私の趣味のひとつに懐中電灯のコレクションがあります。懐中電灯が趣味と言うと、単一乾電池を何本も入れる赤いプラスチック製のものを想像してか、そんなの集めてどうするの?と聞かれることがあります。今後不定期で私がコレクションしているマニア向けの懐中電灯(フラッシュライト)を、備忘録と自己満足を兼ねて紹介したいと思います。
第一弾は私が懐中電灯にハマるきっかけとなったArc4+ Rev.2(アーク4プラス リビジョン2)というモデルです。
SUREFIREという現在でも有名なフラッシュライトメーカーがあります。
学生の頃に1本買って、車に乗るようになってからは整備用として
グローブボックスに大切にしまっていたのですが、
当時はLEDが無くキセノンバルブのものしかありませんでした。
CR123Aリチウム電池2本を使うタイプだったのですが、
確かにライトは小型で明るかったものの、これがまた電池の消耗が激しいです。
当時ネットショップなど一般的ではなかったので家電量販店などで
電池を購入してましたがCR123A1本で600円以上だったと記憶しています。
ランニングコストがべらぼうに高いので滅多なことでは使用できませんでした。
みんカラ(当時はオートヴィレッジでした)に登録した2004年に、
マニアの方のホームページでLEDを使った調光式のライトが
紹介されているのを見て一目惚れして購入したのが今回のArc4+です。米国製です。
米国製としては珍しくアルミ製のケースに入ってます。
これ以外の米国製ライトのパッケージはジップロック式のビニール袋が殆どです。
2004年6月28日にRUBYさんという方が検査をしたというステッカーが貼ってあります。
メーカーのロゴもとてもセンスが良いと思いました。
アルミ合金製のボディにボタン式のスイッチが付いてます。
ボディはハードアノダイズⅢというコーティングが施されてます。
日本の工業製品と違って個体によってメッキムラや
ローレット加工の溝の深さなどにバラツキが多いです。
メッキ一部不良品などはセカンド品として販売されていました。
大きさ比較。タバコ1本分の長さです。
このライトの面白いところです。
テール部分のスイッチを押すと電池が押されて、
電池がヘッド側の基盤に付いているスイッチを押します。
当時最先端のLEDとコンバーターを使っていたのかも知れませんが、
スイッチは何とも原始的です。
エミッターは確かLUMILEDS社製のLuxeonⅠでした。光束は最大30ルーメンだったような・・・。
写真だと若干クールホワイトに見えますが実際の光色はほぼ純白に近いです。
照射パターンもムラがなく非常に綺麗です。
テールスイッチをクリックすると点灯します。
フルパワーモード、モードA、モードB、ミニマムモードの4つがあり、
普段はスイッチクリックでA又はBで点灯し、ダブルクリックでAとBが切り替わります。
点灯中に長押しでフルパワー、トリプルクリックでミニマムになります。
それぞれのモードを16段階の明るさの中から調光できます。
他にも消灯中にスイッチを10回クリックするとオプションメニューになり、
モールス信号でSOSを打ち続けるモードなどが用意されてます。
別売りのナイロンポーチに入れて持ち歩いていました。
とにかくそれまでのライトと違って何もかもが革新的に見えました。
価格はよく覚えてませんが25,000円くらいだったと思います。
今となっては明るさも全然大したことがない一昔前のライトですが、
私に新しい趣味のきっかけをつくってくれた大切なライトです。
EDCPlanet カテゴリ:Everyday Carry 2016/05/25 11:08:12 |
|
EDCForums カテゴリ:Everyday Carry 2014/07/24 09:50:30 |
|
HDS Systems カテゴリ:Flash Light 2014/02/25 11:09:59 |