往々にして昔話などの民話には多くの教訓が含まれているものです。
昔の人が宗教を持って国を統治したのは、それが手っ取り早いからに他ならないからだと思います。
文盲率が高い時代においては、人にモノの善悪や道徳心を教えるのに、この二つほど分かりやすいものは無いであろうから。
さて、タイトルに書きましたロシア民話
「かますのめいれい」。
(話の内容はリンク先を参照のこと)
ハッキリ言って私は全く知らなかったですよ。
何故ならこの話、全くもって道徳心も教訓も一切含まれていないという感じで、
主人公のエメーリャがすることは、のび太くんが夢の中に描くような話だからです(笑)
グータラな主人公がやりたい放題の上にしっぺ返しの無い民話。
凄い。目からウロコが落ちました。
是非一読して、宝くじでも当たった気分を味わって欲しいです。
こんなの子供に読ませても、なんの教訓にもなりませんよ。ウハハ
ロシアのツンドラは寒すぎて、夢でも見ないとやっていけないようなトコロなのかな?
それとも作者はウォッカの飲み過ぎだったのかな?と考えてしまうお話なのでした。
…なのですが、
私は実にすがすがしい気分にもなりました。
なんでお話ごときに小言を言われなければならんのだという、
作者のアンチテーゼというかパンク魂みたいなモノを感じましたから。
それに調べていくとこの話、ユロージヴイと呼ばれる思想に繋がるそうで。
ロシアのおバカは奥が深いのね(笑)
Posted at 2006/07/05 20:05:20 | |
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それでも地球は回っている | 日記