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2013年11月02日

原発の議論を活発化させるいい機会と思う。

小泉元首相 まっとうな脱原発論だ

2013年10月31日

 小泉純一郎元首相が脱原発を唱えている。社民党の吉田忠智党首とも会談した。世論を喚起し、政府にエネルギー政策の転換を促すことが狙いだ。多くの国民がうなずけるまっとうな議論でもある。
 会談で小泉氏は「世論を変えることで、脱原発に向けた政治決断をさせることが必ずできると確信している」と強調、原発推進に積極的な安倍晋三首相に「お互いの立場で脱原発を訴えていこう」と語ったという。
 小泉氏は折々に原発ゼロは無責任だとする経済界などに対して、「核のごみを処分するあてもないのに原発を推進するのは無責任だ」とやり返してきた。

 小泉氏には原発ゼロの思いを決定づけた伏線がある。フィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」や、脱原発を宣言して風力や太陽光などの自然エネルギー先進国に躍り出たドイツの視察だ。

 「最終処分場は四百メートルの岩盤をくりぬいた地下にある。十万年後まで管理できるのか」「原発ゼロを自民党が打ち出せば、自然エネルギーによる循環型社会に向けて結束できる」などとよどみない。明快、かつ説得力も併せ持つ。

 オンカロは世界でただ一つ着工された最終処分場であり、原発は「トイレなきマンション」も同然だ。日本には原発が燃やした一万七千トンの使用済み燃料が原発の建屋などに積み上がっている。

 放射性物質が減衰するとされる十万年もの超長期にわたり、地震国の日本で安全な保管が可能なのか。学者の間にも懐疑的な意見がある。オンカロには、小泉氏に理解を得ようと原発メーカーの担当者も同行したが、逆に脱原発志向をより強固にさせてしまう事態を招いてしまったともいわれる。

 いかに原発ゼロに近づけ、自然エネルギーを基幹電源に育て上げる社会を築くのか。小泉氏は、エネルギー転換こそが日本の未来をひらくと力説もするが、民主、共産、社民、みんな、生活の党など、原発ゼロを目指す勢力との連携には否定的で「それぞれの政党が努力していくべきだ」が持論だ。

 「大方の国民は賛成してくれる」とも語っている。自民党にも脱原発グループが存在する。与野党、国民が束になっての原発ゼロへの挑戦が視野にあるのかもしれない。

 小泉氏は十一月十二日に東京で記者会見し、自らの脱原発論を語る。私たちも、日本のエネルギー社会のありようと、あらためて向き合う機会とすべきだ。




それぞれの立場で、持論をぶつけ合うのはいいことと思う。

人の意識なんて、その時の立場で変わるもの。

変わることを否定することも変な話だ。

世界と言う大きな視点から考え、それまでの尊王攘夷の思想から外れ「裏切り者」のレッテルを張られた、坂本龍馬がいい例だと思う。

自分と相いれないものを否定するのは簡単なことですが、それまでの持論を曲げるのは、ものすごく大変なことと思う。

それがすんなりできる柔軟な思考と行動力が彼の魅力なのだろう。

だからこそ、日本を代表する武士と語り継がれていると思う。

話がズレましたが、いまの原発議論はどうも安易な再稼働に流れているのは間違いない。

各電力会社は、福一を襲ったような地震と津波は来ない、来ても福一みたく古い原発ではないから大丈夫とのたまう。

その想定外の津波と震度で、福一が飛んだことを理解しているのだろうか彼らは?

なぜ、ほかの原発が福一と同じにならないと言えるのか?

福島で起こったことを想定したうえで対策を打ったから動かしていいか?と言うのであれば、まだわかるが。

起こらないから想定しないと彼らは言う。

対策を講じず、今まで通りの神頼み、神話を作り上げるつもりでいるようだ。

小泉氏のような発言力のある人が、安易な再稼働に疑問符を投げかけてくれている。

原発擁護派の言う原発のメリットは解る。

電力会社の切迫した状況も分かる。

でも、安全をおざなりにした代償が福一で、そこから学んでいるとはいいがたい今の状況では、やはり再稼働は納得できない。


話は変わりますが、小泉氏が言う脱原発の根拠になった「オンカロ」が気になったので、ちょっとググってみた。

原発ゴミ最終処分、実現へ 世界初、フィンランドの施設を見る
朝日新聞 2013年1月24日

 北欧フィンランドで、高レベル放射性廃棄物である原発の使用済み燃料を400メートル以深の地下に埋める民間最終処分場計画が大詰めの段階を迎えた。昨年末に建設許可が申請され、同国の審査が順調に進めば来年6月に建設を始める。2020年操業が目標だ「トイレなきマンション」という原発の課題を世界で初めて乗り越えることになる

 処分場の予定地はフィンランドの首都ヘルシンキから北西へ250キロのバルト海に浮かぶオルキルオト島にある。車で約4時間、雪に覆われた景色を見続けながら現地に入った。

 すぐ近くに同国の電力会社「TVO」のオルキルオト原発1、2号機(沸騰水型、出力各86万キロワット)が運転している。さらに、最新型の3号機(加圧水型、同160万キロワット)が建設中。東芝や三菱重工業が参加している4号機の建設準備も進められている。

 処分場は、別の地域にあるフォルトゥム社のロビーサ原発1、2号機(加圧水型、出力各48・8万キロワット)と合わせて、計6基の運転で出る9千トンの使用済み燃料を埋める予定だ。

 日本記者クラブ取材団の一員として、試験施設「オンカロ」に入った。オンカロとは「洞窟」という意味だが、2004年に着工した人工トンネルだ。照明に照らされた坑道(高さ5・8メートル、幅6メートル)が続く。傾斜は1キロで100メートル下がる。壁は岩がむき出しで緩やかな斜面が暗闇に吸い込まれていく。最深部の420メートルまでは車で15分ほどかかる。


 ●「活断層はない」

 処分場を運営するポシバ社の地質学の専門家で地元で生まれたトーマス・ペレさん(31)は「周辺で地震があった記憶はない。プレート境界からも離れているし、活断層もないと考えている」と話した。

 フィンランドはスカンディナビア全体を覆っている極めて古い地層の真ん中にある。堆積(たいせき)岩ではなくて19億年前に形成された結晶質の岩石だ。火山や地震活動はほとんどないという。

 ポシバ社は昨年12月28日に建設許可申請を政府に出した。規制機関の審査は1年半ほどで終わるとみられ、20年の操業は計画通りにできそうという。使用済み燃料の処分場はスウェーデンでも建設が決まっているが、25年の試験操業を目標にしており、フィンランドが先行する。

 オンカロの最深部では、水平方向に二つの坑道が掘られ、さらに三つの縦穴が掘られていた。模擬でつくられた穴だが、操業が始まればこうした縦穴に金属製の筒に入れた使用済み燃料を順次埋めていく。

 処分場の坑道の長さは最終的には計40キロになる。2100年に事業が終われば、全て埋め戻され、人間社会から隔離される。


 ●安全性に異論も

 ポシバ社によると6万年後には再び氷河期を迎えると予想され、氷の厚さは2キロにもなる。その重さでこの一帯はある程度沈む。放射能が自然減衰によって無害化される10万年後には、氷が溶けて再び持ち上がる。その際に、地表に近い部分では断層ができたり割れ目が出来たりすると考えられているが、深い部分は大きな変化があるとは考えられていないという。

 10万年後まで安全性を保証できるかには異論もある。オンカロを題材に処分の安全性を問うドキュメンタリー映画「10万年後の安全」のミケル・マッセン監督は「とてつもない長い期間の問題。将来の世代に残す是非を多くの人に考えてもらいたかった」と話す。

 日本は使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出す政策を進めてきた。その過程で出る高レベル放射性廃棄物を、しっかりした岩盤を探して埋めるという方策だ。処分場の公募は02年に始まったが、立候補している自治体はない。

 日本は世界でもまれにみる地震や火山活動が活発な国だ。日本学術会議は千年・万年単位で地下に処分するリスクについて技術や社会的合意形成がなされていないとし、使用済み燃料は地上に暫定保管することを提言している。


 ●原子力推進の方針は転換

 オルキルオト原発の立地自治体で、使用済み燃料最終処分場も受け入れたエウラヨキ市(人口6千人)のヒーティオ市長は「原発を受け入れた地域として責任がある」と話す。

 ただ、住民からは「これ以上、原発も最終処分場も造ってほしくない」といった声も聞いた。

 フィンランドはロシアからのエネルギー輸入に依存している。石炭や石油の9割を輸入している。原発でこの依存から抜け出そうとしてきたが、最終処分場が実現できるめどがたったからといって、今後も原子力を選択するわけではない。

 フィンランドは、東京電力福島第一原発事故が起きた後、11年4月に6政党の連立政権になった。政権内ではその前年に認めたオルキルオト原発4号機と、フェンノボイマ社がピュハヨキに新規立地する2基の建設計画以外で原発を新設しないという方針を決めた。

 同国のニーニスト環境相は福島第一原発事故の影響について「エネルギーの問題は世界的にも見直されている。フィンランドでも原発は減らしていくべきだと思っている」と強調した。

 計画中の原発も問題を抱えている。オルキルオト原発3号機の建設工事は管理態勢の問題などで遅れ、09年の完成予定は15年にずれ込んだ。TVOは「最近になって安全システム上の問題が出てきた」とし、さらに遅れる可能性がある。

 フェンノボイマ社の計画でも、使用済み燃料の処分場は決まっておらず、確保できなければ建設は断念せざるを得ない。ドイツの企業が出資していることから、フィンランド国内での処分を疑問視する声もあったが、昨秋にはこのドイツ企業自体が計画からの撤収を発表。先行きが見えなくなっている。




まとめると、2004年から16年かけて作って2020年に操業予定。9千トンの使用済み燃料を順次埋めていって、2100年から10万年隔離するという「スペクタクル」と言う言葉が似合う事業ですね。

トイレなきマンションの課題を超えてるか?って感じですが。

2004年から、2100年の一世紀近くの時間と労力を使って、その後は100、000年放置プレイ。

言ってしまうと危険な物を穴掘って埋めてしまうだけの話ですが、企業が管理出来るレベルの話ではないというのが印象です。

大体、人間と言う種が存続できるかも怪しい時間ですし。

日本の使用済み核燃料だけで、14,870トンと言われていて、フィンランドの「オンカロ」の収容能力をすでに超えている。

それとは別に、放射性廃棄物がたんまりあるようだ。

日本ではほぼ無理な処理方法ですし、ましてや電力会社で何とかできるレベルを超えている事業ですしね。
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Posted at 2013/11/02 14:20:22

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