してます。
そして、到着はなんと今日…。なんという偶然。
まずい・・せっかく返金する気になったのに。
どうせ本物が届くわけないし。
案の定、注文したサングラスとは似ても似つかぬダッサイ偽物が!
まず私の注文したサングラス

これが届いたサングラス

作りもボロボロ、おもちゃのサングラスみたいです。
これを見て火が付きました。もう金もいらん!絶対に摘発してやる!
まず消費生活センターに電話します。
「偽物が送られてきたときの対処法を教えてください」
すると、ユニオン デ ファブリカンという社団法人を紹介されました。
ここは偽ブランド品の排除を目的としている団体とのこと。
その他、いくつか公的機関を教えてもらいました。
(もし被害にあったらまず消費生活センターに電話するのがよさそうです)
敵が抵抗するようなら、ここに証拠品を持ち込むとしてまずは反撃です。
メールの相手は中国から発送されたことを分かってなかったので、日本国内にいると確信が持てました。
おそらく中国側と日本側の連係ミスでしょう。
サラリーマンの仕事もそうですけど、詐欺もそれではうまくいきませんね。
よし!国内にいるなら逮捕できます。だから、ちょっとビビっているのだと予想。
すぐに、「偽物が届きました。偽物の販売は犯罪です。期限通り返金されない場合は警察に証拠品として提出し、被害届を出します」とメール。
すると
「偽物かどうかの鑑定は素人ではだめ。誰が鑑定したかが重要」と上から目線の返事がきました。
しかもなぜかこのメールだけは気のせいか日本人ぽい。
さらに、「返品するなら、この住所へどうぞ」と中国の住所が書いてありました。
商品が届いたので明らかに態度が強気になってます。
どうせ返品しても、お金は戻らないだろうから、こちらには失うものはありません。
最後の反撃に出ます。
「日本語出来ないなら、日本人相手に詐欺はやめて下さい。
商品の発送を要求されるなら、返金が先です。
当方はすでに消費生活センターから紹介されている鑑定業者に持ち込み予定です。
鑑定終了次第、警察に証拠品として提出します。
証拠はこちらにあるので何を言っても摘発を逃れることは不可能です。
たかが8000円程度でお疲れ様でした。」一部抜粋
この反撃で返事が止まりました。
そして、約30分後・・・なんとこちらの口座に代金が入金されました。
最後はあっけなく・・・勝負あり。
お金を返してもらいましたので警察に被害届は出せなくなりました。
当初は、URLを晒してやろうと思っていましたがそれもやめておきます。
ただし、悪質であることに変わりはないです。
中国からの偽物を掴まされて泣き寝入りしている人が数多くいると
思います。
今も、この業者のHPを見ると普通に営業しています。
関係機関に情報を入れますが、皆様ぜひ気を付けてください。
長文ですみません。この長さが怒りの度合いです。