
アテンザワゴンとも比較されることが多いレヴォーグですが、近所のスバルに試乗車があったので早速試乗してきました。
1.6ターボLと2.0Lターボのどちらも試乗車があったのですが、さすがに買って間もないアテンザで乗り付けて
”どっちも乗せちくりっ♪(*ノ▽ノ)”・・・とは言いづらく・・・(^。^;)
どちらかに絞ることにしましたが、
『アテンザと同じ金額をスバルに支払ったとしたらどんな車が手に入るの?』
という価格的な視点から、今回は2.0Lターボに試乗する事にしました。
<車両価格>※オプション含まず
●レヴォーグ 2.0GT-S EyeSight 356万円
●アテンザワゴン XD Lパッケージ 358万円
【レヴォーグに乗り込んで内装チェック】
『・・あれ?意外と安っぽいぞ!?(゚д゚;)』
硬質のプラスチック部分が多く、ややチープな印象を受ける箇所が結構ありました。
よくよく見ればアテンザも素材は似たようなモノなのですが、アテンザの場合はプラスチックの表面処理や色使いの工夫で上手くカバーしているなぁ~という印象です。
アテンザの内装はオーソドックスなデザインながらも質感に拘りを見せ、レヴォーグはメーターやセンターパネルにカラーLCDを配置する等、先進的なデザイン性に力を入れたという感じでしょうか。
意外と対照的~!というのが率直な感想です。
【試乗開始】
2.0Lの300馬力というスペックは、アテンザ(ディーゼル)の7割増しです。(トルクも40キロ台で強力!)
そして1.6Lターボという普及グレードが存在した上での、敢えての2.0Lターボ!
差別化の為にかなり極端(やんちゃ)な仕様になっているに違いない!!
・・・・と思いきや。
意外や意外。
エンジン自体とても静かで、ロードノイズ等の全体的な静粛性もアテンザと変わらない・・・・どころか、寧ろ上?(゚д゚;)
WRXのようなスパルタンな味付けを想像しながら乗ったのですが、あまりに大人な味付けに拍子抜け・・・(°д°)
街中ではターボを意識させられることもなく大排気量NAエンジンのようで、低回転域からもトルクに余裕を感じます。
ミッションはCVTですが、通常の加速では滑るような感覚もなくスムーズで、細かなアクセルワークにも思いのほか機敏に追従してくれます。
そのままアクセルをグッと奥まで踏み込むと、ここで初めてCVTならではの独特の
”本格的な加速開始までの間(ま)”が発生しますが、その後はさすがの300馬力!
サブコン付けてまで一生懸命頑張るアテンザを、あっという間に引き離すような加速・・・・(^-^;)
エンジン音もかなり大きくなり、ようやくそれがターボエンジンであることを認識させられます。
(ミッションに関しては、ドライブモードを切り替えることでトルコンATのような変速制御にすることも可能でした。)
加速時の安定性もAWDならではで、しっかり地に足が付いたまま加速していく感じは感動モノでした。
足回りは
”ビルシュタイン製ダンパー+18インチタイヤ”という最上級グレードならではの特別装備で、アテンザよりもかなり硬めの乗り心地ですが、突き上げるような感じも無く好印象です。
荒れた路面だと多少バタバタと落ち着かない感じはありますが、ハンドルやシートまで安っぽい振動が伝わってこないのでそれほど嫌な感じはしません。
(まだ200kmしか走ってなかったので、今後馴染んだ後にどのような乗り味になるのかとても興味深いところです。)
レヴォーグのハンドルの径はアテンザより小さく且つグリップも太めで、シートのホールド感も相まって、運転席に座り込んだ瞬間からスポーティーな走りを意識させる作りです。
ブレーキについてもペダルの”
遊び”が少なく、効き始めはやや唐突な感触があるものの(恐らく慣れの問題です)、後の制動力にキャパを感じる頼もしいフィーリングです。
アテンザはボディ剛性やハンドリング、ブレーキにある程度の”
ダルさ”を感じますが、レヴォーグはとにかく全てが”
カッチリ”しています。
アテンザの”ダルさ”は決して悪い意味ではなく、これが醸し出すゆったりとした感覚は捨てがたいものがあり、単に味付けの違いとも言えるかと思いますが、同乗者ナシでドライブするのなら個人的にはレヴォーグの味付けの方が好み、という感じです。
車両サイズはレヴォーグの方が一回りコンパクトですが、実際に運転するとその数値以上にコンパクトに感じ、ボディの四隅がしっかり把握できるような感覚も◎!
という事で、意外な面もあって驚きつつも、やはり走りを意識したスバルの車作りは全体的にとても好感が持てました。(*^-^*)
それでは、
『今、同じ金額を投資するならどちらを買うか』
ということになりますが。。。。
やっぱりアテンザ!d(*゚∀゚*)b
(XD Lパケ/
MT/そして今度は絶対
サンルーフ付き!)
ここまで敢えて触れませんでしたが、やはり決定的な部分は
エクステリアデザイン。。。。
レヴォーグのエクステリアデザインは賛否両論あるようですが、個人的には完全に×です(T_T)
BL/BP系のレガシィの世代まではカッコいい!と思える車がスバルに多かったのですが、
エクシーガ、現行レガシィ、レヴォーグ、、、個人的な好みからはどんどん離れて行ってしまいました・・・(ノд-。)
・・・とは言っても、このレヴォーグの感触でツボに入るデザインだったら、それはそれで悩ましいところなので、ココは寧ろ喜ぶべきところかもしれません(笑)
スバル車にはほとんど触れる機会がなかったこともあり、スバルとマツダは特に走りに拘るという意味だけで漠然と似たようなイメージを持っていましたが、実際に両方を体感してみると、その方向性は結構異なっているんだな~という印象を受けました。
今回は車両金額から判断して2.0Lを選びましたが、1.6Lの
”ノーマルダンパー+17インチタイヤ”のモデルだと走りや燃費などの面でアテンザに近い存在となりそうなので、機会があればぜひ1.6Lにも乗ってみたいところです!
Posted at 2014/06/24 01:44:53 | |
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