右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ
キリストの有名な言葉です。
良く戦争の話題とかで出てきますね。
自分もこの記事を読む前は勘違いしていたのですが、この言葉決して「無抵抗」を意味していないのです。
人間の90%は、右利きです。
ですから、普通は右手で殴ったら左頬になるはずです。
ですが、始まりはなぜか右頬です。
この答えは、右手の甲で相手の左頬を打つからです。
古代のユダヤ世界では、非常に相手を侮辱する行為で、自分より「階級・地位」が下である者に対してのみ行うことが許されていたと言う。
この侮辱する行為に対して右頬を差し出す行為の意味は、振り上げた右腕で右頬を打つことになり、この行為は逆に「自分と対等だとみなすこと」となると言うのです。
つまり、自分を侮辱した相手に、侮辱させないと言う強い意思表示。暴力ではない「強い抵抗」を意味するという。
やられっぱなしではなく、抵抗する意思を示すことを表す言葉が本来の意味となるそうです。
ガンジーの非暴力・非服従も良く話題にあがりますが、「悪法には従わないが、法を破った以上は甘んじて罰を受ける」というものです。
元々イギリスの弁護士であったガンジーは間違った法には従わないけれど、法を破った以上は抵抗せず罰を受けるというもの。
また、ガンジーは非暴力は暴力より優れていると言いましたが、臆病よりも暴力の方がマシとも言ってます。
戦うことを恐れるあまり、愚かな行為を取るぐらいなら、暴力の方がまだマシということ。
戦わないということを選択するのは愚かなことだってことですよね。
日本はやっと「戦う」と言う意思表示を世界に示すことが出来たということになります。
今までが国家として歪な状態だったのですが、やっと先進国として役割を果たすことを時代が求めているということですね。
実際戦うかどうかは、これからの安保法制の出来上がり次第です。
ここが一番重要なのに、戦争法案とか徴兵制度とか妄想を膨らませてまで、戦う戦わないなんて言う不毛で低レベルな議論は止めて、日本はどういう時に力を行使するのかを話しあいましょうよ。
Posted at 2015/09/30 00:51:26 | |
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