07Ｓ耐第４戦（富士）決勝（その３）

オーリンズランサーは
３回目の給油をするだけのマージンを
インプレッサに対し築くことができなかった

計算上ゴールまでギリッギリの燃料

チーム監督とチーフメカさんは祈る思いで
最終コーナーから現れるオーリンズランサーを待つ

ゴールまで残り４分

残りの燃料で２周できれば勝ち

残り２分というところで
オーリンズランサーに提示される
ピットサイン

２位に３２秒先行
どんなに短時間の給油でも
ピットロードを走行するロスタイムで
逆転される可能性の高い数字

前回の給油から４０周目の走行
あと１～２周走るだけの燃料が残っているのか？

何事もなかったかのように
トップでチェッカーを受けた
オーリンズランサー

３位でチェッカーを受けた
ＺＥＬＳエボワゴン

場内放送はワゴンの速さを称えるコメントを
しきりに連発していた

表彰台真ん中
オーリンズランサーの
木下選手と中谷選手

｢横綱相撲でしたね｣とのインタビューに
｢そうですね｣と答えるしかないが
レースで横綱相撲なんて実は殆ど無いはず

３０秒のペナルティを受けながら
見事３位表彰台をゲットした
西村選手と菊地選手

ワゴンのパフォーマンスを存分に見せつけてくれました