黒部ダム編からの続きです。
3日目の朝は少し雲があるくらいで快晴でした。直前まで3連休は曇りと雨の予報だったので、天気が崩れなくて良かったです。
寝坊気味に起きて、朝食を食べてから一風呂浴びてチェックアウトしようと思っていると、ゆっくりしすぎたようでお風呂が終わってしまいました。残念!!
さらにチェックアウトする頃には雲が増えてきたので、急ぎ新穂高ロープウェイに行きました。山の天気は変わりやすいので油断できません。
新穂高ロープウェイは国内で唯一の2階建ゴンドラが有名で、一度は乗りたいと思っていました。奥さんは20年ぐらい前に一度来たことがあるそうですが、その時は濃霧により数メートル先の木も見えない真っ白な世界を堪能したそうで、駐車場に着いた時点で景色が見えることに感動しておりました。
ロープウェイは2つあるのですが、料金があまり変わらないので、高低差を楽しむために両方乗ることにしました。
まずは第1ロープウェイに乗ります。こちらは普通のゴンドラですが、最大傾斜38度という急勾配を登っていくので、絶叫アトラクションのような趣があります。
第1ロープウェイは短く、4分ほどで中腹のしらかば平駅に到着です。ロープウェイの乗り継ぎ時間は15分あるのでしばらく乗り場に並んで待っていると、2階建のゴンドラが降りてきました。
ゴンドラにはまず2階に案内し、2階が一杯になったら1階に案内という方式でした。自分達は第1ロープウェイで最後の方に乗って外が見られませんでしたが、降りる時は先だったので第2ロープウェイでは前の方に並ぶことができました。お陰で2階の見晴らしが良い位置に乗ることができました。
第2ロープウェイは少し長めで7分かけて西穂高駅に到着です。ゴンドラが大きいためか、鉄塔を通過した時の揺れがこれまでに乗ったことがあるロープウェイに比べてとても大きく、こちらも絶叫アトラクションでした。
西穂高駅に着くと、真っ先に屋上展望台に登ります。展望台からは穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、焼岳、ちょっとだけ乗鞍岳と、北アルプスの山々が見渡せる大パノラマが広がっていました。
暫し山を見ながらゆったりとしていましたが、子供たちは山より団子、アイスクリームに夢中でした。成長しても新穂高ロープウェイに乗ったことを覚えててくれると良いのですが、食べ物の記憶しか残ってないのではと心配です。
写真を撮ったり、望遠鏡で穂高岳に登頂してる人を観察したりと1時間ほど展望台で過ごしていると、段々と雲が出てきてしまいました。気がつけばお昼になっていたので、中腹のしらかば平駅まで降りました。
しらかば平駅では飛騨牛の串焼き、飛騨牛のメンチカツ、飛騨牛のコロッケと、飛騨牛を堪能しました。お腹がいっぱいになったところで、足湯に浸かってまた一休み。
そうこうしてる間にポツポツと雨も降ってきたので駐車場に戻ることにしました。駐車場まで戻ってきたところで、さっきまでいた屋上展望台ライブカメラの映像を見てみると、そこは真っ白な世界に変わっていました。
車に戻るとすでに15時を過ぎていたので、観光は終わりにして甲府まで戻ることにしました。レンタカーのお店は19時に閉店するので、それまでにプジョー甲府で308SWを受け取ってプリウスを返さなければいけません。名残惜しいですが昨日通った国道158号線を下って帰りました。
松本インターから高速道路に乗り、諏訪S.A.でちょっと休憩した後はノンストップでプジョー甲府まで移動しました。プジョー甲府の営業時間は18時半までですが、閉店30分前に到着できました。
修理内容の説明を受けると、イグニッションコイルの不良による失火が原因とのことでした。しかし、新品の在庫がなく入荷まで数日かかるところ、緊急的処置でお店で検証用に使っていたものに交換して東京まで戻れるようにしてくださいました。さらに、新品ではないので部品はいただきませんと言って、技術料の3,888円だけの請求という、まさに神対応でした。
急な持ち込み修理で、しかも東京まで戻れるよう配慮していだだき、ありがたくてもう甲府に足を向けて寝れません。
レンタカーの返却まで時間がないので、急ぎ荷物と子供たちを308SWに乗せ替え、プジョー甲府を後にしました。
レンタカーのお店までの道のりでは、2日間で400キロ以上を走り、すっかり相棒の様に思えたプリウスとの別れを寂しく思いました。
新型プリウスは良くなったという記事を目にしていましたが、自分で運転して確かにいい車だなと実感しました。今回の旅行では山道が多く、アクセルも遠慮せずにガンガン開けていましたが、燃費は24km/lとプジョーに比べると驚異的な省燃費でした。プリウス恐るべし。
といっても、乗り換えるかと言われればNoです。後席が狭く、今の子供達だけでぎゅうぎゅうだっので、これからまだ大きくなることを考えると我が家には小さいのです。
今回はトラブルのためにプリウスでの旅行となりましたが、最新の車の進化を感じる良い機会となりました。
自分の車に乗り換えて、まだ中央道は小仏トンネルの渋滞が続いているようだったので、最後に温泉に入って帰ることにしました。久しぶりに「ほったらかし温泉」に行こうかと考えましたが、もう一つ夜景が評判の「みたまの湯」に行ってみることにしました。
小高い丘の上に建っているので、眼下に広がる甲府の夜景を眺めながら入る温泉は、色々あった旅行の締めくくりとしても最高でした。評判通りおススメです。
帰りは中央道の渋滞も10分と短くなっていたので、ほぼ快適な家路となりました。日付が変わる直前に家に帰り着き、悪いことも良いことも盛りだくさんだった旅行はおしまいです。
この旅行のことは一生忘れないと思います。
Posted at 2018/09/27 00:27:09 | |
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