
以前製作に失敗し放置していた、VSDを使用したHUDを再度作成。
今回は私が日頃お世話になっている伊東自動車さんにアドバイスや加工、仕上げまでをお願いしました。
作成にあたり純正メータークラスタを購入し、ベース原型、ガラスフレーム、大まかな位置決め・・・と、そこまでは自作で行い、仮組みまでの作業はスムーズに進行。
クラスタも内側にかなりのスペースがあったため、本体を埋め込むのには十分で、思いのほか簡単に完成する見込みでした。
単に組み付けするだけならなんら問題は生じなかったのですが、クラスタに穴をあけ、クラスタ内部の位置で試しにVSDを稼動させてみると、一番重要な問題が発生。
・・・ガラスに映らない
まったく気にもしていませんでした。
フロントガラスに映す場合、移りが悪いことはあっても写らないことはありませんでした。
VSDには照射角度があり、フロントガラスに映すにしても綺麗に映すには相当角度の微調整が必要なことは十分知っていました。
ある程度角度が悪くても映るだろう、という考えは見事に砕かれ、投影範囲を限定してしたことによって設置位置も相当に限定されてしまいました・・・
考えが甘かった・・・
VSDを水平に置くと全く映らないため、かなり角度をつけて設置。
色々と試してみるものの、クラスタからはみ出さない位置で満足できるポジションは得られず・・・
ここまできて、廃案か・・・廃案廃案
本当に廃案にせざるを得ないと思いました。
まぁ・・・結局はガラスフレーム側を可動式に再加工し、ガラスの位置を調整することで問題は辛くもクリア。全体的な構成はほぼ完成という運びに。
仕上げに、VSD本体の受け皿を伊東自さんに全て任せて私は待機。
全体とのバランスを考えて作っていただいた受け皿は、縁取りのラインが非常に良く、ベース・クラスタとの相性は完璧。
なんだかんだ失敗と微調整を繰り返し、1~2週間で完成の予定が数ヶ月かけての完成という大改修となりました。
そして、いざ試運転!
ガラスの寸法はVSD Xそのものよりかなり大きくなっていますが、私自身が運転した感じでは、視界を遮るようなうっとおしさは思いのほかなく、スモークガラスの透明度もなかなかで、趣味に走ったにもかかわらず実用性を損ねない範囲で収められました。何もないクリヤな視界から比べるとかなりうっとおしいことには変わりないのかもしれませんが・・・
まぁ、私しか乗らないので全く問題なし。
戦闘機好きな私には至高の一品となりましたw
Posted at 2007/08/08 23:00:10 | |
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