お久しぶりです。4月以降、懐中電灯と関連してEDC(エブリディキャリー)ツールをあれこれと物色していてずっと放置になってしまいました。自己満足懐中電灯blog第6回です。
内容としては第4回の続きになります。NOVATAC社を去ったHenryさんはその後、再び自身の会社を立ち上げました。NOVATACとの間で何かあったのか詳細はわかりませんが、当初HDS Systemsという社名ではなくRa Lightsという名前での再出発でした。兄弟会社という位置づけのようです。今回はHDS Systems復活第一弾の懐中電灯、Twistyというモデルです。
このライトは、その世界では有名な、日本の販売店の代表の方が企画したライトだそうです。
従来のようなクリック式のボタンスイッチではなくツイスト式になっていて、
信頼性に重点を置いたとても頑強なライトに仕上がっています。
当初は70Trという最大70ルーメンの出力と、暗い場所に慣れた目を保護できる
赤色の光を出力できるモデルが発表されたのですが、販売が始まるときには
最大85ルーメンの85Trにアップグレードされていました。
エミッターはOsram社のGolden Dragon plusというものが使用されています。
後に最大100ルーメンの100Trや、他社のエミッターを使用したモデルが何種類か
販売されました。赤色点灯可能なのはTrモデルのみです。
レアモデルの100Tr。
電池は従来モデル同様、CR123A又はRCR123です。
ボディーとバッテリーケースを締め込んでいくと
LO(赤色)→ MID → HIと三段階の調光ができます。
LOモードの赤色点灯。
メインのエミッターの横にもうひとつ小さなエミッターが付いています。
電源の極性を間違えた時に警告灯として赤色点灯するのを利用しているようです。
パッケージとマニュアル。いつも通りシンプルです。
リセット後に特殊な操作をすることで、LO、MID、HIに任意の照度を設定することもできます。
最大100ルーメンと数値的には大したことはありませんが、
照射パターンがタイトになっており、中心照度が高いです。
オプションのバッテリーチューブ。18650のリチウムイオン電池を使用することができます。
海外のマニア達にはクリック式のボタンスイッチのモデルの方が人気があるようで、
Twistyの次のモデルの販売が始まってからこのモデルは絶版になってしまいました。
無骨ですが基本性能が大変優れていて信頼性もあるので、現在でもお気に入りの懐中電灯です。
自己満足懐中電灯blog第5回です。
今までの4回は数年前に購入して現在は絶版になっているものが殆どでした。
今回のライトはまだ買ったばかりのもので現行品です。
メーカーのwebサイトが見当たらないので「L3 Illumination」がメーカー名なのかブランド名なのかは良くわかりませんが、ライトは「L10」という名称です。
演色評価数(Color rendering index 略して CRI・100に近いほど演色性に優れる)が高くて小型のライトを探していたところ、スペックを見て一目惚れしてしまったので米国の販売店から取り寄せました。
ネットで調べた限りでは日本国内で取り扱っている販売店は、平成26年4月現在残念ながらまだないようです。
日本語でのレビューも見当たらなかったので、ちょっと頑張って書いてみました。
L10の主な仕様
・LED:Cree XP-G2 R5 Cool White 又は Nichia NVSL219AT-H1 4500K 92CRI B10 Bin
(今回は高演色LEDライトが欲しかったので、Nichia 219を選択しました。)
・出力(3モードモデルはfirefly無し): firefly (0.09ルーメン、147時間)、Low (3ルーメン、30時間)、Medium (30ルーメン)、High (120ルーメン、1.5時間)
・定電流回路
・使用電池:単三乾電池×1本(14500リチウムイオンはすぐに高温になるので推奨されませんが使用禁止ではないようです。)
・重量:20グラム(電池除く。)
・材質:aircraft-grade アルミニウム合金
・仕上:タイプ3ハードアノダイズ処理
・防水性能:IPX-8
・風防:ウルトラクリアレンズ
・スイッチ:ツイスト式(照度切替は点灯中にヘッドを緩める→素早く締めると順次替わります。)
・照度記憶無し。点灯は常に最低照度から。
・キャンドルモード(ローソクのように立てて使うことが可能。)
・サイズ:全長79mm、直径17.1mm
・価格:$24.99
その他、スペック表にはありませんがリフレクターはオレンジピールです。
オレンジの皮のような仕上げのリフレクターなので照射パターンはムラが少なく
とても綺麗です。
なお、単四乾電池×1本のL08という兄弟モデルもありますが、
今回のL10と同じようなサイズなのでメリットが感じられないため
購入していません。
4月21日に注文を入れて、Priority Mail Internationalで送ってもらいました。
一応、米国内での追跡番号が付いています。4月28日に届きました。
今回は到着がとても早かった方だと思います。
パッケージはとてもコンパクトです。
説明書は同封されていませんが、販売店のwebサイトからダウンロードできます。
本体の色は全8色ですが、NichiaのLEDを使用しているものは
黒・ナチュラル・オレンジ・白の4色のみ(白はアノダイズではなく塗装)です。
CreeのLEDの場合には更に赤・ピンク・青・青緑も選択できます。
オレンジとナチュラルを購入しました。
ヘッドのスペアOリング2本と、テール部分に取り付けできるランヤードリングが付属しています。
エミッター。左がNichia 219、右は以前購入した別のライトのCree XP-G2。
リフレクターはどちらもオレンジピールです。
大きさ比較。左からArc AA、L10ナチュラル、L10オレンジ、単三リチウム電池。
単三電池1本のライトの中では小型な部類です。価格の割に安っぽい雰囲気も無く、質感が大変良いと思います。
好きなオレンジ色でNichia 219を選択できました。
こちらはナチュラルカラー。グレーっぽい色です。
白い壁に照射して光色の比較です。
左が今回のL10のNichia 219、右がCree XP-G2クールホワイト。
上手く撮れなかったので黄色っぽく見えますが実際はとても自然な色合いです。
冷蔵庫のイチゴを拝借してきました。
Nichia 219はCreeと比較すると発光効率は劣るようですが、
演色性は素晴らしいです。とても自然に見えます。
Cree XP-G2 クールホワイト。色温度が高いので青白っぽい感じです。
イチゴそのものの赤色が美味しそうには見えません。
Creeは屋外で明るさを追求する用途に向いていると思います。
並べて見ると違いがハッキリわかります。
Nichia 219は演色評価数92、Cree XP-G2クールホワイトは演色評価数は70のようです。
ちなみに下に敷いているのは薄いピンク色のフェイスタオルです。
今回のLEDの色温度は4500ケルビンですが、実は演色評価数は色温度とは関係がありません。
私も難しいことはよくわかりませんが、青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせている
一般的なLEDは赤系統の演色性が殆どないのに対し、青色LEDに緑色と赤色の蛍光体を
組み合わせているLEDなどは演色性が高いです。
単純に色温度が低いLEDの演色評価数が高いという訳ではなく、
使用されている光の波長で演色性が決まるようです。
今回購入したNichia 219のL10は、小型かつ軽量で電源が入手しやすい単三乾電池、
色温度も太陽光に近くて演色性も高いということで、耐久性は不明ですが
ある意味私の個人的な理想を全て満たしているライトです。
明るさはスペック上最大で120ルーメンですが、大きさを考えると十分だと思います。
(14500リチウムイオンを使用した場合は300ルーメン前後になるようです。)
照射した対象が自然に見えるし小型なので、医療に携わっている方にも
向いていると思います。
操作も単純で、ストロボやSOSモールス信号やビーコンなどの機能がないので
扱いやすく、マニアではない方にも超がつく程お薦めしたいライトなのですが
入手性の悪さだけがネックです。
みんカラに登録してから今日で10年が経ちました。
登録した当時はオートヴィレッジという名称で、「村」と言われていたと思います。
チェイサーに乗り換えて色々と弄ろうとしていたところ参考になる情報がたくさん載っていたので登録しました。
あれから10年・・・2005年から2012年まで幽霊会員でしたけど(^^;
あっという間の10年でした。
もともと機動力のある車が好きなので、ミニバンに乗ることは
10年前の自分には全く想像できませんでした。
車弄りは一段落してしまった(というより資金難でできないだけです)ので
当分は細々とフォトギャラやマニアックなブログを書くくらいしか出来ませんが、
それが幽霊会員に戻らないためのモチベーションになっていたりするので
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m
不定期で更新している懐中電灯blog第4回目です。
HDS Systems社がNOVATAC社と合併し、HDSの代表のHenryさんがNOVATAC社の副社長に就任したと当時伝えられました。NOVATACがHDSからEDCライトの設計を買い取ったそうです。
そして、NOVATAC版のEDCシリーズとして発売されたのが今回のNOVATACのEDC 120Pというライトです。
私が持っているのは最初期の米国製モデルで、2007年の11月の購入です。
その名の通り、光束は120ルーメンです。
操作に関してはHDS EDCシリーズと同じようなものでした。
ボディはアルミ合金製です。ベゼル(風防レンズを留めているパーツ)は
初期状態では黒塗装でしたが、社外品のチタン製に交換してあります。
ボールチェーンを取り付けるためのチタン製ランヤードリングは
海外のマニアの方が製作したもので、これも個人売買で購入しました。
ボールチェーンとクリップもチタン製のものを取り付けてあります。
パッケージとマニュアルです。
テールスイッチ部分にMade in USAと書かれています。
エミッターはソウルセミコンダクター社のP4というものだったと思います。
配光はワイドなパターンです。
防水のためのOリングを畜光タイプに交換してあります。
消灯すると黄緑色に光ります。
私はHDS Systems社のHenryさんのファンですので、
合併でHDSの名前がなくなってしまったのは正直言ってガッカリでした。
でも今後NOVATAC社で色々な進化モデルを出してくれるのならば・・・
と思っていたところ、会社の経営思想がHenryさんと合わずに色々とあったようで、
ほどなくしてHenryさんはNOVATACを去ってしまうのでした・・・次回に続く。
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