三菱重工に138億円超の賠償請求 事故で廃炉の米原発[PR]
放射性物質が漏れ出す事故を起こして廃炉が決まった米カリフォルニア州南部のサンオノフレ原発について、事故原因となった蒸気発生器を設計・製造した三菱重工業への損害賠償請求額が、契約上の上限約1億3700万ドル(約138億円)を上回る見通しとなった。
原発を運営する南カリフォルニア・エジソン社が18日、三菱重工に賠償請求の文書を送った、と発表した。責任額は契約に明記された上限を超えないとする三菱重工に対し、エジソン社は「欠陥があまりにも基本的かつ広範な場合、責任上限は無効」と主張した。
エジソン社の主張では、三菱重工が20年の稼働を保証したにもかかわらず、稼働開始から1年も経たずに設計ミスで摩耗を招き、放射性物質漏れを引き起こしたうえ、契約上義務づけられた修理や調査も怠ったとしている。エジソン社や利用者が被った損害の全額について、「必ず三菱重工が責任を取る」ことを求めている。
サンオノフレ原発は昨年1月31日、3号機の蒸気発生器の配管から水が漏れ、微量の放射性物質も出て緊急停止した。定期点検中の2号機でも配管摩耗が見つかり、米原子力規制委員会(NRC)はすべての稼働を禁止。エジソン社は今年6月に廃炉を決めた。
三菱重工業は19日、南カリフォルニア・エジソン社から賠償を求める文書を受け取ったことを受けて、「エジソン社の主張や要求は、交渉の経緯、契約履行の事実を正確に反映していない不適切な内容で、根拠のないものだ」とするコメントを発表した。
今後の両社間の紛争解決手続きでも、エジソン社の主張や要求が不当だと主張し、「必要な対抗措置を取ることも検討していく」としている。「当社の責任上限は約1億3700万ドル。現時点で業績への影響はないと考えている」との考えも重ねて強調しており、双方の主張の隔たりは大きい。
あーこれ認められちゃったら、原発関連の製品輸出怖くて出来なくなるね。
契約書を交わす意味無いし。
原発は、壊れたら単に止まるような機械と違って、福一が示したとおり簡単に暴走し爆発する。
確かに、一度火が入ると持続的に反応し続け、貯めておくことの出来ない絶えず供給が必要な電気には理想的な発電方法であるのは間違いないが、持続し続ける逆に言うと簡単に止められない核反応を制御するのは技術の問題ではなく、安全とコストを天秤にかける商業ベースではやはり難しいのだろうと思う。
現に、福一がぶっ飛んで十分危険を認識したであろう電力会社も政府も国民でさえも目先の電気料や経済を理由に不十分な対策で再稼動しようとしている。
まだ、調査の段階ではありますがメルトアウトしているかもしれない核燃料が、地下水を汚染し海洋へと出ている疑いがあり、もし本当だとしたら日本の海洋資源も大打撃を受け、下手すると海外から海洋汚染として賠償責任まで追及されかねない状況。
いまだに福一は収束とは程遠いのが現実。
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2013/07/19 15:12:29