2013年10月09日
死刑でいいじゃないか。
千葉大生強殺、2審は無期 裁判員の「死刑」破棄2例目
2013.10.8 11:21 [刑事裁判]
荻野友花里さんが殺害され、放火されたマンション=2009年10月、千葉県松戸市
千葉県松戸市で平成21年、千葉大4年の荻野友花里さん=当時(21)=を殺害したなどとして強盗殺人などの罪に問われ、1審千葉地裁の裁判員裁判で死刑とされた無職、竪山辰美被告(52)の控訴審判決公判が8日、東京高裁で開かれた。村瀬均裁判長は1審判決を破棄、無期懲役を言い渡した。
裁判員裁判の死刑判決が高裁で破棄されるのは2例目。殺害された被害者は1人で、高裁の判断が注目されていた。
1審は竪山被告が荻野さん殺害以外にも、短期間に強盗致傷や強盗強姦を繰り返していたことなどから、「殺害の被害者が1人であることや殺害に計画性がなかったことは、極刑を回避すべき決定的事情とまではならない」と判断。「更生可能性は乏しい」として、死刑を選択した。
1、2審判決によると、竪山被告は21年10月、松戸市のマンションの荻野さん宅に侵入し、包丁で脅して現金などを奪った上、胸を刺して殺害。翌日、証拠隠滅のため現場に戻り、室内に放火するなどした。
何のための「裁判員」なのだろう?
身勝手な理由から、人を殺し「裁判員」が「死刑」という重い判断を下したのに、こうもあっさり覆してしまうなら、一般人を法的に束縛してまで裁判する意味はないと思う。
強盗致傷や強盗強姦を繰り返し、最後に人を刺して殺したうえ、後日もどって証拠隠滅の為に放火までしているのに、これで「死刑」じゃないってどんだけ甘いんだよ。
下手したら、彼は10年くらいで出てくるんだよね?
まだ、こんな野獣を社会に野放しにするの?
大体、日本の「死刑」と「無期懲役」に差がありすぎる。
間に、「終身刑」を加えるべき。
良く死刑反対の方々は、死刑の代わりに終身刑を唱えるが、死刑はやっぱり必要と自分は思う。
ちなみに、彼の所業が載っていた週刊誌から抜粋されたとみられるブログ見つけたので載せます。
私は「死刑」を求刑した裁判員の気持ちを支持します。
千葉女子大生荻野友花里さん惨殺 捜査員が吐き気を催したレイプ強姦魔の「供述」
2010-01-30 23:54:07 | 週刊誌から
「あの子が自分から服を脱ぎ始めたんですよ」“身勝手”などという言葉では到底表現できない、あまりに卑劣な供述に捜査員は思わず吐き気を催した。こんな男がなぜ野放しにされ、鬼畜の凶行を重ねることができたのか。捜査と報道の重大欠陥を徹底的に検証する。
成人式の祝賀ムードに日本中が沸いていた一月の三連休中のこと。
千葉大学園芸学部四年の荻野友花里さん(21)殺害放火事件の捜査本部が置かれた千葉県警松戸署は、重苦しい雰囲気に包まれていた。
取調室で、住所不定・無職の竪山辰美容疑者(48)が、取調官の耳を疑うような供述を始めていた。
「目の前で、あの子が自分から服を脱ぎ始めたんですよ」
「では、なぜ刺したんだ」
「『わたしも死にたい』と言われたんでね。『わたしを刺して、あんたも死ねばいい』と」
竪山は悪びれるそぶりもみせず、荻野さんが自ら性交渉を求め、揚げ句の果てに自殺願望者だったなどと口にしたのだ。
松戸署に駆けつけた千葉県警捜査一課の中村修一課長は、その報告を聞くと殺気立つほどに顔を上気させたという。ほかの捜査幹部たちも一様に顔をしかめ、吐き捨てるように言った。
「まるで鬼畜じゃないか」
∴
荻野さんの事件は一月に入り、急展開を見せた。六日には、千葉県佐倉市の民家で三十代の女性と六十代の母親に暴行を働いた上、奪ったカードでコンビニのATMから現金五十五万円を引き出した強盗致傷容疑などで逮捕された。逮捕はこれで三度目。
「これで竪山も、ようやく捜査本部が本気だと悟ったんです」
そう地元記者も語るように、その直後から、竪山は「包丁で刺して、火を付けました」と自供を始め、上申書も提出。供述通り、荻野さん宅に近い園芸学部の寮が建つ敷地斜面から、血のついたTシャツにくるまれた包丁や、荻野さん宅のドアの鍵も発見されている。
グルグル巻きに猿ぐつわ
それまでの竪山の様子と比べれば、その豹変ぶりは一目瞭然だろう。
昨年十一月の最初の逮捕当初こそ、荻野さんのキャッシュカードを使ってJR松戸駅近くのATMで現金二万円を引き出した男の画像を「自分です」と認め、「部屋に侵入してカードを盗んだ」と供述していた。
しかし、あくまで荻野さんは不在だったと言い張り、やがて、殺人容疑を視野に本格的な弁護活動に乗り出すため弁護士が複数付くようになると、竪山はすっかり荻野さん事件について口を閉ざすようになる。
しかも、昨年九月に刑務所を出たあとの惨めな境遇を自ら持ち出し、「冷たい世間に放り出されてしまった。仕事もないし、カネもない」と取調官の同情を誘うかのような話に終始する始末。
「放火された荻野さんの部屋は、消防車の放水で指紋や足跡は押し流され物証の乏しい事件でした。強姦された可能性がありますが、肝心の下半身が焼けてしまい、タンパク質でできた体液も燃えてしまって検出できなかったんです。ちょうど、英会話講師リンゼイさん殺害事件の市橋達也容疑者も完全黙秘を続けていたときで、県警首脳は頭を悩ませていました」(前出・地元記者)
そんな折り、竪山から突然の自供が飛び出したのは、ある計算が働いたためらしい。
捜査関係者が語る。
「三度目の逮捕でさすがに逃げ切れないと踏み、死刑だけは免れようと、竪山は殺意を否認した上で、ほかは認めようという捨て身の作戦に出たんだ。でも、反省の色なんてこれっぽっちもないよ。死者にむち打つようなひどい供述は、やむことはなかったんだ」
取調べの場面に戻ろう。
「なぜ刺したんだ」と迫られた竪山は、やがて、奪ったキャッシュカードの暗証番号を聞き出すために刃物をちらつかせ、荻野さんを脅したと認める。そしてこう供述した。
「ちょっと切りつけたらあの子が騒ぎ出して……。もみ合っているうちに、つい刺しちゃったんですよ」
これも作り話ではないかと捜査関係者はみる。これまでの捜査で、荻野さんの遺体に激しく抵抗したあとは見つかっていない。そもそも、手足をグルグル巻きにされ、口にストッキングで猿ぐつわをはめられた荻野さんがもみ合ったり、抵抗できるはずもないからだ。
しかし、冒頭のように、抵抗できなかったことを逆手にとり、荻野さんが自殺願望を唱えたかのように言い出す竪山。荻野さんが自ら誘うように服を脱いだと話したあと、笑みを浮かべながら付け加えている。
「あの子は『わたしはキャバクラ嬢。いつも片手の指いっぱいの男と同時に付き合ってるの』と言い出したんですよ」
過去三度の逮捕容疑からみて、荻野さん宅に押し入ったのも強姦目的だったことは容易に類推できる。なのに、殺害容疑から逃れようと腐心する男。
実は、今年に入ったころから、竪山は留置場の中でしきりとノートに書き込みをするようになっているという。荻野さんの遺体の状況とつじつまが合うようにと供述を練っているのか。それとも自省の念をつづっているのか。
少なくともいえるのは、自供後も、竪山の口から謝罪の言葉を聞くことは一切ないということだ。
∴
一連の驚愕すべき竪山の供述内容について、報道した新聞・テレビは、皆無に近い。一部のメディアは供述内容を把握しながらも、報道できないジレンマを感じている――そういった方が正確かもしれない。
「裁判員制度の弊害ですね。制度導入に伴い、新聞・テレビは裁判員に先入観を持たせないようにとガイドラインをつくり、前科前歴をはじめとする事件情報をまともに流さず、自己規制しているんです」(全国紙社会部デスク)
例えば、竪山は過去七回にわたり女性を襲う事件を起こし、最後の〇二年には、神奈川県海老名市の女性看護師を襲った強盗傷害事件で実刑判決を受け、北海道の月形刑務所に服役しているが、こうした事実も報道すればガイドライン違反になるのだそうだ。
昨年九月一日に出所したことすら、前科を想起させるからと、デスクの手を通らない新聞社もあるという。これで果たして、まともな報道などできるのだろうか。
実は、法務当局は再犯防止の観点に沿って、出所した竪山から、妹宅に身を寄せているという届け出を受けていたが、これは全くのウソ。流れ流れて都内のサウナに宿泊し、土地勘のある千葉に出向いては次々と女性を襲っていたわけで、元をただせば、行政側の不行き届きが指弾されるべき事実。それを、前科報道自粛が邪魔をして、メディアに検証する術がないというのでは、本末転倒ではないか。
しかも竪山は、出所後わずか二カ月ほどの間に、判明しているだけでも五人の女性を襲っており、その尋常ならざる手口をみれば「どれもこれも重大犯罪」(前出・捜査関係者)。なのに、荻野さん事件に関与したと判明するまで匿名扱いにされ、容疑者の人権ばかり保護されたのだ。
「例えば、最初の逮捕容疑について、新聞・テレビは「十一月二日朝、千葉県内の民家に侵入した四十八歳の男が三十歳の女性を包丁で脅し、現金十八万円を奪ったうえ暴行しようとした」と報じただけ。事件の核心はもうひとつの容疑名である『強姦未遂容疑』だったのにその点は軽視され、真相は何も伝わっていない。この容疑の適用にこそ、竪山の残虐ぶりを示すウラがある」(同前)
緊急配備を怠った千葉県警
竪山はこの日、家の主が出勤するのを見届けた午前八時四十分ごろ、民家に侵入。二人の幼い子どもたちがいる前で女性を緊縛し、右手で頭を殴打して「騒げば、殺す」と脅迫。おびえて身動きを止めた女性を強姦しようとしたところ生理中と知るや、なんと、性器とは異なる部位で射精していたのだ。
「刑法では、これは性交とみなさないため、『強姦未遂』。しかし、生理中の女性に陵辱の限りを尽くした竪山のやり口は、むしろ法律の定める強姦なるものよりも下劣な行為じゃないか。なのに、荻野さんの別件報道になると恐れた新聞・テレビは、匿名にした上、この陵辱事件の事実関係をほとんど報じなかった」(同前)
報道のあり方ばかりを批判するのも不公平かもしれない。
竪山が月形刑務所を出所後に犯した「別件事件」を明らかにすることは、すなわち、千葉県警の捜査の失態そのものを暴露することにほかならないからだ。
竪山の逮捕容疑だけ追ってみても、①昨年十月三日に松戸市の荻野さん宅近くにある七十六歳の女性宅で強盗致傷を起こし、②四日後、同県佐倉市で三十代女性を強姦、一緒にいた六十代の母親も暴行、③二週間後に松戸市に戻って荻野さん宅に侵入して殺人放火事件に手を染め、④十一日後、二人の子供の目の前で三十歳の女性を陵辱――このわずか一カ月の間に、五人の女性が性的暴行を含めた被害を受け、命すら落とす重大事件に巻き込まれていたのだ。
「許せないのは、荻野さんの他殺体が見つかっても、千葉県警はまともな緊急配備を敷かず、竪山を事実上野放しにしていたことなんです。最後に、三十歳女性が襲われたときも、現場では、駆けつけた佐倉署員が十人ほどオロオロするばかりの光景が目撃されています。素人目にみても、荻野さん事件の犯人ではないかと真っ先に疑うべきなのに、このときも、県警はまともな配備を怠りました」(前出・地元記者)
ちなみに、千葉県警はこれらの「別件事件」の発生について一切報道発表していない。「性的被害の流布を恐れた」という理由だが、全国的にも凶悪犯罪として報じられた荻野さん事件の起きた後、逃亡する殺人犯につながるかもしれない情報を提供せず、いったいどうして住民は自己防衛をしたらいいのか。
市橋達也容疑者のときも、千葉県警は緊急配備をせず、捕まえる手立てを講じなかった。
市橋事件の教訓を忘れ、おぞましい再犯事件を繰り返す男を再び野放しにした千葉県警。そして、その体たらくを「人権報道」や「裁判員ガイドライン」を持ち出して検証しない報道のあり方こそが問われている。
週刊文春2010年1月28日号
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2013/10/09 11:27:53
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