
普通の生活をしている小市民が、ロールス・ロイスに乗ることなんて、天地がひっくり返ってもないことだと思います。
まず、車自体を見かけることが殆どありませんし、当然のことながら、自分で買うような車でもありません。
9月12日夜、みん友のげそさんから「ついにやって来ました」とシルバーシャドウの写真が送られてきました。
これは是非とも、見てみたい、乗ってみたいと思いました。
「行っていいですか?」の返事を聞く前に「今から行きます」とメールしてC63に乗り込んでいました。(笑)

ワクワクして、謁見の時を待っているC63。。土器土器。

・・・あ゛っ、、、(゚д゚)!!
凄いオーラです。
RR「ん〜?君は?」
C63「C63というポット出の小ベンツでございますデス(汗)」
気圧されている気がして敬語が乱れます。(笑)
車、特にロールス・ロイスなどは女性に例えられることが多いと思いますが、なぜだかこの個体に関して、私は非常に男性的な強さを感じました。
ロールス・ロイスのシルバーシャドウⅡ。
1979年旅先で初めて見た時に、思わず記念写真を撮ってしまったクルマです。。
どんなに車に興味のない人でも、ロールス・ロイスという名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
独特のグリルは、パルテノン神殿をモチーフとしており、ラジエーターヘッドに立つシンボルマークはスピリット・オブ・エクスタシーと言いますが、一般的にフライング・レディと呼ぶ人が多いようです。
私は長い間、この女神像には羽が生えているものだと思っていましたが、よく見ると鳥の羽のようなものではなく、羽だとしたらコウロギの羽のような感じに見えます。よく見ても分からないのですが、大きな布をはためかせているような感じです。
ロールス・ロイス社は、破綻、国営化などを経て、今なお高級車を作り続けておりますが、基本的に頑固にこの顔を守り続けているために、現在の車種で私のココロを奪うようなデザインのものはありません。
私は、この昭和の香り漂うフォルムにこそ似合うグリルで、シルバーシャドウが、一番ロールスらしいロールスだと思っています。

塗装はラッカー塗装。塗装皮膜が厚い感じがしますが、経年劣化のひび割れは皆無です。
内装はレッドのコノリーレザー。
運転席はさすがに少しやれた感じがしますが、リアシートは今だにしっかりしております。
コノリーレザー自体が、革が厚いのでよけいしっかりした造りの家具のようです。
リアシートでふんぞり返るような車ではないようで、座ってみると背筋がぴんと伸びます。
背筋を立てて、にこやかに群集に手を降るような車なんですね(笑)
ウォールナットを贅沢使ったパネルは、今だに輝きを失わず、ムートンのフロアーマットも当時のままで、毛足が長く贅沢です。
土禁にしたくなりました(笑)

車体を支えるのに、ハイドロが使われていますが、特許を持つシトロエン社が、ロールス・ロイスに使っていただけるのは光栄なこととして、シトロエン特許と書いたプレートを貼って下さいという条件だけだったという逸話が残っています。
どこに貼っているのか、見せてもらうの忘れました。

げそさん運転で、試乗させていただきました。
助手席に乗り込んでみます。。。。
「運転手さん、出してくれたまえ」って言ってみました。(笑)
V8OHV6750ccのエンジン音は、思いのほか静かというよりは、室内ではほとんど気になりません。
2.2tを超える車は、するすると滑るように走ります。
走り初めに少し揺れるぐらいで、速度が上がると揺れは少なくなるように感じました。
滑る感じは、アルピナD5の乗り味にも似ております。
途中、ふと思い出して、後部座席に乗り直しました(笑)
ふんぞり返ろうと思ったけど、背筋が伸びる^^;
私は一時、JaguarMarkⅡに乗りたくて、イロイロ探していたことがあります。
昭和期の英国車、外観、内装に共通点もあり嫌いではありません。
ロールス・ロイスに乗ったことがある人。
それも、シルバーシャドウⅡに乗ったことがある人なんて、日本でもほとんどいないでしょう。
それもこれも、みんカラをしていたから体験できたことです。
げそさん、貴重な経験をさせていただきまして、ありがとうございました。
げそさんは、こんな車を出してくるから、オフ会で声をかけてくれる人が少ないんだと嘆いておりました。(´・ω・`)
そりゃぁその通りで、すごく怪しい、正体不明な車屋さんのやうな人です(^_^)/
皆様、オフ会にこの車で行っても、げそさんに声かけてあげてくださいね(笑)
決して、アブナイ人ではありません。多分(^^ゞ
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オフ会 | 日記
Posted at
2013/09/14 20:26:35