308SW に乗り換えてもうすぐ5ヶ月になりますが、走行距離は2,200kmであまり伸びていません。
それでも高速道路を利用して栃木県の佐野や伊豆高原に遊びに行き、一般道、高速道路、山道(伊豆スカイライン)をひと通り走りました。そうした中で感じたことです。
まずは良かったところ。
デザイン
206 の他に、デザインで欲しいと思わせる数少ない車です。初期型のコッテリした顔も好きですが、後期型のスッキリしてスマートな顔も気に入っています。
横から見たシルエットも国産車のロールーフ系ミニバンにありがちな間延びした感じがありません。
コーナリング
ドイツのゴールデンステアリング賞をとっただけあり、非常に気持ちよく曲がっていきます。特に首都高速の急なコーナーが楽しく思えるほどよく曲がります。前車の206ではコーナー中のギャップで跳ねて横っ飛びするようなところでも全く不安感なく、何事も無かったように安定しています。
パワステが電動式ではなく、電動油圧式であることも気持ちよさに繋がっていると思います。
エンジンとAT6
ターボのおかげて1.6リットルとは思えないほどトルクがあります。また、AT6もダイレクト感があり自分好みのトランスミッションです。私は206に搭載されていたAL4のダイレクト感がとても好きだったのですが、AT6はAL4ほどのダイレクト感はないものの、変速はスムースで滑る感じもあまりなく十分に満足できます。
思いっきりアクセルを踏んで発進すると、シートにグゥっと押し付けられる程の加速をします。206よりも0-100km/hの加速が速いのでは?と思うほどです。
1速はかなり滑らしている感じがしますが、2速以上ではロックアップする時間が長いようで、ダイレクト感が高まります。特に2速ではダイレクトかつ力強く、非常に気持ちよく加速できます。
ブレーキの効き
308SW は大人数と大きな荷物を想定しているのか、ブレーキが素晴らしくよく効きます。思い切りブレーキを踏まなくても十分な制動力が得られるので、安心できます。
静寂性
206と比べてですが、非常に静かに感じます。特に高速道路をそこそこの速度で飛ばしていると、206ではうるさくて疲れるほどでしたが、308SWでは2列目の人とゆったり話せる程の静寂性があります。
エンジンを掛けるときも室内にはあまりセルモーターの音が聞こえません。初めて308に乗った時にはこれがすごく驚きでした。
エンジンの回転数が2500rpmを超えると、室内にエンジン音がそれなりに聞こえてきますが、人によってはうるさく感じるかもしれません。100km/hで流しているときは2250rpmなのでとても静かですが、3000rpmを超えるとそれなりに賑やかになります。
室内の広さ
全幅が1820mmもあるだけあって、室内の横方向はかなりゆったりしています。運転席とドアの間にも十分な空間があり、側面衝突時の安全性を感じます。
2列目のシートは3席独立式ですが、一つ一つのシートが十分な広さをもっているので、チャイルドシートを横に並べることが可能です。しかも2列目は3席とも iso-fix のアンカーを装備しているのでとても助かります。
乗り心地
結構固めの乗り心地ですが、206と比べるとショックの角がまるく、ガツンとくる衝撃はほとんどありません。
しかし、206は100km/hを超すほどに高速走行時のフラット感がよくなり、路面にビタっと張り付いたような走りをしていましたが、今のところ308SWはそこまでのフラット感がありません。206も最初はそこまでのフラット感はなかったと思うので、今後走行距離が伸びてフラット感が増すことを期待しています。
206は5万kmを超えてリアショックがかなり抜けていましたが、全く不安定になることなく、逆に乗り心地がよくなっていきました。プジョーはそれぐらいの距離を走って初めて本領を発揮するようです。
メモリー機能付きシート
レザーパッケージのシートには運転席の姿勢とミラーの角度を2つまで記録できます。この車は私と妻が運転するので、それぞれの好みの姿勢をすぐにとれるのは非常に嬉しいです。これで仮眠をとった後に今までの姿勢がわからなくなって元に戻すのに手間取るということがなくなります。
シートヒーター
寒い冬に乗るとシートヒーターのありがたさが身にしみます。エアコンのヒーターはエンジンが十分に温まらないと室温を上げられないので、走りだして暫くは寒さで体が震えますが、シートヒーターがあるとすぐに体を温めることができます。
バイキセノンライトとAFS
今までハロゲンライトの車しか乗ったことがありませんでしたが、キセノンライトの明るさと見やすさに感激しました。
また、この車にはAFSが装備されているので、ステアリングをきるとライトがキュッキュッと回転します。最初は嬉しくなってついつい蛇行してしまいました。
ただ、AFSはそれほど内側を照らしてくれるわけではないので、コーナリングライトに比べると効果は少ないと思います。
ガラスルーフ
ガラスルーフのおかげて、2列目に座っている時の開放感は素晴らしいです。運転席では直接恩恵がありませんが、室内が明るくなると気分も明るくなって、出かけるのが楽しくなります。でも、あまりに広すぎて赤ちゃんを乗せていると昼間は全開にできないのが残念です。もう少し子供が大きくなればもっと開けられるので、その時が楽しみです。
燃費
プジョーのカタログ燃費はあまり良くないのですが、実燃費がカタログ燃費を超えることも珍しくありません。特に高速走行時の燃費は非常によく、90km/hで流していると平均燃費が20km/lに近づきます。しかし、都市部では燃費が悪く、9km/lほどに落ちます。
それでも206より重くなって大体同じ燃費なので、かなり燃費が改善されているのだと思います。
伊豆高原に行ったときはコンピュータの平均燃費が13.4km/lでした。伊豆スカイラインでかなりアクセルを踏んでいたので、海外線を流して帰ってくると14.0km/lを超えていたかも知れません。
Posted at 2013/05/17 02:13:25 | |
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