第6回 「誰のおかげでメシが食えているんだ!」という勘違い
2013/09/12
給料袋を持って帰ってくる行為に、父の威厳を見出す人たちもいます。しかし、その給料、本当に自分ひとりで稼いだと言えるんでしょうか?父親だけが家族を養っているんでしょうか?
給料袋を持って帰ってくるとエライ?
男性が働いてメシを食わせていて、家族は「だから父ちゃんはエライ」って父親を持ち上げるという文化が昭和のころにはあった、というイメージがあるじゃないですか。
それで父親も父親で、家族の中で諍(いさか)いがあると、「誰のおかげでメシが食えると思っているんだ!」って伝家の宝刀を振りかざして黙らせる、みたいな。
でも、あれってすごくおかしくないですか。
「給料袋がなくなって、銀行振り込みになってから、日本の父親の威厳が失墜した」と言っている人がときどきいます。もちろん昭和の人です。
一瞬説得力がありそうに思えますが、ちょっと待ってください。
父親が「オレが稼いできたお金だぞ」と札束の入った給料袋を母親に差し出し、威張っている姿を見て、子どもは父親に「威厳」を感じていたということですが、その理屈、ツッコミどころ満載です。
たしかに父親は家族の代表として会社に行き、仕事をし、給料を受け取ってはいたんでしょうけれど、家族がいなければ安心して仕事に集中できなかったはずです。
母親が家のことをやってくれているからこそ…
母親が、おいしい料理を作ってくれたり、Yシャツを洗濯してきれいにアイロン掛けまでしてくれていたり、家の中の整理整頓・掃除をしてくれていたり、子どもたちの面倒を見ていてくれたりするからこそ、安心して仕事に打ち込めたのでしょう。
給料袋に入っている札束は、父親ひとりの力で稼いだものではありません。
家族みんなの力で得たものです。
サッカーにたとえれば、たしかに点をとったのはフォワードだけど、アシストしたミッドフィルダーがいたり、しっかり守備を固めてくれたディフェンダーがいたりしたみたいなこと。
それなのに、自分一人の手柄だと思って給料袋を差し出す父親って、ちょっと大人げないですよね。
この理屈の延長線上に、共働き夫婦で、より多く稼いでいるほうがエライみたいな話があります。さらには稼ぎの少ないほうが家事を多く分担すべきみたいな理屈もあります。
……そうじゃなくて、どうやって役割分担すれば、家族としての力を最大限に発揮できるかという発想が大事でしょう。
高度成長期において、専業主婦という人たちは、自分は守備に徹して、男を徹底的にゴール前に張り付かせて点をとらせる戦略を選んだのでしょう。高度成長期はとにかく働けば給料がドンドン上がる時代でしたから。
さらに、「あなたのおかげで…」なんて男をおだてて持ち上げることで、もっと成果をあげさせようとしたんでしょうね。
男をおだてて持ち上げるのも作戦?
そもそも生活の糧を求めて、外をさまよい歩くというのは、アリやハチの社会でいえば下っ端のする仕事。働きアリや働きバチが、女王アリや女王バチに向かって「誰のおかげで…」なんて絶対に言わないでしょう。
毎日せっせと仕事して、その代わりに家ではおいしいものを食べさせてもらえて、ゆっくり安心して眠れる環境が整えられているだけであって。「外で稼いできているオレ様がエライ!」って発想は、ほんとはあべこべなんですよね。
ということを踏まえたうえで、男をおだててあげるだけの心の余裕があったら、おだててあげてください。
頼られるとがんばっちゃうって習性が、たいていの男性にはありますから。
その習性を利用しない手はありません。
家庭と言うのは、社会の縮図だと思う。
協調性が低い日本独特の「和」の心が足りない子供たち増えたのは家庭そのものが薄くなっているからではないのだろうか?
バカッター問題も「個」しか理解で出来ない子供が増えたからでは?
「和」を理解していたら、ありえない問題と思う。
昔ながらの、父親ががんばって仕事をして、母親が家庭や子供たちを守るという環境を否定して「アリの社会」まで例えに出しているこの文章はとても気持ちが悪いと感じる。
男女平等ではなく、女性が上から目線の締めくくりから見ると、マスゴミが持ち上げて止まないキャリアウーマン気取りなのではないかと思いますが。
まあ、確かにこの文章に出てくる勘違いしている「昭和のオヤジ」に異論はないです。
マスコミはこぞって職場や社会の性差別と男女平等を訴え、バリバリ働くキャリアウーマン像を作り上げ、女性の社会進出を声高らかに謳う。
その反面、男性に家事を押しつけ、イクメンなどと言う言葉を使って、洗脳しようとしている。
もちろん、父親が子育てを手伝うのは当たり前の話だが、なんかやりすぎ感がある。
なぜそこまでして女性を働かせようと洗脳じみたことをマスコミはするのか?と最近疑問に思っていた。
自分はあまり見ないですが、日本の理想の家庭は、「サザエさん」なのだと感じる。
確かに、たまに見るとなんとなく「ホッと」する。
父親は、「威厳」と「威張る」を勘違いせずにしっかり大黒柱として存在感を示し、母親は大きな懐で家族を包む。
だからこそ、日本を代表する長寿アニメに君臨しているのでしょう。
男女差別するなというけど、女性と男性は明確に違うと私は思う。
父親は、母親にはなれない。
子供を産むことは出来ないし、子供にとって母親はやはり特別な存在なのだと、子育てをしてつくづく思う。
働きたい女性を否定するつもりはないが、女性が働かなければならないという風潮に誘導するマスコミは何を目指しているのだろう?
確かに経済的な理由から働かざるを得ない場合は理解できるが、物質的な豊かさやキャリアを理由に子供を置き去りしてまで働くように誘導するのはいかがなものか?
母親が子供を育てるのは、立派な仕事だと私は思う。
次世代の日本を背負って立つ子供をしっかり育てる大切な仕事です。
そして、母親にしか出来ない仕事と私は感じます。
なぜ、こんな大事な仕事を経済を理由におざなりにさせ、子供から母親を取り上げるようなことを平然とすすめるのだろう?
もしかして、日本人の民度や競争力を下げる工作?まさかね・・・。思い過ごしすぎるのかもしれないが・・・。
でも、もしそうだとしたら成功していると言えるでしょう。
Posted at 2013/09/25 17:12:50 | |
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