
ファンマガジンRushが届きました。
J1昇格おめでとう!というような内容でしたが、
別冊として、緊急企画「フルモデルチェンジの真相に迫る」が付いてきました。
綺麗なカタログのような作りになっていて、興味深い内容でした。
フルモデルチェンジ(FMC)構想へ15の質問に対して、
FMC構想を発案した大学教授が答える、という内容になっています。
そもそも、なぜFMC構想が提案されたかというと、
集客数が伸びないモンテディオをなんとか地域に根付かせるため、とのことでした。
今回の騒動は、クラブが発表する前に、新聞に「月山山形」の報道が出てしまい、
そればかりが一人歩きして、猛反発を食らってしまいました。
この冊子を読むと、名称について、「ガッサン」というのは、あくまで一つの提案に過ぎないそうです。
今、Jリーグのチームは外国語のチーム名を付けていますが、世界サッカーの基準に合わせて、
素直に町の名前でいいのではないか?母国語を堂々と名乗ればいいのではないか?
という発想で、今、日本語で新しい名称を考えるタイミングではないか?
という問いかけになっています。
チームカラーは、白を基調とした銀と黒という組み合わせが提案されています。
外部からの目線での東北、雪、山、そして豊かな光をイメージして作られたそうです。
白を基調とすることは、サッカー界ではアウェイカラーとなるので、
山形に来るアウェイチームにはホームユニを着てもらえて、山形は敵地でもホームユニを
着られるというメリットがあるそうです。
ユニフォームや旗のデザインは、白と銀と黒の三角形を組み合わせたものになっています。
そのイメージの画像が載ってるんですが、なかなか良いかも、と思いました(笑)
サッカーではこういう色のチームは無いですが、野球の千葉ロッテっぽくも見えます。
白銀黒というのは、ちょうど今のように、雪景色のように見えて、違和感がありません。
青いチームはたくさんありますが、他のどことも違う、山形だけの個性を出したい、
という思いがあるようです。
いろんな問題はあると思うのですが、今後のクラブのあり方について、
考えるきっかけにはなったと思います。
冊子には、教授のインタビューが載っていました。
今回の騒動ではボロクソに言われてしまってましたが、
いろいろと誤解があったのだなと思いました。
最初は、突拍子も無い話のように思えたのですが、この冊子を読んで、
教授がどれだけFMC構想に真剣に取り組んでいたかを知ることができました。
そして、山形への愛を感じました。
難しい問題ではあるんですが、十分に議論して、良い方向に進んでいければ良いなあと思います。
Posted at 2008/12/30 22:16:55 | |
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