<気づいたこと>
・タイヤの空気圧の違いに敏感
僅かな空気圧の差でここまでハッキリ乗り心地が変わる車は初めてです。
空気圧が低くても乗り心地が良くなるわけではなく、逆に悪化する点も興味深い!
指定は2.5 kgf/cm2ですが、2.7 kgf/cm2くらいが一番良いと感じます。
・アイドリングストップ時間が短い
アテンザの頃はi-ELOOP(キャパシター)のお陰で、にガンガン冷房を使用しても結構長い時間アイドリングストップしていましたが、CX-8にはi-ELOOPが無いため夏場のストップ時間はかなり短めです。
最初はバッテリーがきちんと充電されてないのでは?と疑ったほどです。
・雨の日の静粛性
静粛性に定評のあるCX-8ですが、特に雨の日の自車、対向車の水しぶきを跳ね上げる音の小ささには驚きます。
雨の日はオーディオの音量を上げる、という事もなくなりました。
・スピード感の無さ
これも静粛性の高さから来るのだと思いますが、周囲の流れ(スピード)が遅く感じる事が多くなりました。
空いた高速道路だと、感覚だけでアクセル踏んでくと未だにビックリする速度になります。
・本革のニオイはどこいった?
アテンザの頃もそうでしたが、本革シートの香りがあっという間に無くなりました・・・
ただ、アテンザの中古展示車両とかに乗り込むと、年月が経って走行距離も多いものでも、しっかり革のニオイが残っていたりします。
何の差だろう?
大きなトラブルはありませんでしたが、チョコチョコっとしたトラブルは以下に・・・
<経験したトラブル>
・ウェルカムランプの一つが外れてぶら下がってる事に気づく(何か跳ね上げてぶつかったのかも?)
→自分でポコッとはめなおし
・リアブレーキのキーキー音
→ディーラーにて調整(何をしたのかは不明)
・2列目右側シートの背もたれの中のスポンジが、圧をかけるとギュムギュムと音がする
→放置中
・稀に、発進時に360度モニターが一瞬だけ表示され、どっかからピーっと鳴る
→放置中
・BOSE装着車なのに、非・BOSE装着車のメニューが表示されることがある
→放置中
・・・このくらいのトラブルは重箱の隅をつつくようなもの?? 1年所有してみて、今のところは大満足の車です(*´∀`*)
また、車そのものだけでなく、ディーラーの対応が非常に良い点も、満足度を上げる理由の一つです。
(多少のリコールは気にならなくなりました。)
さて、少し前になりますが、マツコネを最新バージョンへアップデートしてきました。
その作業の間、2.5Lターボエンジンを搭載したCX-8を借りる事ができたので、せっかくなので普段乗りのディーゼルと比較してみます。
これから購入を検討される方に多少なりともお役に立てれば・・・。
CX-825T PROACTIVE 4WD (6EC-AT)
チタニウムフラッシュマイカ
<パワー>
トルク感は若干ディーゼルの方が上、回した時のパワー感はガソリンターボの方が上という印象です。
(公表されているエンジンスペック差そのまま、という感じですね。)
街中の運転で普段のディーゼル感覚で加速しようとすると、ガソリンターボは+100~200rpmほどの回転数でシフトしていくような感覚です。
ディーゼルの場合はギアをホールドしたままググーっと加速するであろう中間加速シーンでも、ガソリンターボは1速ダウンする事が多いように感じたので、大トルクの守備範囲もディーゼルの方に分があるようです。
ガソリンターボでフルスロットルを試すと1.9tの車重を感じさせない豪快な加速を楽しめますが、フィーリング(滑らかさ)や音質は期待したほどではなく、割と普通。
ディーゼルから乗り換えても、特段気持ちのいいエンジンという印象はありませんでした。
もう少しガソリンならではの個性があっても良いかも?と思いましたが、今回はガソリンとディーゼルでキャラクターの棲み分けをするのではなく、あくまで『今までのディーゼルのドライバビリティをガソリンエンジンで再現』という感じなのでしょうね。
<静粛性>
静粛性は、予想通り圧倒的にガソリンターボの方が高いです。
以前にCX-5のガソリン車(ノンターボ)に乗った時には、ディーゼルと同じような加速感を求めてエンジンを回しすぎてしまい、結果的に騒がしく感じてしまうという経験をしましたが、ガソリンターボはディーゼルと遜色ないトルク感があるので回しすぎることはありませんでした。
アイドリングストップからの復帰時の振動も、ステアリングに伝わる微振動も、ガソリンターボ車の方が明らかに小さいです。
試乗後に自分の車に乗り換えると、今まであまり気にしてなかったディーゼルのゴロゴロ音が、やはり耳障りに感じます。
<レスポンス>
ココがガソリンエンジンの一番のメリットと感じた部分です。
ディーゼルの場合もアクセルへの操作に対する反応自体は悪くないのですが、実用的なトルクが出てくるまでには一呼吸の間(ま)があります。
すでにその特性に慣れてしまっていて特に普段は気にしていませんでしたが、ガソリンターボはスパっと瞬時に加速を開始してくれます。
これだけで、車重が2~3割軽くなったような錯覚すら覚えます。
総じて非常に好印象なガソリンターボモデルでした。
ディーゼルとガソリンターボを試乗比較すると、走りの面では恐らく大半の方がガソリンターボの方が印象良く感じるのではないかと思います。
ただ、唯一の欠点は。。。
燃費・・・。
試乗車なので良い燃費は出てないはずですが、それでも恐らく実測での航続可能距離はディーゼルモデルの3分の2ほどではないかと・・・。
更に軽油とガソリン(レギュラー)の価格差も考慮すると、維持費の差は更に広がります。
車両購入価格に関しても、同装備にして諸費用も含めて考えると、減税を受けられないガソリンターボ車の方がトータルで高くなってしまうという事も・・・。
今もし自分が選ぶなら、、、、非常に悩ましいところですが、維持費の面も含めて最終的にはディーゼルを選択しちゃうと思います。
維持費を気にしない、チョイ乗りが多い(=煤問題が気になる)、高速でのドライバビリティ重視、という方にはガソリンターボが断然オススメ!という印象です。
ついでに・・・
私の車は早々にダウンサスを入れてしまったため、今厳密に比較することは難しい部分もあるのですが、納車直後を思い出しつつエンジン以外の部分を比較すると。。。。
マイナーチェンジモデルは、
①細かく荒れた路面での追従性が更によくなり、乗り心地が一層マイルドになっている
②ロードノイズが更に小さく感じる(タイヤが新しいから?)
③ブレーキがペダル踏み込み直後から効く特性になっている(今までは割とストロークの深めのところから)
③に関しては、今年大改良を行ったアテンザでも同じような印象を持ったので、もしかしたらこれからのマツダ車の全体的な傾向なのかもしれません。
装備面での差は・・・
エアコンパネル
アテンザでは格好良く見えた新パネルですが、CX-8だと周囲のデザインとのバランスで、個人的には旧パネルのデザインの方がマッチしているような気が・・・?

(新型)
(旧型)
1.5cm低くなったセンターコンソール
今まで高いと思った事はありませんでしたが、比較すると確かに新型の方が肘を置いたときに自然な高さという感じがします。
たかが1.5cm、されど1.5cm!
マツコネバージョン
最新バージョンにアップデートした結果、新型と全く同じバージョン表示になりました。
(ただしAppleCarPlayとAndroidAutoのメニューは旧型には出てきません。)
改良モデルを頻繁に出される事は、旧型オーナーにとってはなんとも複雑な気分ではありますが、市場の声に応えたラインナップの拡充や、シッカリと各部を煮詰め直して出してくるのであれば止む無しか、という気もします。