イグニッションコイル電源昇圧化(準備編)

重い腰を上げて、イグニッションコイル電源昇圧化を実施します。低域回転でのトルクUP、燃費向上、失火低減が目的です。

事前測定でのイグニッションコイルの消費電流値は、6気筒合計でアイドリング時は0.6A、3000回転で3.0A程なので、倍の6.0A以上で電圧調整が可能な条件から写真のDC-DCを購入。余りにも安いので、予備含め2個購入。

製品仕様。
使用条件は最大16Vを想定しており、最大電力は16V×3.0A＝48Wなので自然冷却で十分ですね。

簡単な回路図を作成。

出力異常(出力断)時にはリレーで入力短絡にさせます。またダイオード後にスイッチを設け、手動で入力短絡出来るようにもします。ダイオードはリレーのコイルに昇圧後の電圧がかかるため電圧降下目的です。あと容易にDC-DCレスに復帰出来るように入出力はコネクター接続とします。

中華製の安価品のため、思い付くリスク回避手段(フェールセーフ)を盛り込んでおきます。
#もし走行中に壊れたら即エンジン停止になりますから。考えただけでも恐ろしい。。。

DC-DCが届いたので性能テストしました。

H4ヘッドライト球を接続し20%増しの昇圧をかけて1時間程放置。電流値は想定の3.0A程度なので丁度負荷テストには良い条件です。

結果、レギュレーター自体は結構な熱さでフィン温度が手計りで50～60℃程度になってました。あと心配していたキィーンという動作音も若干聞こえますが、何とか車内設置でいけるレベルです。

次は組立編です。