違法…でも便利“手作り橋”に行政がNO!!
地域住民が自ら作り頻繁に利用している小さな橋は、行政から「撤去せよ」と警告が出ている違法な橋だという。地域住民による手作り橋は、土管とベニヤ板、鉄パイプで作られていた。この橋は、八王子市にある北浅川にかかっている。この手作り橋の上流300m先には、陵北大橋という立派で大きな橋がある。しかし住民の多くは、手作り橋を利用している。この橋は大幡町会の会費で作られた物。
川を渡った先にある、郵便局やバス停、八王子駅方面まで、手作り橋を利用すれば400mのところを、陵北大橋を使用すると3倍の1200mになる。実際に歩いて時間を測ってみると、手作り橋を利用すると4分、利用しないと15分もかかった。大畑町会にも最寄りのバス停があるが、八王子方面に出かける場合、往復で100円多くかかるという。しかしこの橋には問題があり、年に3~4回大雨で流されてしまうという。地域住民は流される度に3~40人で作り直すという。さらにもう1つ、河川法に違反しているというのだ。そのため、東京都は3年前橋を作った住民に「橋を撤去」するよう警告していた。しかしこの場所には江戸時代から橋はあったと住民は言い、旅人の安全を祈願するために建てられた「馬頭観音地蔵」もあった。しかし河川法が施行され、橋を作るには河川管理者の認可が必要になり、さらに周辺の住宅地開発に伴い陵北大橋を設置。しかし住民は手作り橋を流される度に作り直しているという。
このままでは手作り橋を作った住民は河川法違反の可能性があり、罰則が与えられる。河川管理者の東京都南多摩西部建設事務所の回答は「河川法の許可を受けていない橋であることを確認したので現状に回復するうようお話をし看板を設置しました 河川法に違反しているのでこれを認めることはできません」とのことだった。
これ見て思ったのですが、みんカラでも話題になってる「鬼キャン」問題とダブってしまいました。
橋は地域住民とってとても便利なものと言うのはとても解ります。
ちょっとした氾濫で流されしまうベニヤ板(横幅1mくらい)をただ繋げただけの橋の上を自転車・スクーターが行き来する。
夜は街灯一つない真っ暗な川の上に、ただベニヤ板が敷かれただけの転倒防止の柵もない橋を皆さん渡っている。
もしこの橋の上で事故が起きた場合、だれが責任取るんですか?
批判は間違いなく、河川を管理している都にも降りかかりますよね?
もしこんな危険な橋を許可する前例を作ったら、同じようなものが後から後から出来ますよ?
そして、川が反乱し流されたこれらの橋の残骸で被害が拡大したらどうしますか?
こう言った危険を取り払うのが法律です。
一般人の浅はかな知恵を補完するために。
まだこの橋は危険ではありますが、地域住民の役に立っているので言い分は理解できます。
ですが、「鬼キャン」は本人の自己満足のみで何ら正当化出来るものはありません。
それでも、自己責任とか責任が取れると思っている人には正直車には乗ってもらいたくないです。
事故その物が違法改造に起因する場合は、任意保険が出ない可能性があります。
使用者に明らかな規約違反があるにお金出す仏のような保険屋さんあったら教えてほしいものです。
この時点で、無保険車とほぼ同じ扱いですよね。
勘違いしている人が多いですが、自賠責保険はあくまで被害者を最低限の救済を目的とした仕組みで加害者を助ける物ではありません。
自賠責では加害者はもちろん被害者への保証が足りないから、任意保険に入るのです。
被害者への保証も、自賠責では決して高いとは言えません。
人一人殺して、3000万円。重度の障害で一生介護を受ける体にしても、4000万円。
限度額と補償内容
想像力が大きく欠落していなければ、誰もが考えますよね。
自分の大切な人が、自己満足の違法改造車に轢かれて、保証も満足にしてもらえなかったら・・・と。
Posted at 2013/06/21 17:13:28 | |
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